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「入職時期」で書類落ちしていませんか? 採用担当者が安心する“日付”の書き方と、転職スケジュールの正解

keireki0530
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「履歴書の『本人希望欄』、入職可能時期なんて書いていいか分からない」

「ボーナスをもらってから辞めたいけど、半年先の入職希望なんて書いたら落とされる?」

看護師の転職活動において、志望動機や自己PRと同じくらい、実は合否に直結しているのが**「入職時期(いつから働けるか)」**です。

採用担当者は、あなたのスキルがどれだけ高くても、**「病院が欲しいタイミング」と「あなたが来れるタイミング」**がズレていれば、涙を呑んで不採用にします。

逆に言えば、ここの書き方一つで「計画性がある人だ」と評価され、内定を一気に引き寄せることも可能なのです。

本記事では、採用担当者の心理を読み解き、書類選考を有利に進めるための「入職時期の書き方」と「スケジュールの立て方」について解説します。


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1.なぜ「入職時期」が合否を分けるのか?

病院が求人を出しているとき、そこには必ず「期限」があります。

欠員補充なら「来月からすぐに来てほしい」ですし、新年度の増員なら「4月1日に間に合わせてほしい」と考えます。

ここで応募者が犯しがちなミスは以下の2つです。

  1. 時期が遠すぎる(半年以上先など)
    • 「そんなに待てない」「その間に辞退されるかも」と敬遠されます。
  2. 時期が曖昧(「相談に応じます」のみ)
    • 「退職交渉が進んでいないのでは?」「優柔不断かも」と不安視されます。

採用担当者が求めているのは、「いつ戦力になってくれるか」という確約です。

これを明確に書類に書くことが、通過への第一歩です。


2.【状況別】 履歴書「本人希望欄」への正しい書き方

「まだ師長に退職を伝えていないし、正確な日付なんて書けない!」

そんな場合でも、書き方のマナーと定型文があります。状況に合わせて使い分けてください。

パターンA:在職中で、退職日が決まっていない場合

最も多いパターンです。看護師の退職交渉には時間がかかるため、一般的には**「内定から2〜3ヶ月後」**を目安に書くのがセオリーです。

【書き方の正解】

「現在就業中のため、内定を頂いてから2ヶ月〜3ヶ月程度で入職可能です。(退職規定に基づき、円満退職して参ります)」

★ポイント:

「円満退職」という言葉を添えるのがコツです。「引き継ぎをしっかりやる責任感のある人」というプラス評価に変わります。

パターンB:すでに退職日が決まっている(または離職中の)場合

具体的な日付が書ける場合は、明確に書きましょう。早ければ早いほど喜ばれる傾向にあります。

【書き方の正解】

「20xx年〇月〇日に退職予定のため、翌日より勤務可能です。」

「現在は離職中ですので、貴院の規定に合わせて即日勤務可能です。」

パターンC:ボーナスをもらってから辞めたい場合

「賞与支給後に辞めたい」とは書かないでください。あくまで「キリの良い時期」として伝えます。

【書き方の正解】

「現在、年度末(または半期末)までの業務遂行を予定しておりますので、20xx年〇月1日より入職を希望いたします。」


3.看護師の転職、ベストな期間は「3ヶ月前」

では、入職時期から逆算して、いつ頃から書類を出し始めれば良いのでしょうか?

一般的には、希望入職月の3ヶ月〜4ヶ月前がベストタイミングです。

  • 早すぎる(半年前〜):
    • 早めの情報収集はOKですが、応募するには早すぎます。「4月入職」などの定期採用以外は、求人がまだ出ていないことが多いです。
  • 遅すぎる(1ヶ月前):
    • 退職交渉が間に合いません。就業規則で「退職は1ヶ月前までに申し出る」とあっても、シフト調整や引き継ぎを考えると、現実的には厳しいです。

「4月入職」を目指すなら、1月から動く

最も採用が活発な「4月1日入職」を目指すなら、年明けの1月には書類を提出し、2月に面接、3月に退職手続きと有給消化……という流れが黄金ルートです。


4.面接での「入職時期」交渉テクニック

書類選考を通過し、面接に進んだ際にも必ず「いつから来れますか?」と聞かれます。

ここで無理をして「すぐ行けます!」と答えてしまうと、後で自分の首を絞めることになります。

「有給消化」を計算に入れる

退職時には、残った有給休暇を消化したいですよね。

書類には「内定後2ヶ月」と書いておき、面接で詳細を聞かれた際に、

「引き継ぎに1ヶ月、身辺整理(有給消化含む)に1ヶ月を想定しております」

と伝えるとスムーズです。

相手が「もっと早く来れない?」と急かしてきたら

人手不足の病院では「来月から来れない?」と打診されることがあります。

無理な場合は、きっぱりと、かつ丁寧に断りましょう。

「大変光栄なお話ですが、現職での責任(引き継ぎ等)を全うしてから入職したいと考えております。中途半端な状態で辞めることは、患者様や現職のスタッフに迷惑をかけてしまうため、〇月からの入職とさせていただけますでしょうか。」

このように答えれば、「責任感がある」として、評価が下がることはまずありません。


5.まとめ:日付の明確さは「プロ意識」の証明

「入職時期」は、単なるスケジュールの確認ではありません。

採用担当者は、そこにあなたの**「段取り力」や「現職への誠実さ」**を見ています。

  • 在職中なら、「内定後2〜3ヶ月」を目安に書く。
  • 「円満退職」のための期間であることをアピールする。
  • 希望入職月の3ヶ月前から動き出す。

この3つを意識して書類を作成すれば、「この人は採用してもトラブルなく、スムーズに来てくれそうだ」という安心感を与えることができます。

曖昧さを消して、自信を持って応募書類を提出してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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