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履歴書の「デンマーク語」。その希少価値を「強み」に変える書き方

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転職(中途採用)で「デンマーク語」はアピールになるか

転職活動で履歴書を作成する際、「デンマーク語」の学習経験や実務経験をどう書けばよいか、悩む方は少なくありません。「TOEICや英検のように、一般的な資格試験ではない」「どう書けばアピールになるのか」と不安に思うのは当然のことです。

しかし、結論から言いますと、デンマーク語のスキルは、現代の転職市場において「非常に希少(きしょう)価値が高く、他者と圧倒的な差別化が図れる」強力な武器です。

デンマークは、IT、デザイン、再生可能エネルギー、製造業(海運、製薬など)といった多くの分野で世界をリードする国であり、日本企業との関わりも深いです。

英語や中国語のように「できる人」が多すぎないため、あなたの「オンリーワン」の強みとなり得ます。

採用担当者は、そのスキル自体だけでなく、**「なぜ、その言語を学んだのか」という「探究心」や「継続力」**にも、応募者としての人格的な強さとして、強い関心を抱きます。

ここでは、あなたの「デンマーク語」スキルを、採用担当者に「強み」として正しく伝えるための、履歴書の書き方を詳しく解説します。


1. 履歴書の「どこに」デンマーク語スキルを書くか

アピールの仕方によって、記載するのに最適な場所が異なります。

1. 「免許・資格」欄

(客観的な資格・検定を持っている場合)

これが、あなたのスキルを客観的に証明する最も強力な場所です。「Prøve i Dansk 3 (PD3)」といった国際的な認定資格を持っている場合は、ここに記載します。

2. 「自己PR」欄(最も推奨)

(資格はないが、実務経験や留学経験がある場合)

資格はなくても、実務(仕事)で使っていた、あるいは留学・在住経験がある場合、この欄で「どのレベルで使えるのか」を具体的にアピールするのが最適です。

3. 「趣味・特技」欄

まだ学習の初期段階であったり、趣味として学んでいたりする場合でも、「特技」として記載することは有効です。「特になし」と書くより、遥(はる)かに強い印象(知的好奇心、継続力)を残せます。


2. 【最重要】「免許・資格」欄への正しい書き方

履歴書は公的な応募書類です。「免許・資格」欄には、略称ではなく**「正式名称」**で記載するのがビジネスマナーです。

NGな書き方(略称)

  • (NG例):デンマーク語検定 B2
  • (NG例):PD3 合格

OKな書き方(正式名称)

「試験」に合格した場合は**「合格(ごうかく)」、特定のレベルを「認定」されたり、スコアを「取得」したりした場合は「取得(しゅとく)」または「認定」**という言葉を使います。

【正しい記載例:Prøve i Dansk 3 (PD3)】

(※デンマークでの就労や永住権申請にも使われる、公的な試験です)

〇〇年〇月 Prøve i Dansk 3(デンマーク語能力試験) 合格

【正しい記載例:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)】

(※留学先の大学などでレベル認定を受けた場合)

〇〇年〇月 ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR) B2レベル 取得(デンマーク語)


3. 「資格はない」が「スキルはある」場合の書き方

資格を持っていなくても、実務(仕事)で使っていた経験は、資格以上に高く評価されます。

この場合は、「免許・資格」欄ではなく、「自己PR」欄や**「職務経歴書」**で、具体的にアピールします。

採用担当者が知りたいのは、「どのレベルで使えるのか」です。「デンマーク語ができます」とだけ書くのはNGです。

「レベル感」を具体的に示す(例文)

  • (レベル:ビジネス)「デンマーク語(ビジネスレベル:現地法人との交渉・通訳、仕様書の翻訳が可能)」
  • (レベル:実務)「デンマーク語(実務レベル:Eメールでのコレポン、日常会話での電話応対が可能)」
  • (レベル:経験)「デンマーク・〇〇(地名)にて〇年間の在住(留学)経験あり」

4. 「自己PR」欄でのアピール例文

デンマーク語の経験を、あなたの「強み」として「翻訳」する書き方です。

例文1:商社・メーカーなど(実務経験者)

【自己PR】

私の強みは、**デンマーク語(PD3)を活かした『調整力』**です。

前職(〇〇業)では、デンマークの取引先(または製造拠点)との連絡調整を担当しました。専門の通訳が不在の際には、仕様書の翻訳からWeb会議での交渉までを行い、文化的な背景の違いを考慮したコミュニケーションを心がけた結果、プロジェクトの納期短縮に貢献しました。

例文2:異業種への転職(継続力をアピール)

【自己PR】

私の強みは、困難な目標にも継続して取り組む**『探究心』です。

学生時代に〇〇(きっかけ)からデンマークのデザイン(または社会福祉)に興味を持ち、独学でデンマーク語の学習を開始しました。学習を〇年間継続した結果、〇〇(資格名)を取得しました。

この「主体的に学び続ける姿勢」と「継続力」**は、貴社の〇〇(応募職種)においても、新しい知識の習得や、困難な課題への取り組みの面で必ず役立つと考えます。


5. 現在「勉強中」の場合のアピール方法

「免許・資格」欄は、すでに取得したものを記載する欄です。

もし、現在応募先の業務に関連するデンマーク語の取得に向けて勉強中である場合は、その「熱意」と「学習意欲」をアピールするために、履歴書下部の**「本人希望欄」や「自己PR」欄**を活用します。

(本人希望欄や自己PR欄での例文)

  • 「現在、貴社の北欧事業に活かすため、Prøve i Dansk 3の取得に向け勉強中です。(〇月受験予定)」

6. 結論。デンマーク語は「希少性」と「継続力」の最強の証

採用担当者は、デンマーク語のスキルそのものだけでなく、**「なぜ、その言語を学んだのか(目的意識)」「どうやって学んだのか(継続力・主体性)」**に、応募者としての人格的な強さを感じ取ります。

応募先の業務と直接関係がなくても、それは「他人と違う、オンリーワンの武器」であり、あなたの「知的好奇心」や「継続力」を証明する、何よりの証拠です。

資格がないからと謙遜(けんそん)せず、ご自身の「レベル感」と「熱意」を具体的に示し、自信を持ってアピールしましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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