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栄養士の履歴書志望動機 例文と書き方完全ガイド

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栄養士・管理栄養士の転職活動において、履歴書の「志望動機」は採用の合否を分ける非常に重要な項目です。病院、保育園、福祉施設、委託給食会社など、活躍の場が多岐にわたる栄養士だからこそ、「なぜその施設(企業)を選んだのか」という理由を明確にする必要があります。

採用担当者は、資格の有無だけでなく、あなたの「栄養士としてのビジョン」や「現場への適応能力」を見ています。

ここでは、栄養士の転職を成功させるための志望動機の書き方ポイントと、未経験者・経験者・施設形態別の具体的な例文を紹介します。これらを参考に、あなただけの説得力ある志望動機を作成してください。

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栄養士の採用担当者が志望動機で見ている3つのポイント

例文を見る前に、採用側が何を評価基準にしているかを知っておきましょう。以下の3点を意識するだけで、説得力が格段に増します。

1. なぜ「この施設(業態)」なのか

栄養士の仕事は、職場によって役割が大きく異なります。

  • 病院: 治療食、チーム医療、NST(栄養サポートチーム)
  • 保育園: 食育、アレルギー対応、発育支援
  • 福祉施設: QOL(生活の質)向上、嚥下食、行事食
  • 委託会社: 運営管理、コスト意識、大量調理

「栄養士として働ければどこでもいい」と思われないよう、その施設ならではの特徴や役割に魅力を感じていることを伝えます。

2. 実務能力と貢献意欲

「資格を持っています」だけでは不十分です。「大量調理の経験がある」「アレルギー対応の知識がある」「献立作成ができる」など、具体的に何ができるかを伝え、どう貢献するかをアピールします。未経験の場合は、前職の経験(接客や事務など)をどう活かせるかを伝えます。

3. 長く働ける適性と人柄

厨房業務はチームワークが必須であり、他職種との連携も求められます。協調性があるか、体力的に問題ないか、コミュニケーション能力があるかといった点も、志望動機の文章から判断されます。

評価される志望動機を作る「3段構成」の鉄則

読みやすく、熱意が伝わる志望動機にするためには、以下の3つのステップで文章を組み立てるのが基本です。履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、200文字から300文字程度にまとめるのが理想的です。

  1. 結論(志望理由): その施設を選んだ最大の理由を端的に述べる。
  2. 根拠(経験・スキル): その理由に至った背景や、活かせる経験を具体的に書く。
  3. 貢献(結び): 入社後にどうなりたいか、どう貢献したいかで締めくくります。

【施設形態・状況別】栄養士の履歴書 志望動機 例文集

ここからは、具体的なシチュエーション別に例文を紹介します。ご自身の経歴に合わせて、内容を調整して活用してください。

1. 【病院】給食委託会社から病院(直営)へ転職する場合

アピールポイント: 患者様への直接的な貢献、チーム医療への関心

貴院が掲げる「患者様に寄り添う栄養管理」という方針と、NST(栄養サポートチーム)の活動に力を入れている点に魅力を感じ、志望いたしました。

現在は給食委託会社にて、総合病院の厨房業務に従事しております。調理や盛り付け、配膳などの実務を通じて、安全でおいしい食事を提供する基礎を学びました。しかし、患者様の顔が見える距離で、より一人ひとりの病態に合わせた栄養管理を行いたいという思いが強くなり、直営である貴院への転職を決意いたしました。

厨房で培った調理現場の視点と体力を活かしつつ、チーム医療の一員として患者様の回復を支えられる管理栄養士を目指します。

2. 【保育園】保育園栄養士へ転職する場合

アピールポイント: 食育への関心、アレルギー対応への意識、子どもへの想い

貴園の「食べることを楽しむ子どもを育てる」という保育理念と、自園調理による温かい給食提供、食育活動への積極的な取り組みに共感し、志望いたしました。

前職では社員食堂の栄養士として献立作成や発注業務を担当しておりましたが、自身の出産・育児を機に、子供の成長における「食」の重要性を再認識しました。乳幼児期の体を作る大切な時期に、安心安全な食事を提供したいと強く願っております。

前職で培った衛生管理の知識を活かし、アレルギー対応等の事故防止を徹底するとともに、子どもたちが毎日給食を楽しみに待ってくれるような環境づくりに貢献いたします。

3. 【福祉施設】特別養護老人ホーム(特養)へ転職する場合

アピールポイント: 利用者様のQOL向上、嚥下食・介護食の知識

貴施設の「利用者様一人ひとりの尊厳を守るケア」という理念と、行事食や手作りおやつなど「食の楽しみ」を大切にされている点に惹かれ、志望いたしました。

これまでは食品メーカーで品質管理業務に従事しておりましたが、祖母の介護経験を通じて、高齢者の方にとって食事が日々の大きな楽しみであることを実感しました。利用者様が最期まで口から食べる喜びを感じられるよう、形態調整食や嚥下食の知識を深めたいと考えております。

実務は未経験ですが、持ち前の明るさと協調性を活かし、介護職員や看護師の方々と連携しながら、利用者様の笑顔あふれる食卓づくりに貢献したいと考えています。

4. 【未経験】異業種(接客・事務など)から栄養士へ転職する場合

アピールポイント: 資格への熱意、ポータブルスキル(接客力、調整力)、学習意欲

以前より「食と健康」に関心があり、働きながら栄養士免許を取得いたしました。貴社の展開するドラッグストアが、地域の方々の健康相談窓口として機能している点に将来性を感じ、志望いたしました。

前職ではアパレル販売員として3年間勤務し、お客様のニーズを汲み取る傾聴力と提案力を磨いてまいりました。実務経験はありませんが、このコミュニケーション能力は、お客様への栄養相談や健康食品の提案において必ず活かせると確信しております。

専門知識の習得に励み、地域のお客様の健康維持に貢献できる栄養士として、早期に戦力となれるよう誠実に業務に取り組みます。

栄養士の志望動機で避けるべき「NG表現」

以下のような内容は、採用担当者にマイナス評価を与えてしまうリスクがあるため避けましょう。

  • 「勉強させてほしい」という受け身の姿勢職場は学校ではありません。「学びたい」ではなく「自ら学び、貢献したい」という能動的なスタンスで書きましょう。
  • 「料理が好きだから」だけで終わる料理が好きであることは前提条件です。「好きだからこそ、どう利用者に貢献できるか(健康維持、喫食率向上など)」というプロの視点を加えましょう。
  • 待遇面ばかりを強調する「残業が少なそうだから」「休みが取りやすそうだから」といった理由は、志望動機の中心に据えるべきではありません。あくまで仕事内容や理念への共感を優先しましょう。

まとめ

栄養士の履歴書においては、「専門性」と「対象者(患者様・利用者様・園児)への想い」の両面を持っていることを伝えるのがポイントです。

未経験であっても、これまでの経験(調理補助や接客、事務)が新しい現場でどう役立つかを具体的にイメージさせることができれば、採用の確率はぐっと高まります。例文を参考に、あなた自身の言葉で熱意を伝えてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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