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語学留学の経験を履歴書でどうアピールする?期間別の正しい書き方と「遊学」と思わせないテクニック

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学生時代や社会人になってからの一念発起で「語学留学」を経験したことは、人生における大きな財産です。しかし、いざ転職活動の履歴書を書く段になると、「学歴欄に書いていいのか?」「職歴のブランク(空白期間)としてマイナスに見られないか?」と悩む方は少なくありません。

実は、語学留学は書き方一つで「行動力とスキルの証明」にもなれば、単なる「長期休暇(ブランク)」とも受け取られてしまう諸刃の剣です。採用担当者にあなたの経験を正しく評価してもらうためには、留学の種類や期間に合わせた適切な記載場所と、成果のアピール方法を知っておく必要があります。

ここでは、語学留学の履歴書への正しい書き方や、短期・長期別の記載ルール、そして「遊んできただけ」と思われないためのアピール術について詳しく解説します。


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語学留学は「学歴欄」には書かないのが原則ルール

まず押さえておきたい基本ルールとして、語学留学は原則として履歴書の「学歴欄」には記載しません。

履歴書の学歴欄に書くことができるのは、学校教育法で定められた学校(大学、短大、専門学校など)への「入学・卒業」のみです。語学学校への留学は、正規の学位取得を目的とした留学(正規留学)ではないため、厳密には学歴には含まれないのです。

どこに書くべきか?

留学の期間や目的によって、以下の欄を使い分けるのが一般的です。

  1. 職歴欄(または学歴・職歴欄の時系列の中)
    • 社会人になってから1年以上の長期留学をしており、職歴に空白期間(ブランク)がある場合。
  2. 免許・資格欄
    • 留学によってTOEICスコアや語学関連の資格を取得した場合。
  3. 自己PR欄・備考欄・特技欄
    • 1年未満の短期留学や、学生時代の留学経験をアピールしたい場合。

【期間別】履歴書への具体的な記載例

留学期間の長さによって、採用担当者が気にするポイントは異なります。それぞれのケースに合わせた最適な書き方を見ていきましょう。

1. 1年以上の長期留学(社会人留学)の場合

会社を退職して留学していた場合、履歴書上では職歴に空白ができてしまいます。この空白期間を「ニート期間」と誤解されないよう、学歴・職歴欄の時系列の中に留学の事実を記載し、ブランクの理由を明確にします。

【職歴欄への記入例】

Plaintext

平成28年 4月 株式会社〇〇 入社
       営業部にて法人営業に従事
平成31年 3月 一身上の都合により退社
平成31年 4月 アメリカ合衆国・ニューヨークへ語学留学(1年間)
       語学学校〇〇にてビジネス英語を専攻
令和 2年 3月 帰国
令和 2年 4月 株式会社△△ 入社

※このように時系列に組み込むことで、「キャリアアップのための計画的な留学であった」ことを印象づけられます。

2. 1年未満の短期留学の場合

数週間から数ヶ月程度の短期留学は、職歴欄に書くと「転職回数が多い」「落ち着きがない」と誤解されるリスクがあります。そのため、職歴欄ではなく**「自己PR欄」や「備考欄(特記事項)」**に記載してアピールします。

【自己PR欄への記入例】

【行動力と異文化適応力】

前職の有給休暇を利用し、3ヶ月間の語学留学(カナダ)を経験しました。現地では多国籍なクラスメートと積極的に交流し、英語でのコミュニケーション能力を磨きました。この経験で培った度胸と適応力は、貴社のグローバル案件においても活かせると確信しております。

3. 学生時代の留学の場合

新卒ではなく中途採用の場合、学生時代の留学経験は「学歴」としては評価されにくいですが、「英語力」や「バイタリティ」の根拠としては有効です。**「自己PR欄」「免許・資格欄」**で補足的に触れるのがスマートです。


「遊学」と思わせないためのアピールテクニック

採用担当者の中には、語学留学に対して「ただの海外旅行の延長ではないか(遊学)」と厳しい目を持つ人もいます。この懸念を払拭し、ビジネススキルとして評価させるためには、以下の3要素を盛り込むことが重要です。

1. 定量的な成果(Before/After)を示す

「英語が話せるようになりました」という主観的な感想ではなく、客観的な数字で成長を示します。

  • 「留学前 TOEIC 500点 → 帰国後 850点取得」
  • 「ビジネスレベルの通訳・翻訳スキルを習得」

資格欄にTOEICスコアなどを記載する際、余白に「(〇〇留学にて習得)」と書き添えるのも有効です。

2. 留学の「目的」と「行動」を伝える

なぜ留学したのか、現地で何をしたのかを職務経歴書や自己PRで具体的に語ります。

  • 「前職で海外顧客との折衝に課題を感じ、実践的な交渉力を身につけるために留学しました」
  • 「語学学校だけでなく、現地のボランティア活動に参加し、生きた英語と現地文化を学びました」

3. 帰国後のキャリアビジョンと結びつける

留学経験が、今回の転職(応募企業での業務)にどう役立つかを接続します。

  • 「培った語学力を活かし、貴社の海外事業部とのブリッジ役として貢献したい」
  • 「多様な価値観の中で生活した経験を、インバウンド向けの接客に活かしたい」

留学経験を「職務経歴書」で補強する

履歴書のスペースは限られているため、詳細なアピールは職務経歴書で行います。

職務経歴書の中に**「留学経験」**という項目を設け、以下の内容をまとめましょう。

  • 期間・国・学校名
  • 留学の目的(なぜそのタイミングで行ったか)
  • 習得したスキル(語学力、異文化理解、問題解決能力など)
  • 具体的なエピソード(困難を乗り越えた経験など)

まとめ

語学留学の経験は、履歴書の書き方次第で「単なる空白期間」にも「貴重なキャリアの一部」にもなります。

  • 正規留学でない限り学歴欄には書かない
  • 長期のブランク期間がある場合は職歴欄の時系列に組み込んで説明する。
  • 成果(TOEICなど)とセットで伝え、ビジネスへの貢献度を示す。

このポイントを押さえ、あなたの行動力と成長意欲を自信を持ってアピールしてください。世界を見てきた経験は、必ず次の仕事での強みになります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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