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ボランティア経験は履歴書にどう書く?評価される書き方と自己PRへの活かし方

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転職活動の履歴書作成において、ボランティア活動の経験を記載すべきかどうか迷う方は少なくありません。「職歴ではないから書かないほうがいいのか」「アピールになるなら書きたいが、どの欄にどう書けばいいのか」といった疑問を持つことでしょう。

結論から言えば、ボランティア経験は書き方次第で、あなたの「人柄」「行動力」「空白期間の正当性」を証明する強力な武器になります。特に異業種への転職や、職歴にブランクがある場合、その経験は大きな助けとなります。

ここでは、ボランティア経験を履歴書に記載する際の判断基準や、具体的な書き方のルール、そしてビジネススキルとしてアピールするためのテクニックについて詳しく解説します。

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ボランティア経験を履歴書に書くべきケースと判断基準

ボランティア活動は雇用契約に基づく労働ではないため、必ずしも履歴書に書く義務はありません。しかし、以下のケースに当てはまる場合は、積極的に記載することでプラスの評価につながる可能性が高まります。

1. 職歴の空白期間(ブランク)を埋める場合

退職してから次の就職までに期間が空いている場合、採用担当者は「その間何をしていたのか」を気にします。この期間にボランティア活動をしていたのであれば、ただ休んでいたわけではなく、社会との関わりを持ち、活動的に過ごしていたことの証明になります。

2. 応募職種に関連するスキルや経験がある場合

例えば、介護職への応募で「高齢者施設でのボランティア経験」がある場合や、イベント企画職への応募で「地域イベントの運営ボランティア経験」がある場合などは、実務未経験であっても基礎的な理解や適性があることのアピールになります。

3. 長期間継続して活動している場合

数ヶ月から数年にわたり継続的に活動している場合、それは「継続力」や「誠実さ」、「社会貢献意欲の高さ」を示す指標となります。

履歴書の「どこ」に書くのが正解か?

ボランティア経験を記載する場所は、その活動の規模や期間によって使い分けるのが一般的です。

本格的な活動なら「職歴欄」でもOK

NPO法人などで長期間(概ね半年以上)、週数回など定常的に活動し、実務に近い責任を負っていた場合は、職歴欄に記載しても問題ありません。

ただし、雇用契約ではないため「入社」ではなく**「従事」や「参加」**という言葉を使います。

【職歴欄への記入例】

Plaintext

令和〇年 4月 NPO法人〇〇にてボランティアスタッフとして活動開始
       広報担当としてSNS運用およびイベントのチラシ作成に従事(週3回勤務)
令和〇年 3月 活動終了

一般的な活動なら「趣味・特技」や「自己PR」欄へ

週末だけの活動や、単発のボランティア、職歴に書くほどではないと判断した場合は、「趣味・特技」欄や**「自己PR」欄**、あるいは**「備考(通信)欄」**を活用します。

【趣味・特技欄への記入例】

ボランティア活動(地域清掃活動に月1回、3年間継続して参加)

採用担当者に響く具体的な書き方とアピール術

単に「ボランティアをしました」と書くだけでは、「良い人」で終わってしまいます。ビジネスの場である転職活動では、そこから得た「スキル」や「スタンス」を伝える必要があります。

1. 具体的な役割と成果を書く

「参加した」事実だけでなく、そこで「何を担当し、どう貢献したか」を具体的に記述します。

  • リーダーとしてメンバーをまとめた経験 → マネジメント能力
  • 寄付金集めのイベントを企画した経験 → 企画・実行力
  • 子供や高齢者と接した経験 → コミュニケーション能力

2. 「自主性」と「問題解決能力」を強調する

ボランティアは指示待ちではなく、自ら課題を見つけて動くことが求められる場面が多い活動です。

「運営がスムーズにいかない場面で、マニュアルを作成して効率化した」といったエピソードを自己PRに盛り込むことで、仕事においても自律的に動ける人材であることをアピールできます。

3. 企業のCSR(社会貢献)方針と絡める

応募する企業がCSR活動やSDGsに力を入れている場合、ボランティア経験は「企業の価値観との一致(カルチャーフィット)」を示す材料になります。志望動機の中で、「貴社の社会貢献に対する姿勢に共感し、私自身のボランティア経験で培った奉仕の精神を活かしたい」とつなげると説得力が増します。

記載する際に注意すべきポイント

ボランティア経験を書く際には、いくつか注意点もあります。

  • 政治・宗教色の強い活動は慎重に特定の政党や宗教団体に関連するボランティア活動は、個人の思想信条に関わるデリケートな情報です。採用選考において思想信条は判断基準にしてはならないとされていますが、予断を持たれるリスクを避けるため、具体的な団体名は伏せて「活動内容のみ」を記載するか、記載自体を控える判断も必要です。
  • 「仕事よりボランティア優先」と思わせないあまりに熱心さをアピールしすぎると、「入社後もボランティアが忙しくて仕事に支障が出るのではないか」と懸念される場合があります。「休日に活動している」「業務に支障はない」というスタンスを見せることが大切です。

まとめ

ボランティア経験は、書き方一つで立派なキャリアの一部になります。

「無報酬だから」と軽視せず、そこで培った「人間力」や「実務スキル」を履歴書に落とし込み、採用担当者にあなたの多面的な魅力を伝えてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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