1996年(平成8年)生まれの履歴書年号早見表と30歳目前のキャリアを活かす書き方
転職活動で履歴書を作成する際、必須となるのが入学・卒業年度の正確な記入です。「平成何年だったか」「西暦だといつか」という計算に時間を取られたり、うっかり計算ミスをしてしまったりすることは避けたいものです。
1996年(平成8年)生まれの方は、現在20代の終盤に差し掛かり、若手から中堅、そしてリーダー格へとキャリアのフェーズが移行する非常に重要な時期にいます。ここでは、1996年生まれの方に向けた正確な年号早見表と、履歴書作成時に特に注意すべき「元号の変わり目」、そしてこの年代が転職市場で評価されるポイントについて詳しく解説します。
1996年(平成8年)生まれの学歴・入学卒業年度早見表
履歴書の学歴欄を記入する際は、以下の早見表を参考にしてください。1996年生まれの方は、生まれた月日によって学年(年度)が異なります。「4月2日以降生まれ」か「早生まれ(1月1日~4月1日)」かを確認の上、該当する表を使用してください。
※留年や浪人がないストレートの場合の年月です。
【4月2日~12月31日生まれ】の場合
(1996年度生まれ/子年)
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2012年 3月 | 平成24年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2012年 4月 | 平成24年 4月 |
| 卒業 | 2015年 3月 | 平成27年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2015年 4月 | 平成27年 4月 |
| 卒業 | 2017年 3月 | 平成29年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2015年 4月 | 平成27年 4月 |
| 卒業 | 2019年 3月 | 平成31年 3月 |
【1月1日~4月1日生まれ】の場合
(1995年度生まれ/早生まれ/亥年・子年)
※学年が一つ上になります。
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2011年 3月 | 平成23年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2011年 4月 | 平成23年 4月 |
| 卒業 | 2014年 3月 | 平成26年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2014年 4月 | 平成26年 4月 |
| 卒業 | 2016年 3月 | 平成28年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2014年 4月 | 平成26年 4月 |
| 卒業 | 2018年 3月 | 平成30年 3月 |
1996年生まれの現在の年齢とキャリアステージ
履歴書に記載する「満年齢」は、提出日(投函日または面接日)時点の年齢を記入します。
2025年(令和7年)11月時点での年齢は以下の通りです。
- 誕生日が来ている方:29歳
- 誕生日がまだの方:28歳
社会人としての立ち位置
大卒でストレートに入社した場合、4月2日以降生まれの方は社会人7年目、早生まれの方は社会人8年目(2025年現在)となります。
この年代は、ビジネスパーソンとして最も脂が乗ってくる時期であり、現場の実務リーダーやマネジメント補佐を任されることも多い**「即戦力の中核層」**です。転職市場においてもニーズが非常に高く、ポテンシャルだけでなく「具体的な実績」や「専門性」が厳しく問われるフェーズにあります。
履歴書作成時に間違いやすい「平成31年」と「令和」の境界線
1996年生まれ(4月2日以降生まれ)の方が特に注意すべきなのが、大学卒業時の年号表記です。
ストレートで大学を卒業した場合、その年月は2019年3月となります。
元号が「平成」から「令和」に変わったのは2019年5月1日ですので、卒業証書の日付はまだ「平成」です。
- 2019年3月 卒業 → **「平成31年 3月」**と書くのが正解です。
- 2019年4月 入社 → **「平成31年 4月」**となります。
もし留年や留学などで卒業が2019年5月以降になった場合は、「令和元年」を使用します。
(例:2020年3月卒業なら「令和2年3月」)
この時期は年号の切り替わりと重なるため、自身の卒業・入社年月がどちらに含まれるかをしっかり確認してください。
20代ラストスパートに向けた履歴書・職務経歴書の戦略
30代を目前に控えたこの時期の転職活動では、履歴書や職務経歴書の書き方も「若手感」から脱却する必要があります。
1. 実績は「数値」と「プロセス」で語る
「頑張りました」「貢献しました」という定性的な表現だけでなく、「売上昨年対比120%達成」「プロジェクトリーダーとして5名のメンバーをマネジメント」といった、客観的な数値と役割を明記しましょう。即戦力としての説得力を持たせることが不可欠です。
2. キャリアの一貫性と将来のビジョン
これまでの経験が次のキャリアにどう繋がるのか、一貫性を持たせた志望動機を作成します。「もうすぐ30歳だから焦って転職する」のではなく、「これまでの経験を土台に、30代で〇〇を実現するために転職する」という前向きなビジョンを提示することで、採用担当者に安心感を与えられます。
3. 基本的なミスの排除
社会人経験が豊富な年代だからこそ、履歴書の誤字脱字や年号の不統一といったケアレスミスは「仕事が雑な人」という致命的な評価に繋がります。提出前の最終チェックは入念に行いましょう。
まとめ
1996年生まれの方は、これまでの経験を武器にキャリアを大きく飛躍させることができる重要な時期にいます。
履歴書はあなたのキャリアの第一印象を決める大切なツールです。早見表を活用して正確な情報を記載し、プロフェッショナルとしての信頼感と実績をしっかりとアピールしてください。





