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履歴書の「勉強中の資格」。免許・資格欄はNG?アピールになる正しい書き方

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転職活動(中途採用)で履歴書を作成する際、「今、まさに勉強中の資格」をどう書けばよいか、悩む方は多くいます。

「まだ合格していないのに、書いても良いのだろうか?」

「アピールどころか、マイナスにならないか?」

「履歴書の、いったいどこに書けばいいのか?」

結論から言いますと、「勉強中の資格」は、書き方次第であなたの「学習意欲」や「入社への本気度」を伝える、非常に強力な武器になります。

ただし、その「書き方」と「書く場所」には、絶対に守るべき「ルール」があります。

ここでは、採用担当者にあなたの熱意を正しく伝えるための、履歴書での「勉強中の資格」の書き方について、詳しく解説します。


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1. なぜ「勉強中」が転職(中途採用)でアピールになるのか

中途採用(転職)では、「即戦力」となる実務経験が重視されますが、それと同時に**「入社後の伸びしろ(ポテンシャル)」「主体性(しゅたいせい)」**も厳しく見られています。

応募先の業務に関連する資格を、すでに入社前から「勉強中」であるという事実は、

  • 「この仕事への本気度(志望度)が高い」
  • 「自ら学ぶ姿勢がある、主体的な人材だ」
  • 「入社後のスキル習得も早いだろう」

といった、非常にポジティブなメッセージを採用担当者に伝えます。

特に「未経験」の職種・業界に挑戦する場合、この「学習意欲」は、経験不足を補う強力なアピール材料となります。


2. 【最重要】「免許・資格」欄に書くのはNG

これが、履歴書作成における最も多い間違いです。

履歴書の**「免許・資格」欄は、あくまですでに「合格」または「取得」した、公的な資格**を記載する場所です。

この欄に「〇〇(資格名) 勉強中」と記載するのは、明確なルール違反(マナー違反)です。

採用担当者によっては、「この人は書類作成の基本ルールを知らないのでは?」と、かえってマイナスの印象を与えてしまう危険性すらあります。


3. 「勉強中の資格」は、履歴書のどこに書くのが正解か?

では、「勉強中」の資格は、どこに書けばよいのでしょうか。

アピールするために最適な場所は、主に以下の2つの欄です。

  1. 「自己PR」欄 (最も推奨される場所)
  2. 「本人希望欄」または「特記事項」欄

1. 「自己PR」欄での書き方(推奨)

「自己PR」欄で書く最大のメリットは、ご自身の「強み」や「これまでの経験」と、「なぜ、その資格を勉強しているのか」という理由(ストーリー)を結びつけて、熱意を論理的にアピールできる点にあります。

【NGな例文(熱意だけでは弱い)】

「〇〇の資格を勉強中です。精一杯頑張ります。」

【OKな例文1:同職種への転職(スキルアップ)】

「現職(〇〇職)での経験に加え、さらに専門性を高めるため、現在『〇〇(資格名)』の取得に向け勉強中です。この〇〇の知識と前職の経験を活かし、貴社の〇〇業務に即戦力として貢献したいと考えます。」

【OKな例文2:未経験職種への転職】

「〇〇職は未経験ですが、貴社の業務に一日も早く貢献するため、現在『〇〇(資格名)』の取得に向け、独学で学習を進めております(〇月受験予定)。前職で培った〇〇(例:課題解決能力など)と、この学習意欲を活かし、貢献する所存です。」

2. 「本人希望欄」または「特記事項」欄での書き方

「自己PR」欄では、職務経歴に基づく「強み」をメインに書き、「勉強中の資格」については、補足情報として「事実」を簡潔に伝えたい場合に適しています。

【書き方 例文1:簡潔に】

「現在、貴社の〇〇業務に活かすため、〇〇(資格名)の取得に向け勉強中です。」

【書き方 例文2:受験予定日を明記(より具体的)】

「〇〇(資格名) 取得に向け学習中(202X年〇月 受験予定)」


4. 書くべき「資格」と「書かない方が良い」資格

「勉強中」であれば、何でも書いて良いというわけではありません。

採用担当者の視点に立ち、「アピールになるか」を見極める必要があります。

書くべき「勉強中の資格」

  • 応募先の「募集要項」に記載されている資格(必須・歓迎)→ これは「本気度」を示す、最強のアピールです。
  • 応募先の「業務内容」に直接関連する資格(例:経理職なら日商簿記、ITエンジニアなら基本情報技術者、プログラミング言語など)
  • 間接的に役立つビジネス系資格(例:英語を使わない仕事でも、TOEICの学習意欲は「自己研鑽の姿勢」として評価されます)

書かない方が良い「勉強中の資格」

  • 応募先の業務と全く関連性のない、趣味性が高すぎる資格(例:一般企業の事務職応募で「日本酒検定」や「アロマテラピー検定」など。※食品業界や小売業ならOKな場合もあります)→ 趣味・特技欄の範疇(はんちゅう)であり、アピールとしては弱いです。

5. 結論。「勉強中」は「資格」ではなく、「熱意」のアピール

履歴書において、「〇〇 勉強中」という記載は、「資格」そのものではありません。

それは、あなたが「現状に満足せず、自ら学ぶ姿勢がある」こと、そして「応募先の仕事に、本気で取り組もうとしている」ことの、何よりの**「熱意の証(あかし)」**です。

「免許・資格」欄という「過去の実績」の欄に書くのではなく、「自己PR」や「本人希望欄」といった「未来への意欲」を伝える欄を活用しましょう。

最も重要なのは、「なぜ(応募先の仕事のために)」勉強しているのか、その「貢献意欲」をセットで伝えることです。

その「ひと手間」が、採用担当者の心を動かす鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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