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履歴書の「NG」例。これ一つで不合格? 転職者が避けるべきマナー違反

keireki0530
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転職活動(中途採用)において、履歴書はあなたの第一印象を決定づける、非常に重要な「公的な応募書類」です。採用担当者は、そこに書かれた職務経歴やスキルといった「内容」だけでなく、その「作成・提出のマナー」も厳しくチェックしています。

新卒採用とは異なり、中途採用では応募者に「社会人としての常識」や「ビジネスマナー」が備わっていることが前提とされます。

「たった一つのミス」であっても、それが基本的なNGマナーであれば、「仕事が雑なのでは」「注意力が不足している」「入社意欲が低い」といった、致命的なマイナス評価に繋がる可能性があります。

ここでは、転職者が「常識がない」と判断されないために、必ず押さえておくべき履歴書の「NG例」を、作成から提出まで徹底的に解説します。


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1. 【NGレベル:致命的】一発で不合格になる可能性のあるNG

これらは、あなたの「信頼性」そのものを失わせる、最も避けるべきミスです。

NG1:誤字脱字・抜け字

  • なぜNGか:「注意力が不足している」「仕事が雑だ」という印象に直結します。履歴書という重要な書類でミスを犯す人は、「入社後の実際の業務でも、重要な確認を怠り、ミスをするのではないか」という強い不安を採用担当者に与えます。

NG2:修正液・二重線・塗りつぶし

  • なぜNGか:公的な応募書類において、「修正」は原則としてマナー違反です。修正跡のある履歴書は、「書き直す手間を惜しんだ」=「入社意欲(志望度)が低い」と判断されます。手書きの場合は、一文字でも間違えたら、必ず新しい用紙に書き直すのが鉄則です。

NG3:証明写真のNG(自撮り・スナップ写真・私服・古い写真)

  • なぜNGか:履歴書の写真は、TPO(時・場所・場合)をわきまえているかを判断する材料です。スナップ写真や自撮り写真、ラフな私服の写真は、社会人としての常識を疑われます。必ず、3ヶ月以内に撮影した、スーツ着用の清潔感のある「証明写真」を使います。

NG4:経歴詐称(学歴・職歴・資格を「盛る」)

  • なぜNGか:「短期間の職歴を隠す」「TOEICの点数を盛る」「大学中退を卒業と書く」といった行為は、単なるミスではなく「嘘」であり、「経歴詐称(けいれきさしょう)」にあたります。これは、採用担当者との信頼関係を根底から覆す行為です。入社後に発覚した場合、懲戒解雇の理由にもなり得ます。

NG5:応募先企業名の「間違い」

  • なぜNGか:これは、志望度が低いことの決定的な証拠となります。他の企業への応募書類を「使い回し」していることが露呈(ろてい)し、「自社への入社意欲は、その程度か」と判断され、その時点で選考対象から外される可能性が非常に高いです。

2. 【NGレベル:高】ビジネスマナーを疑われるNG

これらは、社会人としての「基本的な配慮」や「ルール」の理解度を問われる項目です。

NG1:年号(西暦・和暦)の「混在」

  • なぜNGか:「生年月日は和暦(昭和・平成)」なのに、「学歴・職歴欄は西暦」になっている、といった表記の「混在」が、最も避けるべき状態です。採用担当者が時系列を把握しにくくなり、「読み手への配慮が欠けている」と判断されます。必ずどちらか一方に「完璧に統一」します。

NG2:略称の使用(学校名・会社名・資格名)

  • なぜNGか:履歴書は公的書類です。「(株)」「〇〇高校」「英検」「普通免許」といった略称はNGです。「株式会社〇〇」「〇〇県立〇〇高等学校」「実用英語技能検定」「普通自動車第一種運転免許」のように、必ず「正式名称」で記載します。

NG3:「空欄」のまま提出

  • なぜNGか:記載することがない項目(例:「免許・資格」欄)を、空欄のまま提出するのは「記入漏れ(注意不足)」を疑われます。必ず「特になし」と記載します。ただし、**「本人希望欄」だけは例外で、「特になし」と書くと意欲が低いと見なされる可能性があります。ここは「貴社の規定に従います。」**と記載するのがマナーです。

NG4:「消せるボールペン」の使用(手書きの場合)

  • なぜNGか:修正液と同様に、公的書類の改ざんが容易であり、熱などで文字が消えてしまうリスクがあるため、ビジネスマナーとして絶対に使用してはいけません。必ず「消せない黒ボールペン」を使います。

3. 【NGレベル:中】熱意や配慮を疑われるNG

これらは、あなたの「志望度の高さ」や「思考力」を判断される項目です。

NG1:志望動機・自己PRの「使い回し」「例文丸写し」

  • なぜNGか:採用担当者は日々多くの書類を見ており、「どこかで見たような使い回しの文章だ」とすぐに見抜きます。「なぜ他社ではなく、自社なのか」が伝わらず、熱意が低いと判断されます。

NG2:文字が「小さすぎる(詰め込みすぎ)」

  • なぜNGか:アピールしたい内容が多いからと、枠内に小さな文字でぎっしり詰め込むのは逆効果です。採用担当者にとっては「読みにくい」だけであり、「要約能力がない」「読み手への配慮がない」と評価されます。

NG3:ネガティブな「退職理由」の記載

  • なぜNGか:職歴欄に「人間関係が理由で」「給与に不満があり」といったネガティブな理由を書く必要は一切ありません。これらは「他責的」と見なされます。「一身上の都合により退社」と記載し、詳細は面接で「前向きな言葉(例:キャリアアップのため)」に翻訳して伝える準備をします。

4. 【NGレベル:提出時】知らずに損する「提出マナー」のNG

書類の中身が完璧でも、最後の「提出」でマナー違反をすると台無しです。

ネット提出(メール・Web)のNG

  • × WordやExcelのまま送る→ **「PDF形式」**が必須です。相手の環境でレイアウトが崩れるのを防ぎます。
  • × ファイル名が「履歴書.pdf」→ **「履歴書(氏名)_日付.pdf」**など、誰の何の書類かが一目で分かるファイル名にする配慮が必須です。
  • × メール本文なし、スタンプ使用→ メール本文が「送付状」の代わりです。丁寧な挨拶と用件、署名を記載します。

郵送・手渡し(持参)のNG

  • × 書類を「折る」(三つ折り・四つ折り)→ 転職(中途採用)では、A4書類を**「折らない」**のが基本マナーです。
  • × 「茶封筒」の使用→ 事務的な茶封筒は避け、フォーマルな**「白色」**の封筒を使います。
  • × 「クリアファイル」に入れない→ 汚れ・折れ防止のため、**「無色透明のクリアファイル」**に入れるのが必須です。
  • × 手渡しなのに「封(のり付け)」をする→ 面接官がすぐ取り出せるよう、手渡しの場合は**「封をしない」**のがマナーです。

5. 結論。履歴書のNGとは「相手(読み手)への配慮の欠如」

履歴書に存在する様々な「NG(マナー違反)」は、単なる堅苦しい「決まりごと」ではありません。

その一つひとつが、**「読み手(採用担当者)への配慮」であり、「私は、あなたのために、これだけ丁寧な準備(仕事)ができる人間です」**という、あなたの信頼性を示す最初のアピールなのです。

この「配慮」の積み重ねが、書類選考を通過する確率を確実に高めることに繋がります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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