履歴書の「資格欄」は宝の持ち腐れにするな!看護師が書くべき資格・書かなくていい資格と、採用担当者に響く戦略的記載術
履歴書の「免許・資格」欄を、単なる「持っている資格のリスト」だと思っていませんか。多くの看護師が、看護師免許と運転免許だけを書いて空白を残したまま提出していますが、これは非常にもったいないことです。採用担当者にとって、資格欄はその人の「スキルレベル」だけでなく「向上心」や「興味の方向性」を読み解く重要な手がかりとなります。
看護師免許以外に書くべきものはあるのか、勉強中の資格はどうすればいいのか。本記事では、書類選考の通過率を少しでも高めるための、資格欄の戦略的な書き方とマナーについて解説します。
1.まずは基本の「正式名称」と「日付」を完璧にする
資格欄で最も多いミスが、名称の省略と日付のズレです。どんなに立派な資格を持っていても、ここが雑だと「確認不足の多い人」というレッテルを貼られてしまいます。
- 看護師免許:「看護師免許」と書くのが一般的ですが、より正確には**「看護師免許 取得」または「看護師籍 登録」と記載します。日付は、国家試験に合格した日ではなく、免許証(賞状のようなもの)に記載されている「登録年月日」**を書くのが鉄則です。
- 自動車免許:「普通免許」などの略称はNGです。**「普通自動車第一種運転免許 取得」**と正式名称で記載します。AT限定の場合は「(AT限定)」と書き添えます。訪問看護やクリニックなど、送迎や訪問車を使う職場では必須級のアピールポイントになります。
- 年号の統一:履歴書全体で西暦(20XX年)か和暦(令和〇年)かを統一してください。資格証を見ながら書くと、そこだけ元号が混ざってしまうことがあるので注意が必要です。
2.「書くべき資格」と「書かない方がいい資格」の境界線
スペースが限られている中で、どの資格を優先して書くべきか。判断基準は「応募先の業務に関連するか」と「社会人としてのレベル」です。
書くべき資格(評価アップにつながるもの)
- 医療・介護系資格:保健師、助産師はもちろん、ケアマネジャー(介護支援専門員)、認定看護師、専門看護師、呼吸療法認定士、BLS/ACLS(救命処置)などの資格は、即戦力性の証明になります。
- パソコン・語学系スキル:MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や日商簿記などは、企業看護師や管理者候補として応募する場合に「事務処理能力」の証明になります。TOEIC(目安として600点以上)や英検(2級以上)は、外国人患者の多い病院や治験コーディネーターなどで強力な武器になります。
書かなくていい資格(ノイズになるもの)
- 業務に無関係すぎる趣味の資格:「世界遺産検定」や「アロマテラピー検定(医療に使わない場合)」などは、面接の話題作りにはなりますが、スペースを圧迫するなら省きます。ただし、他に書くものがなく空白が目立つ場合は、人柄を伝えるために書いても構いません。
- レベルが低すぎる検定:英検3級や漢検3級など、義務教育レベルの資格は「書くものがなかったのか」と思われかねないため、書かない方が無難です。一般的に履歴書に書けるのは2級以上が目安とされています。
3.「勉強中」も立派なアピール!未来のスキルを売り込む裏技
「まだ資格を持っていないから書くことがない」と諦めるのは早計です。現在、取得に向けて勉強している資格や、研修を受講中のものがあれば、それを記載することで「向上心」をアピールできます。
- 書き方の例:「現在、介護支援専門員の資格取得に向けて勉強中(〇月に受験予定)」「日本糖尿病療養指導士 認定講習受講中」「普通自動車第一種運転免許 取得予定(〇月取得見込み)」
このように書くことで、採用担当者は「入職後も自ら学んで成長してくれる人材だ」と判断します。特に未経験の分野(訪問看護など)に挑戦する場合、関連資格を勉強中であると書けば、本気度を裏付ける強力な証拠になります。
4.認定証が見当たらない時の対処法
履歴書を書く段階になって「免許証が見つからない」「取得年月が分からない」と焦るケースはよくあります。
- 看護師免許:厚生労働省の「資格確認検索」サイトで氏名と本籍地などを入力すれば、登録年月日と登録番号を照会できる場合があります(ただし、確実なのは免許証の再交付手続きです)。
- その他の資格:主催団体のウェブサイトで確認するか、問い合わせて再発行を依頼します。
履歴書に嘘の年月を書くと「経歴詐称」になりかねません。正確な日付が不明な場合は、「〇年〇月 取得(見込み)」などと曖昧にせず、空白にしておくか、備考欄で「証書紛失のため再発行手続き中」と正直に伝える誠実さが求められます。
5.資格欄は「時系列」で整理し、読み手の負担を減らす
資格が複数ある場合、基本的には**「取得した順(時系列)」**に上から書いていきます。
- 普通自動車第一種運転免許 取得
- 看護師免許 取得
- 保健師免許 取得
- 〇〇認定看護師 認定
ただし、あまりにも資格が多く、看護師としてのキャリアと無関係なものが混ざっている場合は、看護関連の資格を優先して記載し、その他は省略するか、「他」としてまとめる工夫が必要です。採用担当者が知りたいのは「当院で何ができるか」です。その答えとなる資格がパッと目に入るよう、情報を取捨選択し、整然と記載してください。





