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履歴書の「ぐちゃぐちゃ」はNG。採用担当者が見る印象と完璧な状態で提出するマナー

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転職活動において、履歴書や職務経歴書は、あなたの「顔」とも言える重要な書類です。多くの方は、志望動機や自己PRといった「中身」を充実させることに全力を注ぎます。しかし、もしその大切な書類が、採用担当者の手元に届いた時に「ぐちゃぐちゃ」(しわだらけ、雨でにじんでいる、汚れがある)な状態だったら、どうでしょうか。

「たかが紙の状態」と思うかもしれませんが、採用担当者は、その書類が**「どのように扱われてきたか」**という点から、あなたの「仕事の丁寧さ」や「ビジネスマナー」、ひいては「人柄」までを無意識のうちに判断しています。

ここでは、なぜ「ぐちゃぐちゃ」な履歴書が選考で致命的なのか、その理由と、常に完璧な状態で書類を提出するためのマナーについて詳しく解説します。


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1. なぜ「ぐちゃぐちゃ」な履歴書はNGなのか

履歴書は、あなたのキャリアを示す「公的な応募書類」です。採用担当者が「ぐちゃぐちゃ」な履歴書(しわや汚れ、にじみなど)を目にした場合、その「中身」を読む前に、以下のようなネガティブな印象を抱く可能性があります。

1. 「仕事が雑である」という印象

「応募書類」という重要な書類の管理すら、きちんとできない。「この人は、入社後の実際の業務(資料作成、顧客対応など)も、同じように雑なのではないか」という、最も致命的な不安を与えます。

2. 「自己管理能力が低い」という印象

「きれいな状態で持参する(郵送する)」という、ごく当たり前の準備ができていないと見なされます。「計画性がない」「自己管理ができない」という評価に繋がります。

3. 「入社意欲(志望度)が低い」という印象

「自社への応募はこの程度の準備なのか」と、熱意が低いと見なされる可能性があります。「書き直す(印刷し直す)手間すら惜しんだ」と判断されるのです。

書類選考は、減点法(マイナス評価を避ける)の側面もあります。内容以前の「状態」でマイナス評価を受けるのは、非常にもったいないことです。


2. 履歴書を「ぐちゃぐちゃ」にしないための予防策

「ぐちゃぐちゃ」の多くは、持ち運びや郵送の過程で発生します。これを防ぐのは、社会人としての必須マナーです。

対策1:【必須】「クリアファイル」に入れる

これは、雨対策だけでなく、カバンの中で書類が折れたり汚れたりするのを防ぐための基本マナーです。

応募書類一式は、完成したらすぐに**「無色透明の新品のクリアファイル」**に入れましょう。色付きや柄物、使い古してシワのあるファイルは、それ自体が「だらしない」印象を与えるためNGです。

対策2:【必須】「封筒」に入れる(手渡しでも)

「面接に持参(手渡し)するから、クリアファイルだけで良い」と考える方もいますが、それは不十分です。

クリアファイルだけでは、カバンの中でファイル自体が折れ曲がったり、他の荷物(濡れた折り畳み傘など)で汚れたりするリスクがあります。

クリアファイルに入れた書類は、さらに**「封筒」**に入れて持ち運ぶのが、転職(中途採用)における正しいマナーです。この封筒が、書類を守る「第二の盾」となります。

  • 封筒の選び方:A4サイズの書類を**折らずに入れられる「角形A4号」または「角形2号」を選びます。色は、フォーマルな印象を与える「白色」**が最適です。
  • (手渡しの場合):封筒に「封(のり付け)」はしません。

3. 「内容」がぐちゃぐちゃな履歴書とは

「ぐちゃぐちゃ」とは、物理的な状態だけを指すのではありません。書類の「書き方」が雑であることも、同様にNGです。

NG例1:修正液・修正テープ・二重線による「訂正」

手書きの場合、一文字でも間違えたら、その履歴書は「失敗」です。修正液や修正テープ、二重線と訂正印などで修正された履歴書は、採用担当者から見れば「ぐちゃぐちゃ(雑な処理)」と同じです。

面倒でも、**必ず「新しい用紙に、最初からすべて書き直す」**のが唯一のルールです。

NG例2:小さな文字で「詰め込みすぎ」

アピールしたい内容が多いからと、枠内に余白がなくなるほど小さな文字でぎっしり詰め込むのも、採用担当者にとっては「読みにくい、ぐちゃぐちゃな書類」です。

「要約能力がない」「読み手への配慮がない」と評価されます。履歴書には「要点」を、詳細は「職務経歴書」に書く、という役割分担を意識しましょう。


4. もし、当日に「濡れた」「汚れた」場合の対処法

面接に向かう途中で、不意の雨で濡れてしまった、コーヒーをこぼしてしまった、という緊急事態もあり得ます。

その場合、「少しだから大丈夫だろう」と、そのまま提出するのは絶対にNGです。

その場でできる最善の策は、「リカバリー(作り直し)」です。

  • 手書きの場合:すぐにコンビニエンスストアなどで、履歴書用紙と封筒、黒ペンを買い直し、近くのカフェなどで「書き直す」。
  • パソコン作成の場合:コンビニの「ネットプリント」などを活用し、保存してあるデータ(PDF)を「印刷し直す」。

面接に数分遅れるリスクを負ったとしても、「ぐちゃぐちゃ」の書類を提出して「準備不足な人」という評価を受けるより、遥かに良い判断です。(※遅れる場合は、必ず一本電話を入れ、事情を簡潔に説明します)

5. 結論。書類の扱いは「仕事の丁寧さ」そのもの

履歴書が「ぐちゃぐちゃ」であることは、単なる不運なアクシデントではありません。採用担当者にとっては、あなたの「仕事の質」を判断する材料の一つです。

「完璧な状態」の書類を準備することは、面倒な作業ではなく、あなたの「信頼性」や「入社意欲」をアピールするための最初のステップです。

クリアファイルと封筒で書類を保護する。この「当たり前」の準備を徹底し、自信を持って提出しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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