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幼稚園教諭免許の履歴書への正しい書き方と正式名称ガイド

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転職活動において履歴書の資格欄は、自身のスキルや専門性を客観的に証明する重要なスペースです。特に幼稚園教諭免許は国家資格であり、教育現場だけでなく保育園や認定こども園、さらには幼児教育に関連する民間企業においても高い評価を得られる資格です。しかし、いざ履歴書に記入しようとすると、「一種や二種の違いは何か」「合格と書くのか取得と書くのか」など、細かいルールに迷ってしまうことは少なくありません。

資格名を正しく記載することは、ビジネスマナーの基本であり、仕事に対する丁寧さや正確さをアピールする第一歩となります。ここでは幼稚園教諭免許の正式名称や履歴書への正しい書き方、保育士資格との併記方法、そして教員免許更新制廃止後の扱いについて詳しく解説します。

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幼稚園教諭免許は必ず正式名称で記載します

履歴書の資格欄に記入する際、最も重要なルールは略称を使わずに正式名称で記載することです。普段会話で使っている「幼稚園の免許」や「幼稚園教諭免許」という言葉はあくまで通称であり、履歴書にそのまま書くことは不適切とされます。正式名称は、最終学歴(どの学校で単位を取得したか)によって区分されています。お手元の免許状を確認し、以下のいずれかに当てはまる正式名称を記入してください。

  • 大学(4年制)卒業の場合: 幼稚園教諭一種免許状
  • 短期大学・専門学校卒業の場合: 幼稚園教諭二種免許状
  • 大学院修了の場合: 幼稚園教諭専修免許状

記入する際は、「幼稚園教諭一種免許状 取得」と記載します。検定試験のように「合格」とは書かず、免許状が授与される資格ですので「取得」という言葉を使用するのが正しいマナーです。

取得年月日は免許状の「授与年月日」を確認します

資格欄には名称とともに取得年月を記入する必要がありますが、ここで注意したいのが日付です。学校を卒業した「3月」を何となく書いてしまいがちですが、正確には免許状に記載されている「授与年月日」を記入します。多くの場合、卒業式の日付や年度末の日付になっていますが、都道府県や手続きのタイミングによって異なる場合があります。記憶だけで書かず、必ず現物を確認して正確な年月を記載してください。

また、履歴書全体のマナーとして、年号の表記を統一することも忘れてはいけません。学歴や職歴欄を西暦(2025年など)で書いている場合は資格欄も西暦で、和暦(令和7年など)で書いている場合は和暦で統一します。この統一感がないと、読み手である採用担当者に「注意力が散漫である」という印象を与えてしまうリスクがあります。

保育士資格も持っている場合の書き方と順序

幼稚園教諭免許を持っている方の多くは、保育士資格も合わせて取得していることが一般的です。近年では幼稚園と保育園の機能を併せ持つ「認定こども園」が増加しており、両方の資格を持っている「保育教諭」としてのニーズは非常に高まっています。そのため、両方の資格を持っている場合は必ず両方とも記載し、強力なアピール材料としてください。

書き順については、原則として「取得年月が古い順」に上から記載します。大学や短大での同時取得であれば年月は同じになりますので、その場合はどちらを先に書いても問題ありません。ただし、応募先が幼稚園であれば幼稚園教諭免許を上に、保育園であれば保育士資格を上に書くといった工夫をすると、採用担当者の目に留まりやすくなります。

記入例としては以下のようになります。

  • 令和〇年〇月 幼稚園教諭二種免許状 取得
  • 令和〇年〇月 保育士登録

保育士の場合は「取得」ではなく「登録」と書くのが正式なルールですので、ここも使い分けることで専門知識の正確さをアピールできます。

更新制廃止に伴う免許状の扱いと履歴書への記載

2022年7月1日に教員免許更新制が廃止されたことに伴い、履歴書への書き方に迷うケースが増えています。結論から申し上げますと、現在有効な免許状をお持ちであれば、有効期限などを気にする必要はなく、通常通り「取得」と記載して問題ありません。

更新制が導入されていた時期に取得し、更新講習を受けずに有効期限が切れている「休眠状態」の免許状をお持ちの方もいるかもしれません。しかし、制度改正により、再就職などで免許を使用する際に改めて更新講習を受ける必要はなくなりました(※一部例外として、旧免許状所持者で失効している場合は、都道府県教育委員会への申請が必要なケースもあります)。

基本的には、過去に取得した事実があれば履歴書に記載して構いません。もし不安な場合は、資格名の後ろに「(更新講習免除)」や「(有効期限のない免許状)」といった注釈を入れる必要はなく、面接などで確認された際に現状を説明できれば十分です。履歴書はあくまで「能力の証明」ですので、自信を持って記載してください。

異業種への転職でもアピールになる免許の価値

幼稚園教諭免許は、教育現場以外への転職においても高く評価される資格です。例えば、幼児教室の講師や児童館スタッフ、学童保育の指導員などはもちろんのこと、子供服の販売や写真スタジオのスタッフなど、子供と接する機会のあるサービス業全般で歓迎されます。

免許を持っているということは、子どもの発達段階を理解し、適切な言葉がけや対応ができる専門スキルを持っていることの証明になります。また、教育実習などの厳しい課程を修了したことは、忍耐力や責任感の裏付けとしても評価されます。異業種に応募する場合であっても、資格欄に記載することで「基礎的な対人スキル」や「誠実さ」をアピールできます。

履歴書はあなた自身のキャリアを伝える大切な書類です。正しい名称と日付で正確に記載し、幼稚園教諭として培った知識と経験を最大限にアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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