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履歴書の「語学力」欄。「ない場合」の正しい書き方とアピール術

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履歴書作成と「語学力」の悩み

転職活動で履歴書を作成する際、「免許・資格」欄や「語学力」をアピールする欄で、書けることがなくて悩む方は少なくありません。

「TOEICの点数もないし、英語も話せない…」

「語学力がないと、選考で不利になるのではないか?」

こうした不安は当然のことです。

しかし、結論から言いますと、全ての企業が応募者全員に高い語学力を求めているわけではありません。

ここでは、履歴書に書ける語学力が「ない場合」の、正しい対処法と書き方について詳しく解説します。


1. そもそも「語学力」は全ての転職で必須か?

採用担当者が最も重視するのは、**「募集要項に書かれているスキル」**と、あなたの「職務経歴」や「人柄」がマッチしているかです。

もし応募する企業の募集要項に、「英語力尚可(あれば尚良い)」や「TOEIC〇点以上」といった記載がないのであれば、語学力がないこと自体が、選考で大きなマイナスになる可能性は低いです。

2. 【最重要】「語学力がない」場合の履歴書の書き方

これが最も重要なポイントです。

TOEICのスコアや、アピールできるレベルの語学力がないからといって、履歴書の「免許・資格」欄や「語学」欄を「空欄」のまま提出するのはNGです。

採用担当者にとっては、単なる「記入漏れ(うっかりミス)」なのか、「本当に書くことがない」のか判断がつきません。その結果、「注意力が不足している」「書類作成が雑だ」と、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

正しい書き方:「特になし」と記載する

「免許・資格」欄(または「語学」欄)に、

書き方:「特になし」

と、一言記載するのが、ビジネスマナーとしての「正解」です。

これにより、「私はこの欄をきちんと確認しました。その上で、記載すべき(アピールできるレベルの)情報はありません」という、あなたの「意思」が採用担当者に明確に伝わります。

もちろん、「普通自動車運転免許」など、語学以外の資格があれば、それを記載し、語学力については触れない(=書かない)だけで問題ありません。


3. 「特になし」で終わらせない、逆転のアピール術

「特になし」と書くことはマナー違反ではありませんが、「アピール」にもなっていません。

採用担当者は、あなたの「語学力がないこと」を見たいのではなく、「語学力の代わりに、どんな強みがあるか」を知りたがっています。

もし語学力に自信がない場合は、履歴書の**「自己PR」欄「長所」欄**で、応募先の仕事内容に直結する、他の「強み」(例:PCスキル、専門知識、コミュニケーション能力、課題解決力など)を、より具体的にアピールすることに全力を注ぎましょう。

(自己PR欄でのアピール例)

「語学力(英語)は現在学習中ですが、前職で培った〇〇(PCスキル名)のスキルを活かし、〇〇業務の効率化に貢献できます。」

「〇〇(応募先の職務)において、語学力以上に重要となる『〇〇(あなたの強み)』には自信があります。」


4. 「学習意欲」を伝える書き方(現在、勉強中の場合)

「今は書けるレベルではないが、今後必要になるかもしれない」

「アピールすることが何もないのは、やはり不安だ」

という場合は、あなたの「学習意欲(向上心)」をアピールする方法があります。

「免許・資格」欄は、すでに取得したものを記載する欄です。

勉強中の内容は、履歴書下部の**「本人希望欄」や「自己PR」欄**を活用します。

「本人希望欄」または「特記事項」欄での例文

「現在、貴社の業務(または、グローバル展開)にも関心があり、ビジネス英語(TOEIC)の学習を開始しております。」

「自己PR」欄での例文

(自己PRの最後などで)

「また、現在は〇〇(応募先の業務)に関する知識を深めると同時に、将来的に役立てたいと考え、語学(英語)の学習にも取り組んでおります。」

この一文は、「現時点で資格がない」という事実を補って余りある、「主体性」や「将来性」のアピールに繋がります。


5. 結論。「ない」ことを恐れず、「あるもの(強み)」で勝負する

履歴書の「語学力」欄に書けることが「ない」場合、無理に嘘をついたり、ごまかしたりするのは最悪の対応です。

「特になし」と正直に記載した上で(あるいは、他の資格だけを記載し)、それ以上に魅力的な「実務経験」や「専門スキル(PCなど)」、「人柄(強み)」を、自己PR欄や職務経歴書で具体的にアピールしましょう。

語学力は、あなたの価値を決める「一つの要素」に過ぎません。

「ない」ことを恐れず、あなたが「持っている」強みで、自信を持って勝負することが、書類選考を通過する鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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