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職務経歴書の自己PRが全く思いつかない人へ贈る強みの見つけ方と文章化のテクニック

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転職活動において職務経歴書は自身のキャリアを証明する重要な書類ですが自己PRの欄で筆が止まってしまう人は非常に多くいます。特別な表彰を受けたこともなければ売上でトップを取ったこともない自分にはアピールできる強みなんてないと思い込んでしまうからです。しかし採用担当者が求めているのは必ずしも華々しい実績だけではありません。日々の業務をどのように遂行しどのような姿勢で仕事に向き合ってきたかというプロセスの中にこそ採用に繋がるヒントが隠されています。ここでは自己PRが全く思いつかないという方に向けて自分の強みを掘り起こし魅力的な文章に変えるための具体的な思考法とテクニックを紹介します。

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自己PRが思いつかない原因はハードルの上げすぎにある

自己PRが書けない最大の原因は自分自身で自己PRのハードルを上げすぎていることにあります。多くの求職者は自己PRと聞くと他者よりも圧倒的に優れた能力や数値化された大きな成果を書かなければならないと考えがちです。しかし企業の採用担当者が知りたいのはその人が入社後にどのような働きをしてくれるかという再現性のある行動特性です。例えば毎日遅刻せずに真面目に業務に取り組めることや周囲と円滑なコミュニケーションが取れることあるいはミスなく正確に作業ができることなども立派な強みになります。まずは他人と比較して優れているかどうかではなく自分が当たり前にやってきたことの中に価値を見出す意識改革から始めることが大切です。

当たり前に行っていたルーチンワークを分解して強みを見つける

特別なプロジェクトに参加していなくても日々のルーチンワークを分解することで強みは見えてきます。毎日行っていた業務を一つ書き出しなぜその業務をミスなく続けられたのかを考えてみてください。例えば事務職で伝票入力を担当していたとします。単に入力していただけでなく入力ミスを防ぐためにダブルチェックをしていたりショートカットキーを覚えてスピードアップを図ったりしていたはずです。この工夫こそが正確性や業務効率化への意識という強みになります。何も考えずに仕事をしていたという人はいないはずですから無意識に行っていた工夫やこだわりを言語化することが自己PR作成の第一歩となります。

短所を長所に言い換えるリフレーミングの技術

自分の強みが見つからない場合は逆に自分の短所やコンプレックスを書き出してみるのも有効な手段です。短所と長所は表裏一体の関係にあり見方を変えるだけで強力なアピールポイントに変わります。例えば心配性で慎重すぎるという短所はリスク管理能力が高く正確な仕事ができるという長所になります。飽きっぽい性格は好奇心旺盛で新しい環境への適応力が高いと捉えることも可能です。また優柔不断で決断が遅いという点は多角的に物事を検討し慎重に判断する思慮深さと言い換えることができます。このように自分の性格をネガティブに捉えるのではなくビジネスにおいてどのようにプラスに作用するかという視点で変換することであなたらしい自己PRが完成します。

数字や期間を使って地味な継続力をアピールする

大きな成果がなくても継続してきた事実を数字で示すことで説得力のある自己PRになります。例えば無遅刻無欠勤を3年間継続したことや毎日20件の電話対応を行ってきたことなど積み重ねた事実は嘘のない実績です。派手さはありませんが企業組織において安定して業務を遂行できる人材は非常に重宝されます。継続力や忍耐力はどのような職種についても基礎となる重要な資質です。当たり前のことを当たり前に続ける難しさを理解している採用担当者であればその堅実な姿勢を高く評価してくれるはずです。数字は売上金額だけでなく期間や件数や回数など様々な指標で表現できることを覚えておいてください。

周囲からの評価や感謝された言葉を思い出してみる

自分自身で強みが分からないときは他人の視点を借りることも有効です。これまでの仕事の中で上司や同僚あるいは顧客から言われた言葉を思い出してみてください。仕事が早くて助かると言われたならスピードやレスポンスの良さが強みです。いつも丁寧だねと言われたなら几帳面さやホスピタリティが強みです。また相談しやすいと言われたなら傾聴力や親しみやすさが強みになります。自分では大したことではないと思っていても他人から感謝されたり褒められたりした経験にはあなたの才能が隠れています。客観的な評価は自己PRの根拠として非常に説得力があるためエピソードとして盛り込むことをお勧めします。

異業種でも通用するポータブルスキルに注目する

転職活動では専門的なスキルだけでなく業種や職種が変わっても持ち運びができるポータブルスキルが重視されます。コミュニケーション能力や論理的思考力そして課題解決能力などがこれに当たります。例えば接客業から事務職へ転職する場合パソコンスキルがなくても接客で培った相手の意図を汲み取る力は事務職のサポート業務においても活かすことができます。また営業職から企画職へ転職する場合顧客の声を直接聞いてきた経験は企画立案における重要な視点となります。自分の経験が新しい職場でどのように役立つかという変換作業を行うことで未経験の分野であっても自信を持ってアピールできる自己PRを作成することができます。

どうしても思いつかない場合の最終手段としての例文活用

ここまで考えてもどうしても言葉が出てこない場合は既存の例文を参考にしつつ自分の経験を当てはめていく方法もあります。例えば協調性をアピールする例文があったとしてそこに自分がチームで協力して何かを成し遂げた際のエピソードを組み込めばオリジナルの自己PRになります。ただし例文をそのままコピーするのは避けてください。採用担当者は多くの書類を見ているため借り物の言葉は見抜かれてしまいます。例文はあくまで構成や表現のヒントとして活用し必ず自分の言葉で書き直すことが重要です。拙い文章であっても自分の言葉で誠実に書かれた自己PRの方が採用担当者の心に響くものです。

まとめ

職務経歴書の自己PRが思いつかないというのは能力がないからではなく自分の強みに気づいていないだけの場合がほとんどです。日々の業務を振り返り当たり前だと思っていた行動に光を当てることで必ずアピールできるポイントは見つかります。短所を長所に言い換えたり数字を使って継続力を示したりすることで地味に見える経歴も魅力的なスキルへと変わります。自信を持って自分のキャリアを棚卸ししあなただけのアピールポイントを見つけ出してください。小さな工夫やこだわりの積み重ねこそがビジネスパーソンとしての信頼性を証明する最大の武器となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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