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未経験でも採用される履歴書の志望動機 例文と書き方ガイド

keireki0530
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未経験の職種や業界へ転職する際、履歴書の作成で最も頭を悩ませるのが志望動機です。経験者に比べて即戦力性をアピールしにくい分、なぜその仕事に挑戦したいのか、なぜその会社でなければならないのかという熱意と論理性が必要不可欠になります。

しかし、未経験であることは必ずしも不利なだけではありません。前職で培ったスキルや経験の中に、新しい仕事でも活かせる共通点を見つけ出し、それを意欲とセットで伝えることができれば、採用担当者に大きな期待感を持たせることができます。

ここでは、未経験からの転職を成功させるための志望動機の書き方のコツと、職種別の具体的な例文を紹介します。

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未経験の志望動機で採用担当者が見ているポイント

採用担当者は、未経験の応募者に対して、単なる憧れや思いつきで応募していないかを厳しくチェックしています。評価される志望動機にするためには、以下の3つの視点を満たす必要があります。

なぜこの職種を選んだのかという納得感

これまでのキャリアの中で何を感じ、なぜ方向転換を決意したのかというストーリーに一貫性があるかが見られます。現状への不満から逃げるためではなく、前向きな目的を持って選んだことを伝える必要があります。

なぜ当社なのかという企業研究の深さ

同業他社が多数ある中で、なぜその会社に応募したのかという理由が明確でなければなりません。企業の理念や事業内容、独自性と自分の価値観が合致していることを示します。

入社後にどう貢献できるかという再現性

実務経験はなくても、前職で培った汎用的なスキル(ポータブルスキル)が活かせることをアピールします。また、不足している知識を補うためにどのような努力をしているかという学習意欲も重要な評価ポイントです。

説得力を生む志望動機の構成 3つのステップ

読みやすく説得力のある志望動機を作成するために、以下の3段構成で文章を組み立てることをおすすめします。

書き出しは結論から述べる

最初に、その職種や企業を志望した最大の理由を簡潔に述べます。

根拠となるエピソードと活かせるスキル

その理由に至った背景や、前職での経験から得た気づきを具体的に記述します。そして、その経験が新しい仕事でどのように役立つかを説明します。接客経験があればコミュニケーション能力を、事務経験があれば正確性をアピールするなど、接点を見つける作業です。

入社後のビジョンと決意

最後に、入社後にどのように成長し、会社に貢献したいかという熱意を伝えて締めくくります。

職種別 未経験の志望動機例文集

ここからは、未経験者が挑戦することの多い代表的な職種について、そのまま参考にできる例文を紹介します。ご自身の経歴や状況に合わせて内容を調整してください。

事務職への志望動機例文

接客業から事務職へ転職する場合など、サポート業務への適性をアピールするパターンです。

前職ではアパレル販売員として3年間勤務し、接客販売および店舗運営のサポート業務を行ってまいりました。その中で、店舗の在庫管理や売上報告書の作成業務を通じて、数字を正確に扱う重要性と、バックオフィス業務による店舗運営サポートに強いやりがいを感じ、事務職を志望いたしました。

事務の実務は未経験ですが、販売職で培った相手の状況を先読みするコミュニケーション能力と、正確な金銭管理能力は、貴社の円滑な業務運営に活かせると確信しております。現在はMOS資格の取得に向けてPCスキルも習得中であり、早期に戦力となれるよう誠実に業務に取り組みます。

営業職への志望動機例文

製造業やエンジニアなど、顧客折衝経験が少ない職種から営業職を目指すパターンです。

現職のメーカーでは、製造スタッフとして品質管理に従事してまいりました。良い製品を作ることに誇りを持っておりましたが、次第に自社の製品がどのようにお客様の役に立っているのかを直接肌で感じ、自らの言葉で広めていきたいという思いが強くなり、営業職を志望いたしました。

貴社の顧客第一主義を掲げ、質の高いサービスを提供し続ける姿勢に魅力を感じております。営業は未経験ですが、製造現場で培った製品知識への深い理解と、目標達成に向けた粘り強さを活かし、顧客の課題解決と貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。

ITエンジニアへの志望動機例文

異業種からエンジニアを目指す場合、独学での学習姿勢や論理的思考力をアピールするパターンです。

前職では法人営業として、顧客の課題解決に向けた提案活動を行ってまいりました。その中で、ITツール導入によって顧客の業務効率が劇的に改善される様子を目の当たりにし、IT技術が持つ可能性に魅力を感じ、エンジニアを志しました。

現在はプログラミングスクールに通い、Javaを中心に学習を続けており、自作のアプリ開発にも取り組んでおります。未経験ではありますが、営業職で培ったヒアリング能力を活かして顧客の要望を正確に汲み取り、技術力で課題を解決できるエンジニアとして貴社に貢献したいと強く志望しております。

接客・販売職への志望動機例文

オフィスワークから接客業へ転身する場合、人と接することへの熱意をアピールするパターンです。

前職では一般事務として、社内資料の作成や電話応対に従事しておりました。社内の方々から感謝の言葉をいただくことに喜びを感じておりましたが、より直接的にお客様の笑顔に触れ、満足度を高める仕事がしたいという思いが強くなり、接客業を志望いたしました。

以前より貴社の店舗を利用しており、スタッフの方々の温かい接客と商品の品質の高さに感銘を受けております。事務職で培った丁寧な言葉遣いと、相手の立場に立って考える姿勢を活かし、お客様にまた来たいと思っていただけるような心地よい空間づくりに貢献したいと考えております。

介護職への志望動機例文

異業種から介護職へ挑戦する場合、社会貢献への意欲や体力、優しさをアピールするパターンです。

前職は運送業のドライバーとして勤務しておりました。配送先で高齢者の方と接する機会が多く、手助けをした際にいただいたありがとうという言葉に深く心を動かされ、直接人の役に立つ介護の仕事に就きたいと考えるようになりました。

体力には自信があり、チームで協力して業務を進めることにも慣れております。介護は未経験ですが、現在は介護職員初任者研修の資格取得に向けて勉強を始めております。利用者様に寄り添い、安心していただけるケアを提供できるよう、一から技術を学び誠実に業務に取り組みたいと思います。

評価を下げるNGな志望動機の特徴

志望動機を書く際に、無意識に使ってしまいがちな表現があります。これらは採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があるため注意が必要です。

勉強させてほしいという受け身の姿勢

企業は学校ではありません。未経験であっても、自ら学び、会社に利益をもたらすという能動的なスタンスを示すことが大切です。勉強したいではなく、早く戦力になりたいと伝えましょう。

待遇面や条件面ばかりを強調する

給与が良いから、残業が少なそうだから、家から近いからといった理由は、本音であっても志望動機の中心に据えるべきではありません。仕事内容への興味や企業理念への共感を優先してください。

前職への不満やネガティブな退職理由

今の仕事が嫌だから辞めたいという動機では、採用担当者にまたすぐに辞めるのではないかと懸念されます。ネガティブな理由はポジティブな挑戦意欲に変換し、前向きな姿勢を示すことが重要です。

まとめ

未経験からの転職であっても、これまでの経験がゼロになるわけではありません。自分のキャリアを棚卸しし、応募先の仕事内容との接点を見つけることで、説得力のある志望動機を作ることができます。

大切なのは、なぜその仕事を選び、その会社でどうなりたいかという自分なりのストーリーです。例文を参考にしつつ、自分の言葉で熱意を伝え、採用担当者に会ってみたいと思わせる履歴書を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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