履歴書でのVBAスキルの書き方完全ガイド。資格の正式名称から実務経験のアピール術まで
Excelなどの業務効率化に欠かせない「VBA(Visual Basic for Applications)」のスキルは、事務職や経理、データ分析を行う職種への転職において強力な武器となります。しかし、いざ履歴書や職務経歴書に書こうとすると、「資格がない場合はどう書けばいいのか」「どの程度のレベルからアピールしていいのか」と迷ってしまう方は少なくありません。
VBAスキルは、単に「使えます」と書くだけでは不十分です。採用担当者は、あなたが「コードを読めるのか、書けるのか」「業務をどれくらい効率化できるのか」を知りたがっています。
ここでは、VBAスキルの履歴書への正しい書き方(資格の正式名称)や、資格がない場合の実力のアピール方法、そして職務経歴書で評価を高めるための具体的な記述テクニックについて詳しく解説します。
1. VBA関連資格を持っている場合の履歴書への書き方
VBAに関する資格を持っている場合は、履歴書の「免許・資格」欄に正式名称で記載します。最も代表的な資格である「VBAエキスパート」を例に、正しい書き方を紹介します。
VBAエキスパートの正式名称
略称を使わず、以下のように主催団体名を含めて記載するのがマナーです。
【推奨される書き方】
- 令和〇年〇月 株式会社オデッセイコミュニケーションズ主催 VBAエキスパート Excel VBA ベーシック 取得
- 令和〇年〇月 株式会社オデッセイコミュニケーションズ主催 VBAエキスパート Excel VBA スタンダード 取得
※「Access VBA」の場合も同様に記載します。
※行数に余裕がない場合は、主催団体名を省略して「VBAエキスパート Excel VBA スタンダード 取得」としても通用します。
その他の関連資格
もし基本情報技術者試験やITパスポートなど、ITリテラシーを証明する国家資格も持っている場合は、それらと併記することで「基礎知識の上にVBAスキルがある」ことを強調できます。
2. 資格がない場合(実務経験のみ)の書き方とレベル表現
VBAは資格がなくても、実務で使いこなせていれば立派なスキルです。この場合は、履歴書の「免許・資格」欄ではなく、「特技・スキル」欄や**「自己PR」欄**、または職務経歴書の「活かせる知識・技術」欄に記載します。
重要なのは、「VBA使用可能」という一言で終わらせず、**「どのレベルで使えるか」**を具体的に明記することです。以下のレベル目安を参考に記載してください。
レベル別の書き方目安
- 初級(マクロの記録・微修正レベル)「Excel:マクロの記録機能を使用した定型業務の自動化、既存コードの簡単な修正が可能」
- 中級(コードの記述・構文理解レベル)「Excel VBA:If文やFor Next文などの構文を理解し、ゼロからコードを記述して業務ツールを作成可能」
- 上級(ユーザーフォーム・外部連携・エラー処理レベル)「Excel VBA:ユーザーフォームを用いた入力画面の作成、ADOによるデータベース連携、エラー処理の実装が可能。部署内で使用する業務システムの開発・保守経験あり」
このように具体的に書くことで、採用担当者は「入社後に任せられる業務範囲」を正確にイメージできます。
3. 採用担当者に響く!職務経歴書での「成果」のアピール術
VBAスキルを最も効果的にアピールできる場所は「職務経歴書」です。ここでは、「VBAが使えること」そのものではなく、**「VBAを使ってどのような成果を出したか(業務改善したか)」**を数値で示すことが鉄則です。
Before/Afterを数字で示す
「業務を効率化しました」という定性的な表現ではなく、時間やコストがどれくらい削減されたかを定量的に伝えます。
【アピール例文:事務職・経理職】
【業務改善実績】
毎月の請求書発行業務において、手作業で行っていたデータ転記と集計作業をVBAで自動化するツールを作成しました。
- 取り組み: 複数のExcelファイルからデータを集約し、PDF出力およびメール下書き作成までをワンクリックで行えるマクロを構築。
- 成果: 毎月2名で3日間(計48時間)かかっていた作業時間を、1名で半日(4時間)に短縮。年間で約500時間分の工数削減に貢献しました。
【アピール例文:営業・企画職】
【データ分析・効率化】
営業データの予実管理において、VBAを活用して日報データから自動でグラフを生成し、進捗を可視化するダッシュボードを作成。
- 成果: 集計作業の時間をゼロにし、分析と戦略立案に時間を割ける環境を構築。チーム内の意思決定スピードを向上させました。
チームへの貢献度も添える
自分だけでなく、チームメンバーにもツールを共有したり、マニュアルを作成して業務標準化に貢献したりした経験があれば、それも大きなアピールポイントになります。
「作成したツールは部署内10名に共有され、現在も標準業務フローとして定着しています」といった記述は、組織への貢献意欲を示す材料になります。
4. まとめ:VBAは「課題解決能力」の証明になる
VBAスキルを履歴書に書くことは、単なるPCスキルの証明にとどまりません。「現状の業務に課題を感じ、それを技術の力で解決しようとする姿勢(課題解決能力)」があることの証明になります。
- 資格があるなら: 正式名称で正確に書く。
- 資格がないなら: 具体的な操作レベルと、自動化できる範囲を書く。
- 職務経歴書では: 「削減時間」などの数値実績で貢献度を示す。
これらのポイントを押さえ、あなたのVBAスキルが企業の生産性向上に直結することを自信を持ってアピールしてください。





