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全商情報処理検定は履歴書に書ける?正式名称の書き方と転職で評価されるアピール術

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商業高校などで取得した「全商情報処理検定」。学生時代に取った資格だからと、転職活動の履歴書に書くのをためらっていませんか?

ITリテラシーが必須となる現代のビジネスシーンにおいて、この資格は「パソコンに対する基礎知識がある」「情報処理のロジックを理解している」という安心材料になります。特に事務職や営業職など、IT専門職以外への転職では、十分なアピールポイントになり得ます。

ここでは、全商情報処理検定の履歴書への正しい書き方(正式名称)や、部門ごとの記載ルール、そして書類選考で評価されるための活用法について詳しく解説します。

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全商情報処理検定の正式名称と履歴書への書き方

履歴書の資格欄に記入する際、最も重要なのは「略称を使わず、正式名称で書くこと」です。「全商情報処理 1級」と書いてしまうと、正式な書類作成ができないと判断されるリスクがあります。

この検定は、取得した時期や部門によって名称の扱いが少し異なります。お手元の合格証書を確認しながら、以下のルールに従って記載してください。

基本的な正式名称の書き方

現在の正式名称は、主催団体を含めて以下のようになります。

【推奨される書き方】

  • 令和〇年〇月 公益財団法人全国商業高等学校協会主催 情報処理検定試験(ビジネス情報部門) 1級 合格
  • 令和〇年〇月 公益財団法人全国商業高等学校協会主催 情報処理検定試験(プログラミング部門) 1級 合格

部門名を必ず明記する

この検定には「ビジネス情報部門」と「プログラミング部門」の2種類があります。

単に「情報処理検定試験 1級」と書くだけでは、どちらのスキルを持っているかが伝わりません。必ずカッコ書きなどで部門名を添えてください。

昔取得した場合(名称変更に注意)

かなり以前に取得された方の場合、証書の名称が現在と異なる可能性があります(例:「情報処理能力検定」など)。

基本的には、**「合格証書に記載されている名称」**をそのまま書くのが正解です。迷った場合は、現在の名称に合わせて書いても問題ありませんが、その際は「(旧:〇〇)」と補足するとより親切です。

何級から履歴書に書くべきかの判断基準

「高校生向けの資格だから、1級じゃないと書かない方がいい?」と悩む方もいますが、転職市場での評価基準は以下の通りです。

1級・2級は堂々と記載する

1級や2級は、ビジネスにおける実務知識や、プログラミングの基礎理解があることの証明になります。特に事務職やPCスキルを要する職種ではプラス評価につながります。

3級は職種によって判断する

3級の場合、ITエンジニアなどの専門職を目指すのであればアピールとしては弱いため、他の高度な資格(基本情報技術者など)があればそちらを優先します。

しかし、全くの異業種や、PCスキル不問の職種に応募する場合は、「PC操作に抵抗がない」「最低限の知識がある」という証明になるため、書いておいて損はありません。

部門別・職務経歴書での効果的なアピール方法

履歴書の資格欄に書くだけでなく、職務経歴書や自己PR欄でそのスキルを「実務能力」として翻訳して伝えると、説得力が増します。

ビジネス情報部門(Excel・データベース系)の場合

この部門合格者は、表計算ソフトの活用やデータベースの知識を持っています。

  • 事務・営業職向けアピール例:「全商情報処理検定1級(ビジネス情報部門)で培ったExcelスキルを活かし、VLOOKUP関数やピボットテーブルを用いた効率的なデータ集計・分析が可能です。前職では売上管理表を自動化し、作業時間を短縮しました。」

プログラミング部門(Java・アルゴリズム系)の場合

この部門合格者は、プログラミング的思考(アルゴリズム)の基礎ができています。

  • IT・Web系職種向けアピール例:「高校時代に情報処理検定(プログラミング部門)を取得し、アルゴリズムの基礎を習得しました。実務経験はありませんが、論理的な思考プロセスには自信があり、現在は独学でPythonを学習中です。エンジニアとして早期にキャッチアップできるよう努めます。」

国家資格(ITパスポート等)との違いと併記のすすめ

よく比較されるのが、国家資格である「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」です。

社会的信用度としては国家資格の方が上ですが、全商情報処理検定は「実務的な処理能力(特に表計算など)」を重視する傾向があります。

もし両方持っている場合は、必ず両方記載してください。「基礎理論(国家資格)」と「実務処理能力(全商)」の両方を持っている人材として、より高く評価されます。

まとめ

全商情報処理検定は、決して「子供だましの資格」ではありません。特に1級などの上位級は、確かな努力とスキルの証です。

履歴書には**「公益財団法人全国商業高等学校協会主催 情報処理検定試験(〇〇部門) 〇級 合格」**と正式名称で正確に記載し、そのスキルが現在の業務にどう役立つかをアピールすることで、書類選考の通過率を高める武器として活用してください。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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