お役立ち情報
PR

履歴書の紙質は選考に影響する?適切な用紙選びで好印象を

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動において、履歴書をパソコンで作成し、ご自身で印刷して提出するケースが一般的になりました。その際、履歴書に記載する「内容」に細心の注意を払うのは当然ですが、「どのような紙に印刷するか」という「紙質」にまで意識を向けているでしょうか。履歴書は、応募者の経歴や熱意を伝えるだけでなく、その「モノ」としての状態が、応募者の丁寧さやビジネスマナーへの理解度を伝える第一印象の一部となります。ここでは、採用担当者に好印象を与える、履歴書に適した紙質選びのポイントについて解説いたします。

スポンサーリンク

履歴書の紙質はどの程度重要か

まず、履歴書の紙質そのものが、選考の合否を直接決定づけることはないと考えて良いでしょう。採用担当者が最も重視するのは、あくまでも応募者の経験、スキル、そして志望動機といった中身です。しかし、複数名の応募者が同程度の評価で並んだ場合、どうでしょうか。あまりにも薄く安価な印象の紙に印刷された履歴書と、適度な厚みと清潔感のある上質な紙に印刷された履歴書とでは、後者の方が「丁寧に準備している」「真剣さが伝わる」というポジティブな印象を与える可能性は否定できません。紙質への配慮は、応募者の細やかな気配りや、仕事の丁寧さを示す一つのメッセージとなり得るのです。

一般的なコピー用紙でも問題ないか

ご家庭やオフィスで一般的に使用されるコピー用紙(PPC用紙)に印刷することが、直ちにマナー違反となるわけではありません。しかし、一般的なコピー用紙は比較的薄手(坪量が64g/㎡程度)のものが多く、インクが裏写りしてしまったり、手に取った際にやや頼りない、安価な印象を与えてしまったりする可能性があります。もしコピー用紙を使用する場合は、その中でも「白色度が高い」ものや、少し「厚手(70g/㎡以上)」のものを選ぶといった配慮をすると良いでしょう。

転職活動におすすめの紙質とは

では、転職活動の履歴書として、より推奨される紙質とはどのようなものでしょうか。最もおすすめなのは、「履歴書専用紙」または「上質紙」と呼ばれるタイプの用紙です。文房具店や家電量販店のプリンター用紙コーナー、あるいはインターネット通販などで購入できます。「履歴書専用紙」は、その名の通り履歴書の印刷や手書きに適した紙質に調整されており、適度な厚みと白さを持っています。「上質紙」は、コピー用紙よりもワンランク上の紙で、表面が滑らかでインクのにじみが少なく、文字や顔写真が鮮明に印刷される特徴があります。これらを使用することで、清潔感としっかりとした印象を与えやすくなります。

適切な紙の「厚さ」と「白さ」の目安

具体的な紙質の目安として、「厚さ」と「白さ」が挙げられます。「厚さ」は、紙の重さを示す「坪量(g/㎡)」で判断できます。一般的なコピー用紙が64~68g/㎡程度であるのに対し、履歴書にはそれよりも厚手の「90g/㎡~120g/㎡」程度(一般的な紙厚で約0.12mm~0.15mm)がおすすめです。このくらいの厚みがあると、しっかりとした手触りで高級感があり、裏写りの心配もほとんどありません。「白さ」は、「白色度」という数値(%)で示されます。この数値が高いほど純粋な白に近くなります。清潔感が求められる履歴書には、「白色度90%以上」を目安に、できるだけクリアな白さの紙を選ぶと、文字とのコントラストがはっきりし、読みやすさも向上します。

履歴書にふさわしくない避けるべき紙質

良かれと思って選んだ紙質が、かえってマイナスの印象を与えてしまうケースもあります。履歴書にはふさわしくないため、避けるべき紙質を知っておくことも重要です。まず、クリーム色や青みがかった色紙、あるいは柄や地紋が入ったデザイン性の高い紙は、ビジネス文書として不適切です。必ず「無地の白」を選んでください。また、写真印刷用の「光沢紙(写真用紙)」は、表面がテカテカして文字が読みにくく、履歴書には絶対に使用してはいけません。環境に配慮した「再生紙」も、種類によってはグレーがかっていたり、紙質が粗かったりするため、清潔感が求められる応募書類としては避けた方が無難でしょう。

印刷する際の最終確認

どれほど良質な紙を選んでも、印刷そのものの品質が悪ければ、すべてが台無しになってしまいます。印刷が完了したら、インクのかすれやにじみ、トナーの汚れ、プリンターのローラー跡、紙の端の折れなどがないかを、必ず隅々まで厳しくチェックしてください。少しでも不備がある場合は、紙がもったいないと感じても、必ず新しい用紙に印刷し直すという丁寧さが、最終的な評価につながります。

まとめ。紙質は「丁寧さ」を伝えるメッセージ

履歴書の紙質選びは、応募書類の「内容」に比べれば小さなことかもしれません。しかし、その小さな配慮こそが、応募者の「丁寧な仕事ぶり」や「相手への敬意」を伝える、ささやかながらも有効なメッセージとなります。サイズはA4、適度な厚みと高い白色度を持つ上質な紙を選ぶことが、採用担当者に好印象を与えるための第一歩です。内容の充実はもちろんのこと、その「入れ物」である紙質にまで気を配り、万全の応募書類を準備しましょう。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました