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採用担当者に「会いたい」と思わせる、看護師のための挨拶文・添え状【完全例文集】

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履歴書や職務経歴書の内容を磨くことはもちろん重要ですが、それらを届ける際の「挨拶(添え状やメール)」も、あなたの第一印象を決定づける大切な要素です。

特に看護師は、患者様や多職種との円滑なコミュニケーションが求められる仕事です。書類の送付マナーひとつで「丁寧な仕事をする人だ」「安心して患者様を任せられる」という評価に繋がります。

本記事では、応募書類の郵送時やメール送信時、また書類内の備考欄などで使える、具体的かつ好印象な「挨拶例文」を紹介します。これらを活用して、書類選考の通過率を確実に高めましょう。

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1.【郵送編】履歴書に同封する「添え状(送付状)」の例文

応募書類を郵送する際は、必ず「添え状(送付状)」を一番上に重ねて入れます。これは挨拶状の役割を果たし、ビジネスマナーの基本です。

基本の添え状(どんな病院にも使える標準パターン)

まずは基本形です。パソコン作成(横書き)が一般的ですが、丁寧さをアピールするために手書きでも構いません。

拝啓

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度、貴院の求人情報を拝見し、地域医療に深く貢献されている貴院の理念に感銘を受け、応募いたしました。

これまでの〇年間の病棟経験で培ったスキルを活かし、貴院の看護業務に貢献したいと考えております。

つきましては、応募書類を同封いたしましたので、ご検討いただければ幸いです。

ぜひ一度、面接の機会をいただけますようお願い申し上げます。

敬具

履歴書   1通

職務経歴書 1通

以上

経験を強調したい場合の添え状(アピール型)

即戦力であることを挨拶段階で伝えたい場合、中段に一文加えます。

(前略)

私はこれまで、急性期病院の外科病棟にて7年間勤務し、術後管理やリーダー業務に従事してまいりました。これまでの経験を活かし、貴院においても即戦力として貢献できるものと考えております。

(後略)

ブランクがある場合の添え状(意欲型)

復職にあたっての不安を払拭し、熱意を伝えるパターンです。

(前略)

出産・育児のため臨床を離れておりましたが、この度、復職を決意いたしました。貴院の研修制度や温かい看護理念に惹かれ、ここであれば再び看護師として成長できると確信し、応募いたしました。

ブランクはありますが、一日も早く感覚を取り戻し、貢献できるよう努める所存です。

(後略)

2.【メール編】Web応募・PDF送付時の例文

最近はメールで応募書類(PDFデータ)を送るケースも増えています。メールの場合、件名と本文が添え状の代わりになります。

応募書類を添付して送る場合

件名は一目で用件と名前が分かるようにします。

件名:【看護師応募】応募書類の送付につきまして(氏名)

医療法人〇〇

〇〇病院 採用ご担当者様

初めてご連絡いたします。

〇〇(氏名)と申します。

この度、貴院の求人を拝見し、ぜひ働かせていただきたく応募いたしました。

つきましては、履歴書および職務経歴書を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。

(※ファイルにはパスワードを設定しております。後ほど別メールにてパスワードをお送りします。)

お忙しいところ恐縮ですが、面接の機会をいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

————————————————–

氏名:看護 花子

住所:〒000-0000 東京都〇〇区…

電話:090-0000-0000

Email:hanako.kango@example.com

————————————————–

※パスワード設定は必須ではありませんが、個人情報保護の観点から行うとより丁寧です。

3.【書類内】本人希望欄・備考欄の「結びの挨拶」例文

履歴書の最後にある「本人希望欄」は、条件を書くだけでなく、最後に一言挨拶を添えることで印象が柔らかくなります。

条件交渉をしつつ、謙虚に見せる例文

貴院の規定に従います。

なお、現在在職中のため、入職時期につきましては〇月以降を希望いたしますが、可能な限り貴院のご都合に合わせられるよう調整いたします。

連絡のつきやすい時間帯を伝える例文

在職中のため、平日の日中はお電話に出られないことがございます。

留守番電話にメッセージを残していただければ、折り返しご連絡いたします。また、17時以降であれば繋がりやすくなっております。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

特に希望条件がない場合の例文

「特になし」と書くのは素っ気ないため、以下のように書きます。

貴院の規定に従います。

勤務シフトや配属先につきましても、貴院の指示に従い柔軟に対応いたします。

4.挨拶文で避けるべきNGマナー

せっかくの挨拶も、以下の点が含まれていると逆効果になります。

  • 定型文の丸写しで「貴社」と書いてしまう病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、法人の場合は「貴法人」です。一般企業のテンプレートをそのまま使い、「貴社」となっていないか必ず確認してください。
  • 自分本位な要求を書く「給料は〇円以上を希望します」「残業はできません」といった要望を挨拶文(添え状やメール)に書くのはマナー違反です。これらは面接の場で相談するか、エージェントを通しましょう。
  • 誤字脱字、宛名間違い病院名の漢字間違い(例:斉藤病院→斎藤病院)は致命的です。送信・投函前に指差し確認をしましょう。

丁寧な挨拶は、あなたの「人柄」を伝える最初のアピールです。上記の例文を参考に、あなたの状況に合わせてアレンジし、自信を持って応募書類を送り出してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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