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履歴書の「見本(サンプル)」を探す方へ。丸写しNG!正しい書き方と活用法

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転職活動を始めるにあたり、履歴書の作成は多くの方が最初に取り組む準備の一つです。その際、「履歴書 見本」や「履歴書 サンプル」、「履歴書 記入例」といった言葉で、参考になる書き方を探される方は少なくありません。

「そもそも、何を書けばいいのか分からない」

「自分のこの書き方で、本当に合っているか不安だ」

こうした不安から、完成形の「見本」を見て、書き方のイメージを掴(つか)みたいと思うのは自然なことです。

しかし、その「見本」の使い方を間違えると、かえってあなたの評価を下げてしまう大きなリスクがあることをご存知でしょうか。

ここでは、履歴書の見本を「正しく」活用し、書類選K考を通過するための履歴書を作成する方法について、詳しく解説します。


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1. なぜ「見本(例文)」の丸写しは危険なのか

履歴書の「見本」を探す方の中には、特に「志望動機」や「自己PR」の書き方に悩まれ、具体的な「例文(サンプル)」を求めている場合が多くあります。

しかし、インターネット上にある例文を、そのまま、あるいは一部だけを書き換えて使用することは、絶対に避けるべきです。

その理由は、日々何百通という応募書類に目を通している採用担当者は、「使い回しの文章」をすぐに見抜くからです。

採用担当者にこう見られている

  • 「どこかで見たような内容だ」→ 多くの人が同じ見本(例文)を見ているため、内容が重複します。
  • 「熱意が低い(志望度が低い)」→ 自分の言葉で考える手間を惜しんだと判断されます。「他社でも良いのでは?」と思われた瞬間に、選考対象から外れます。
  • 「面接で答えられない」→ 書類選考を運良く通過できたとしても、面接では必ず「志望動機」について、より深く質問されます。見本を基に作成した志望動機は、ご自身の本心や経験に基づいていないため、具体的な回答ができず、結果として信頼を失います。

2. 「見本」から本当に学ぶべきこと

では、履歴書の「見本」は全く役に立たないのでしょうか。そんなことはありません。

見本は、「答え」として丸写しするものではなく、**「型(フォーマット)」や「ビジネスマナーとしてのルール」を学ぶための、優れた「教科書」**として活用すべきです。

履歴書の見本を見る際は、以下の3つのポイントに注目しましょう。

学ぶべき点1:全体のマナーとルール(外枠)

  • 日付:いつの日付か(「提出日」が正しい)
  • 年号:西暦か和暦か(履歴書全体で「統一」されているか)
  • 空欄:「特になし」「なし」などで、空欄が作られていないか
  • 誤字脱字:当然ながら、ないか
  • 写真:どのような写真か(スーツ着用、清潔感のある表情)

学ぶべき点2:各項目の「客観的な」書き方(ルール)

見本から「正しい書き方のルール」を学びます。

  • 学歴:いつから書いているか(中途採用は「高校卒業」からが一般的)
  • 職歴:会社の正式名称、「入社」「退社」の記載、「一身上の都合により」「現在に至る」「以上」といった決まった言葉の使い方
  • 資格:資格の「正式名称」での書き方(例:「英検2級」→「実用英語技能検定2級 合格」)

学ぶべき点3:「志望動機」「自己PR」の「構成(型)」

「例文」そのものではなく、**「どのように論理が組み立てられているか」**という「構成(型)」を学びます。

(評価される「型」の例)

  1. 結論(強み・志望理由):まず、アピールしたいこと(結論)を述べます。
  2. 根拠(具体的なエピソード):その結論に至った、前職での具体的なエピソード(事実)で裏付けします。
  3. 貢献(入社後の活かし方):その強みを、応募先企業で「どう活かして貢献できるか」で締めくくります。

3. 「見本」を「自分の履歴書」に活かすプロセス

見本から「型」と「ルール」を学んだら、いよいよご自身の履歴書を作成します。

ステップ1:雛形(テンプレート)を準備する

見本は、書き方の参考にするものであり、ご自身が入力する「雛形(テンプレート)」も必要です。インターネットから、WordやExcel形式のテンプレート(A4サイズ・転職者用が推奨されます)をダウンロードしましょう。

ステップ2:「客観的な情報」をルール通り入力する

見本から学んだ「ルール」に従い、ご自身の「氏名」「住所」「学歴」「職歴」「資格」といった「事実」を、正確に入力(または手書き)します。

ステップ3:「主観的な情報」をご自身の言葉で作成する

ここが最も重要です。

「志望動機」や「自己PR」は、**見本(例文)を見るのをやめ、**以下の2つだけを材料にして、ご自身の言葉で作成します。

  1. 応募先企業の「企業研究」(何を求め、どんな人材を欲しているか)
  2. ご自身の「経験の棚卸し」(自分は何ができ、何を貢献できるか)

見本から学んだ「構成(型)」を参考にしつつ、中身は必ず「ご自身の言葉」と「応募先企業への熱意」で埋めてください。


4. 結論。見本は「地図」、書くのは「あなた自身」

履歴書の「見本」は、応募書類という目的地にたどり着くための「地図」や「コンパス」のようなものです。

地図(見本)から「ルール」や「進むべき方向(型)」を学んだら、あとはご自身の足(=企業研究と自己分析)で歩き、ご自身の言葉で目的地(=採用担当者に響く履歴書)に到達する必要があります。

見本は「参考」にとどめ、あなた自身の「経験」と「熱意」が主役の履歴書を作成しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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