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履歴書の「クラブ活動」欄はどう書く?転職で評価される書き方と例文集

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転職活動で履歴書を作成していると、「スポーツ・クラブ活動・文化活動」といった欄に何をかけばよいか迷うことがあります。学生時代の部活動を書いてもよいのか、社会人になってからのサークル活動でもよいのか、判断に悩むポイントです。

実はこの欄、書き方次第であなたの人柄や仕事への取り組み方をアピールする有効なスペースになります。

ここでは、転職活動における履歴書の「クラブ活動」欄の正しい書き方と、採用担当者に好印象を与える具体的な例文を紹介します。

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転職の履歴書における「クラブ活動」の役割

新卒採用とは異なり、中途採用では「即戦力となる実務経験」が最優先で評価されます。そのため、クラブ活動の欄が合否を決定づけることは基本的にはありません。

しかし、採用担当者はこの欄を通じて以下の要素を確認しようとしています。

  1. 人柄やストレス耐性:何に熱中できるか、リフレッシュ方法を持っているか。
  2. 継続力:ひとつのことを長く続けられる忍耐力があるか。
  3. 組織への適応力:チームワークや協調性があるか。
  4. 面接時の話題作り:アイスブレイク(緊張をほぐす雑談)のきっかけ。

特に実務経験が浅い第二新卒や、未経験職種への転職の場合、学生時代の部活動で培った「精神力」や「チームワーク」は、ポータブルスキル(持ち運び可能な能力)として評価の対象になります。

評価される書き方のポイント

単に「サッカー部でした」「テニスサークル所属」と事実だけを書くのはもったいないです。以下の3つの要素を組み込むことで、ビジネスにつながるアピールになります。

  1. 活動期間と頻度:継続力や活動の熱量を示します。
  2. 役割(役職):リーダーシップやサポート力など、組織での立ち位置を示します。
  3. 得られた経験・スキル:その活動から何を学び、仕事にどう活かせるかを一言添えます。

【状況・タイプ別】クラブ活動の例文集

ご自身の経験に合わせて、そのまま使える例文を紹介します。「部活動・クラブ活動」の欄がある場合はそこに、ない場合は「趣味・特技」の欄に記載してください。

1. 運動部・スポーツ経験(体力・継続力・チームワーク)

体育会系の部活動やスポーツ経験は、「体力がある」「規律を守れる」「チームワークを理解している」というポジティブな印象を与えやすいです。

例文:学生時代の部活動(継続力アピール)

サッカー部(中学~大学まで10年間継続)

高校時代は副キャプテンとして部員50名をまとめ、県大会ベスト8進出に貢献しました。この経験から、目標に向かってチームを鼓舞するリーダーシップと、厳しい練習をやり抜く継続力を培いました。

例文:社会人サークル(リフレッシュ・体力アピール)

社会人フットサルサークル(月2回活動)

地域の社会人チームに所属し、月に2回活動しています。仕事とは異なる年齢・職種の方と交流することで視野を広げるとともに、基礎体力の維持とリフレッシュに役立てています。

2. 文化部・芸術活動(集中力・探究心・継続力)

吹奏楽や美術、書道などの文化部活動は、「集中力」「地道な作業への適性」「感性」をアピールできます。

例文:吹奏楽部(協調性・役割遂行)

吹奏楽部(担当:トランペット/6年間)

パートリーダーとして、メンバーの意見を調整しながら演奏をまとめ上げる役割を担いました。個人の技術向上だけでなく、全体のハーモニーを重視して練習に取り組んだ経験は、組織での協調性に活かせると考えています。

例文:美術・創作活動(集中力・感性)

美術部(油絵)

一つの作品を数ヶ月かけて完成させる制作活動を通じ、細部までこだわる集中力と、粘り強く取り組む忍耐力を養いました。現在は休日に美術館巡りを行い、感性を磨いています。

3. マネージャー・裏方経験(サポート力・気配り)

選手ではなくマネージャーや運営側で活動した経験は、事務職や営業アシスタントなど、サポート業務への適性を強くアピールできます。

例文:部活動マネージャー(ホスピタリティ)

野球部マネージャー(3年間)

選手が練習に集中できる環境作りを第一に考え、道具の管理や体調への気配り、スケジュールの調整などを行いました。相手が求めていることを先回りして考え、行動するサポート力には自信があります。

4. 実績がない・活動歴が短い場合

輝かしい大会実績などがなくても問題ありません。「何を楽しんでいるか」「どう仕事にプラスになっているか」を書くことで、人柄を伝えることができます。

例文:趣味程度の活動(自己管理)

ジョギング(週末に5km程度)

健康管理と体力作りのために、週末のジョギングを2年間続けています。仕事のオンとオフを切り替え、翌週への活力を養う大切な時間となっています。

書く際の注意点とマナー

ギャンブル・政治・宗教に関する内容は避ける

パチンコや競馬などのギャンブル要素が強いものや、政治・宗教に関する活動は、個人の自由ですが採用選考の場では予断を与える可能性があるため記載を控えるのが無難です。

嘘や誇張は書かない

「全国大会優勝」などと嘘をつくと、面接で深掘りされた際に答えられず、不信感につながります。等身大の事実を書きましょう。

「特になし」は極力避ける

書くことがどうしてもない場合は「特になし」でも減点にはなりませんが、面接での会話の糸口を一つ減らしてしまうことになります。読書や散歩など、日常的に行っていることでも構いませんので、何か記載することをおすすめします。

履歴書のクラブ活動欄は、あなたの人間味を伝えるスパイスのようなものです。ビジネススキルと結びつけながら、あなたらしさが伝わる内容を記載してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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