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軍雇用員の書類選考を突破する履歴書の書き方ガイド。LMO登録用紙で差をつけるアピール術

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安定した身分と充実した福利厚生で、転職市場において圧倒的な人気を誇る「軍雇用員(駐留軍等労働者)」。しかし、その採用プロセスは一般的な民間企業とは大きく異なり、まずは「独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構(LMO:エルモ)」への求職登録が必要となるケースが大半です。

実質的な書類選考となるこの「求職登録申込書」や、面接時に持参する履歴書において、どのような書き方をすれば採用担当者(米軍側のスーパーバイザー等)の目に留まるのでしょうか。ここでは、軍雇用員特有の採用システムを踏まえた履歴書の書き方や、有利になる資格のアピール方法、そして英語力の伝え方について詳しく解説します。

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軍雇用員の採用は「登録制」。申込書が履歴書の役割を果たします

軍雇用員(常用従業員)になるためには、まずLMOの窓口やWebサイトで求職登録を行う必要があります。求人が出た際、米軍側はこの登録データの中から条件に合う人材をピックアップ(リファーラル)し、面接に呼びます。つまり、最初の登録用紙(求職登録申込書)の内容が薄いと、そもそも選考の土俵に上がることすらできません。

登録用紙には、希望職種、職歴、資格、自己PRなどを記入します。ここで重要なのは、米軍が求めているのは「即戦力」であるという点です。日本の新卒採用のようなポテンシャル採用ではなく、欠員が出たポストに「すぐにフィットするスキルを持った人」を探しています。そのため、書き方は具体的かつ実務能力重視の内容にする必要があります。

【職歴欄】具体的な業務内容と期間を詳細に記載する

一般的な履歴書の職歴欄では「株式会社〇〇 入社」「総務部 配属」といった簡潔な記載が好まれますが、軍雇用員の登録においては「何ができるか」を具体的に書くことが鉄則です。米軍の担当者は、日本の社名だけを見てもどのようなスキルがあるか判断できません。

書き方のポイント

  • 具体的な業務内容: 「事務」ではなく、「英文メール対応、給与計算(対象100名)、会議議事録の作成(英語)、来客対応」など、タスクレベルで記載します。
  • 使用ツール・機器: Word、Excel、PowerPointのレベル(関数、ピボットテーブル等)や、フォークリフト、大型車両など、扱える機器を明記します。
  • マネジメント経験: リーダー経験や部下の人数があれば、統率力のアピールになります。

職歴は新しいものから順に書き、空白期間がないように埋めるのが基本です。もしアルバイト経験であっても、希望職種(例:販売、接客、清掃など)に関連するものであれば、立派なアピール材料になります。

【資格・スキル欄】語学力と職種別資格は必須のアピール材料

軍雇用員の選考において、語学力(英語力)は最強の武器です。多くの職種で語学手当がつくほか、英語力が必須のホワイトカラー職(事務職、通訳など)を目指す場合は、TOEICや英検のスコア記載が必須となります。

  • 英語力: 英検2級以上、TOEIC 550点以上が目安となる職種が多いですが、それ以下でも現在のスコアを正直に記載し、「学習中」である意欲を見せることが大切です。英会話スクールへの通学歴などもアピールになります。
  • 職種別資格: 応募する職種に合わせて、運転免許(大型、牽引など)、危険物取扱者、調理師、ボイラー技士、電気工事士などの資格を正式名称で記載します。
  • PCスキル: MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)や、タイピング速度(1分間に何文字打てるか)なども、事務職希望の場合は有効なアピールになります。

【希望職種・備考欄】柔軟性と貢献意欲を伝える

軍雇用員は競争率が高いため、希望職種を一つに絞りすぎるとチャンスを逃す可能性があります。自身の経験や資格が活かせる職種であれば、複数選択(第1希望〜第3希望など)することで、リファーラルされる確率を高めることができます。

備考欄や自己PR欄では、「どのような環境でも適応できる柔軟性」と「異文化への理解」をアピールします。米軍基地という特殊な環境下では、日本とは異なる商習慣や文化の中で働くことになります。そのため、「変化に対して柔軟に対応できる」「多様なバックグラウンドを持つ人々と協調できる」といったスタンスは、採用担当者(多くはアメリカ人や軍関係者)に安心感を与えます。

英語の履歴書(Resume)は必要か

LMOへの登録自体は日本語で行われますが、面接に呼ばれた際や、NAF(独立採算制組織)などの直接雇用に応募する際には、英語の履歴書(Resume)の提出を求められる、あるいは持参すると有利になるケースがあります。

特に事務職や専門職で、上司がアメリカ人となるポジションでは、英語のレジュメがあることで「英語での実務能力がある」「準備が良い」と高く評価されます。日本語の履歴書を単に翻訳するのではなく、Action Verbs(能動詞)を用いて実績を強調する欧米式のレジュメ作成も、並行して準備しておくことを強くお勧めします。

まとめ:定期的な情報更新(更新手続き)を忘れずに

軍雇用員の登録情報は、一度提出して終わりではありません。有効期限(通常1年など)があるため、定期的な更新手続き(再登録)が必要です。その際、新しい資格を取得したり、職歴が増えたりした場合は、必ず情報をアップデートしてください。

常に最新かつ詳細な情報を提示し、「いつでも働ける準備ができている即戦力」であることをアピールし続けることが、軍雇用員への採用を勝ち取るための最も確実な方法です。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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