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自営業手伝いは履歴書にどう書く?職歴としての正しい書き方とアピール術

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実家や配偶者、知人が営む自営業を手伝っていた期間がある場合、転職活動の履歴書にどう書くべきか悩む方は少なくありません。「会社員ではないから職歴にならないのでは?」「手伝いと書くと甘えていると思われるのでは?」といった不安を感じることもあるでしょう。

しかし、自営業手伝いの経験は、書き方次第で立派なアピール材料になります。経理や接客、在庫管理など、ビジネスの現場で培った実務能力は、正社員採用においても十分に評価される要素です。

ここでは、自営業手伝いを履歴書の職歴欄に記載する際の正しい用語や書き方のルール、そして採用担当者に「戦力になる」と思わせるためのアピールテクニックについて解説します。

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自営業手伝いは「職歴」として書いてもいいのか

まず結論から言うと、自営業の手伝いは履歴書の職歴欄に記載して問題ありません。

特に、一定期間継続して従事し、家計や経営の一助となっていた場合は、空白期間(ブランク)にするのではなく、堂々と記載すべきです。

ただし、以下の点に注意して判断してください。

  • 給与が発生していた場合(専従者など): 立派な職歴として扱われます。
  • 無給・お小遣い程度だった場合: 職歴欄には書かず、自己PR欄や備考欄で「家業の手伝いをしておりました」と補足する方が無難な場合もありますが、期間が長い場合は職歴欄に書いて面接で説明するのも一つの手です。

重要なのは、「空白期間に何をしていたか」を明確にし、そこで得た経験を伝えることです。

「入社」はNG?職歴欄への正しい書き方と用語

自営業の手伝いを記載する際、最も注意すべきなのが「用語」です。個人事業主の元で働いていた場合、会社組織ではないため「入社」「退社」という言葉は使いません。

正しい書き方は以下の通りです。

基本的な書き方:「従事」を使う

個人商店や農家など、法人化されていない個人事業主の手伝いをしていた場合は、**「従事(じゅうじ)」という言葉を使います。辞める際は「退社」ではなく「退職」**とします。

【記入例】

Plaintext

令和〇年 4月 家業である「〇〇青果店」に従事
       店舗での接客販売、仕入れ、配達業務を担当
令和〇年 3月 一身上の都合により退職

実家以外の自営業を手伝っていた場合

知人や配偶者の自営業を手伝っていた場合も同様です。

【記入例】

Plaintext

令和〇年 4月 個人事業主(飲食店経営)の業務に従事
       ホール接客および調理補助を担当
令和〇年 3月 一身上の都合により退職

法人化(株式会社など)されている場合

自営業であっても、法人登記されている会社であれば、通常通り**「入社」「退社」**を使います。

【記入例】

Plaintext

令和〇年 4月 株式会社〇〇(家業) 入社
       総務・経理担当として給与計算および決算補助業務に従事
令和〇年 3月 一身上の都合により退社

※カッコ書きで「(家業)」と添えると、採用担当者に対して事情が伝わりやすく親切です。

「手伝い」という言葉の印象を変える具体的なアピール術

履歴書に「家業手伝い」とだけ書くと、「責任のない仕事をしていたのではないか」とネガティブに捉えられるリスクがあります。これを払拭するためには、具体的な業務内容を記載し、ビジネススキルがあることを証明する必要があります。

1. 業務内容は具体的に書く

「手伝い」という曖昧な表現は避け、担当していた業務を具体的にリストアップしましょう。

  • OK例: 「接客、レジ締め、在庫管理、発注業務、アルバイトのシフト管理」
  • OK例: 「請求書発行、帳簿入力(弥生会計使用)、電話応対、顧客リスト管理」

これにより、「実務能力がある」と判断してもらえます。

2. 「経営者視点」をアピールする

自営業の現場では、大企業のように業務が細分化されておらず、一人で何役もこなすことが求められます。また、売上やコストに対する意識もシビアになりがちです。

  • 「コスト削減のために仕入れルートを見直した」
  • 「売上アップのためにSNSでの集客を提案・実行した」といったエピソードがあれば、職務経歴書や自己PR欄で強調しましょう。「経営者のサポート役として広い視野で働ける」という点は、一般社員にはない強みになります。

3. コミュニケーション能力と柔軟性

家族や少人数での経営だからこそ、阿吽の呼吸や臨機応変な対応が求められます。また、取引先や顧客との距離も近いため、信頼関係を築くコミュニケーション能力もアピールポイントになります。

面接で「なぜ家業を継がないのか」と聞かれたら?

自営業手伝いの経験者が面接でよく聞かれるのが、「なぜ家業を継がずに外で働くのか?」「また家業に戻るのではないか?」という質問です。これには明確かつポジティブな理由を用意しておく必要があります。

  • 外の世界を知りたい: 「家業という狭い世界だけでなく、組織の中で揉まれてスキルアップしたい」
  • 家業の状況: 「兄が継ぐことが決まっており、自分は別の道でキャリアを築きたい」「事業縮小により人手が足りるようになったため、自立を決意した」

このように、「腰掛け」ではなく、覚悟を持って転職活動をしていることを伝えましょう。

まとめ

自営業手伝いの期間は、決して「キャリアの空白」ではありません。「従事」という正しい用語を使い、具体的な業務内容を記載することで、あなたの実務能力を正当に評価してもらうことができます。

「何でも屋」として柔軟に動いてきた経験や、経営者に近い場所で培った責任感を自信を持ってアピールし、次のキャリアへのステップアップにつなげてください。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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