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履歴書の「現在に至る」と「以上」。同じ行に書いても良い? 正しい位置と書き方

keireki0530
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転職活動で履歴書を作成する際、特に「在職中(現職)」の方が職歴欄をどう締めくくるかは、意外と迷いやすいポイントです。

最後の職歴を書いた後、「現在に至る」と「以上」という二つの言葉が出てきますが、「これらは同じ行に書いても良いのか?」「正しい位置(レイOSアウト)はどこか?」と悩む方は少なくありません。

採用担当者は、このような細かな「ビジネスマナー」や「書類作成のルール」からも、あなたの「仕事の丁寧さ」や「注意力」を見ています。

ここでは、採用担当者に「この人はマナーを知っている」という好印象を与えるための、正しい書き方について詳しく解説します。


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1. 結論:「現在に至る」と「以上」は「同じ行」に書かない

まず結論から言いますと、「現在に至る」と「以上」を同じ行に書くのは、正しい書き方ではありません。

この二つの言葉は、それぞれ異なる役割を持っており、記載する「行」も「位置」も明確に決まっています。

2. 「現在に至る」と「以上」の役割

この二つの言葉が、履歴書でどのような役割を持っているかを理解しましょう。

  • 「現在に至る(げんざいにいたる)」→ 職歴欄に記載した**最後の会社に、今も在籍している(=在職中である)**ことを示すための言葉です。
  • 「以上(いじょう)」→ **「私の職歴は、ここで終わりです」**と、職歴欄の「締めくくり」を明確に示すための記号です。これは、在職中の場合でも、すでに退職済みの場合でも、必ず最後に記載します。

3. 【最重要】「現在に至る」と「以上」の正しい書き方(位置)

この二つの言葉は、**必ず「別々の行」**に、**異なる「位置(アラインメント)」**で記載するのが、ビジネスマナーとしての絶対のルールです。

1. 「現在に至る」の書き方

最後の職歴(現在勤務している会社)の「入社」情報や「担当業務」を記載した、**「次の行」に書きます。

位置は、「左寄せ」**で記載します。

2. 「以上」の書き方

「現在に至る」を記載した、**「さらに次の行」に書きます。

位置は、「右寄せ」**で記載します。

職歴欄の正しい記載例(在職中の場合)

(学歴)

((学歴を記載))

(職歴)

2015年 4月 株式会社〇〇 入社

営業部に配属(〇〇業務に従事)

2020年 4月 営業部 主任に昇格

(メンバー〇名の指導、およびチームの進捗管理を担当)

現在に至る

以上

(※「現在に至る」は左寄せ、「以上」は次の行の右寄せです)


4. なぜ「同じ行」に書いてはいけないのか

もし、この二つを「現在に至る 以上」と一行にまとめてしまったり、両方とも左寄せで記載したりすると、採用担当者からは「履歴書の基本的な書き方(ルール)を知らない」「仕事が雑なのではないか」といった、マイナスの印象を持たれる可能性があります。

「左寄せの現在に至る」と「右寄せの以上」は、履歴書というビジネス文書の「型(かた)」として、セットで覚えておく必要があります。

5. (比較)すでに「退職済み」の場合の書き方

ちなみに、すでに現職を「退職済み」の場合は、「現在に至る」は使いません。

その場合は、最後の職歴に「退社(退職)理由」を記載し、その「次の行」の右端に「以上」と書きます。

職歴欄の記載例(退職済みの場合)

(職歴)

2015年 4月 株式会社〇〇 入社

(〇〇業務に従事)

2024年 10月 一身上の都合により退社

以上

(※「以上」は、退社理由の「次の行」の右寄せです)

6. 結論。「型」を守ることが、あなたの「信頼」に繋がる

履歴書における「現在に至る」と「以上」を、同じ行に書かない。

これは、非常に小さなルールのように思えるかもしれません。

しかし、採用担当者は、こうした「当たり前」のルールが守られているかどうかで、あなたの「丁寧さ」や「ビジネスマナーへの理解度」を無意識のうちに判断しています。

「ルール(型)」を守って正確な書類を作成することが、採用担当者からの信頼を得て、書類選考を通過するための確実な第一歩となります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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