履歴書の趣味は「散歩」で好印象！アピールにつながる書き方と例文集

履歴書の「趣味・特技」欄を書く際、「散歩と書いても評価されないのではないか」「地味すぎて面接で話が広がらないのではないか」と不安に感じる方は少なくありません。

しかし、散歩は書き方ひとつで「自己管理能力」「ストレスコントロール」「知的好奇心」といった、ビジネスパーソンとして重要な資質をアピールできる有効な趣味です。

ここでは、採用担当者に好印象を与え、面接での会話のきっかけを作るための「散歩（ウォーキング）」の書き方ポイントと、アピールしたい内容別の具体的な例文を紹介します。

履歴書の趣味に「散歩」と書くメリット

採用担当者は趣味欄を通じて、応募者の人柄や、仕事に対する基礎的な能力（健康面やメンタル面）を見ています。散歩という趣味からは、以下のようなポジティブな要素を連想させることができます。

1. 健康管理と基礎体力のアピール

仕事において、心身の健康はすべての土台です。日常的に散歩を取り入れていることは、自身の健康管理に気を配っている証拠となり、長く安定して働ける人材であるという安心感を与えます。

2. ストレス解消とメンタルコントロール

仕事のストレスを溜め込まず、自分なりの方法でリフレッシュできる能力（コーピングスキル）は高く評価されます。散歩によって気分の切り替えができていることを伝えれば、メンタルヘルスのセルフケアができる人材だと判断されます。

3. 継続力と規律性

「毎朝歩く」「週末は必ず歩く」といったルーチンワークを継続できる力は、仕事における粘り強さや規律を守る姿勢に通じます。

4. 観察力や情報感度（企画・営業職向け）

ただ歩くだけでなく、「街の変化を見る」「新しい店を見つける」といった視点を持っていれば、観察力やトレンドへの感度をアピールすることも可能です。

評価される書き方の基本ルール

「趣味：散歩」と単語だけで済ませてしまうのは非常にもったいないです。括弧書きや一文を添えて、具体性を持たせることが鉄則です。以下の3要素を組み込みましょう。

• 頻度・タイミング（毎朝、週末、週3回など）
• 目的・楽しみ方（健康維持、リフレッシュ、写真撮影など）
• 仕事へのプラス効果（集中力アップ、体調管理など）

【アピールポイント別】そのまま使える「散歩」の例文集

面接でどのような自分をアピールしたいかに合わせて、最適な例文を選んで調整してください。

1. 「健康管理・体力」をアピールする例文

営業職や立ち仕事など、体力が求められる職種に適しています。

• 例文A散歩（健康維持のため、毎朝30分ほど近所を歩いています。規則正しい生活リズムを作り、万全の体調で業務に取り組むことを心がけています。）
• 例文Bウォーキング（週末に1時間ほど、早歩きでの散歩を継続しています。基礎体力の維持に役立っており、風邪を引かない体づくりができています。）

2. 「ストレス解消・メンタル安定」をアピールする例文

事務職やエンジニアなど、集中力が求められる職種や、多忙な職種で有効です。

• 例文A散歩（仕事の後に近所を散歩してリフレッシュしています。頭の中を整理することでオンとオフを切り替え、翌日の業務への活力を養っています。）
• 例文B散歩（休日は公園や川沿いを散歩し、自然に触れる時間を大切にしています。心身ともにリセットすることで、常に安定したパフォーマンスを発揮できるよう努めています。）

3. 「観察力・好奇心」をアピールする例文

企画職、マーケティング職、クリエイティブ職などで、視点の鋭さを伝えたい場合に適しています。

• 例文A街歩き・散歩（知らない街を散歩し、新しいお店や流行をチェックするのが好きです。街の変化から世の中のトレンドを肌で感じるようにしています。）
• 例文B散歩（カメラを片手に風景を撮りながら散歩をしています。季節の移ろいや日常の些細な変化に気づく「観察眼」を大切にしています。）

4. 「継続力・向上心」をアピールする例文

目標を決めて取り組む姿勢を示したい場合に有効です。

• 例文Aウォーキング（スマートフォンの歩数計アプリを活用し、1日1万歩を目標に歩いています。目標達成に向けてコツコツと継続する習慣が身につきました。）
• 例文B散歩（音声学習）（散歩中に英語のリスニングやオーディオブックを聞くことを日課にしています。運動と同時に知識をインプットし、自己研鑽の時間に充てています。）

面接で「散歩」について聞かれた時の対策

履歴書に散歩と書くと、面接のアイスブレイク（緊張をほぐす雑談）として話題になることがあります。

• 「どのあたりを歩いているのですか？」
• 「散歩の魅力は何ですか？」

といった質問に対し、笑顔で明るく答えられるようにしておきましょう。

回答例：

「自宅近くの遊歩道を歩くことが多いです。歩いていると頭がスッキリして、仕事のアイデアが浮かぶこともあり、私にとって大切な時間になっています。」

このように答えることで、「健全な私生活を送っている」「仕事にも良い影響を与えている」というポジティブな印象を残すことができます。

散歩は、老若男女問わず共感を得やすい趣味です。難しく考えすぎず、あなたの生活の一部として自然体でアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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