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中途採用の書類選考を通過する履歴書学歴欄の正しい書き方とポイント

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中途採用における学歴欄の重要性と基本ルール

転職活動における履歴書は、応募者のキャリアと実務能力を判断するための最も基本的な書類です。中途採用では即戦力となる職歴が重視される傾向にありますが、学歴欄をおろそかにしてはいけません。採用担当者は学歴欄を通じて、応募者がどのような教育を受けてきたかという基礎的なバックグラウンドを確認するだけでなく、書類作成における正確性やビジネスマナーが備わっているかを見ています。

履歴書全体に言えることですが、まずは年号の表記を統一することが大原則です。西暦(2025年など)で書くか、和暦(令和7年など)で書くかを決め、学歴から職歴、提出日に至るまで全て統一します。これが混在していると、読み手にストレスを与えるだけでなく、注意力が散漫であるという印象を与えかねません。また、文字は丁寧に書き、誤字脱字がないように見直すことも重要です。学歴欄は事実を淡々と記載する箇所ですが、だからこそミスが目立ちやすいため、細心の注意を払って作成する必要があります。

学歴はいつから書くべきかの判断基準

中途採用の履歴書において、学歴をどこから書き始めるべきかという質問は非常に多くあります。一般的には、義務教育終了後の「高等学校入学」から記載するのがスタンダードとされています。小中学校の学歴は、転職市場においては評価の対象になりにくく、行数を圧迫してしまうため省略するのが通例です。

具体的な書き方としては、一行目の中央に「学歴」と記載し、その次の行から古い順に時系列で記入していきます。高校については入学年月と卒業年月をそれぞれ記載します。大学や専門学校、短期大学に進学した場合も同様に入学と卒業を記載します。もし転職回数が多く、職歴欄のスペースを確保したい場合は、高校の入学を省略し「卒業」から記載する方法や、大学卒業のみを記載する方法も許容される場合がありますが、基本的には高校卒業以上を記載しておけば間違いありません。空白期間が生じないように、年月日は正確に計算して記入することが大切です。

学校名や学部学科は正式名称で正確に記載する

学歴欄を書く際、学校名や学部名を省略せずに正式名称で記載することは必須のマナーです。「高校」ではなく「高等学校」と書き、公立か私立かも明記します。例えば、「私立〇〇高等学校」や「神奈川県立△△高等学校」といった具合です。大学の場合も同様に、「〇〇大学」だけでなく、学部、学科、専攻コースまで詳細に記載します。

採用担当者は、学部や学科名から応募者がどのような専門分野を学んできたかを推測します。特に理系職種や専門職への転職の場合、専攻内容は基礎知識の証明となるため重要です。また、近年では学部名の変更や統廃合も多いため、在籍当時の名称を正確に書く必要があります。卒業論文のテーマについては、新卒採用ほど重視されませんが、応募する職種に関連性がありアピールになる場合は、行を改めて簡潔に記載しても良いでしょう。正確な名称で記述することは、ビジネスにおける正確な事務処理能力の証明にもなります。

中途退学や留学経験がある場合の適切な書き方

学歴の中に中途退学の事実がある場合、それを隠さずに記載する必要があります。中退を卒業と偽ることは学歴詐称にあたり、入社後に発覚すれば解雇などの重大なトラブルに発展するリスクがあります。書き方としては、学校名を書いた横、あるいは次の行に「中途退学」と記載します。

中退という事実にネガティブな印象を持たれることを避けるため、やむを得ない事情や前向きな理由がある場合は、簡潔に理由を書き添えることが有効です。例えば「家庭の経済的事情により中途退学」や「海外留学のため中途退学」、「進路変更のため自主退学」といった記述です。留学経験については、1年以上の正規留学であれば学歴欄に記載し、期間と学校名、取得した学位などを明記します。1年未満の短期留学や語学留学の場合は、学歴欄ではなく自己PR欄や備考欄でアピールするのが一般的です。

社会人経験後の再入学やリカレント教育のアピール

近年では、社会人になってから大学院に入学したり、専門学校で新たなスキルを学んだりする「リカレント教育」を受ける人が増えています。中途採用において、こうした学び直しの姿勢は高く評価されます。職歴の途中に学歴が入ることになりますが、時系列に沿って正確に記載します。

例えば、一度就職した後に退職して大学院へ進んだ場合は、職歴欄に退職を記載した後、学歴欄ではなく職歴の流れの中で「〇〇大学大学院 入学」と記載するか、あるいは学歴欄の最後に追記する形でも構いません。働きながら夜間大学院などに通っていた場合は、職歴と期間が重なることになりますが、それも事実通りに記載します。社会人になってからの主体的な学習意欲は、ポテンシャルの高さや向上心を示す強力なアピール材料となりますので、省略せずに記載してください。

学歴欄の書き方一つで事務処理能力が判断されます

中途採用の選考において、学歴そのものの偏差値やブランド力だけで合否が決まることは稀です。それ以上に、履歴書という公式な書類をいかに正確に、ルールに則って作成できるかという点が、社会人としての基礎能力として見られています。

年号の統一、正式名称での記載、入学・卒業年度の正確さなど、基本的なルールを守ることは、仕事における「丁寧さ」や「信頼性」に直結します。インターネット上の年号早見表などを活用し、自分の経歴を正確に棚卸ししてから記入することをお勧めします。たかが学歴欄と思わずに、細部まで配慮を行き届かせた履歴書を作成することが、書類選考を突破し、面接へと進むための確実な一歩となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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