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履歴書の「人間関係」書き方ガイド!自己PRと退職理由のOK・NG例文集

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転職活動の履歴書において、「人間関係」というキーワードは、自身の強み(自己PR)としても、退職理由としても登場する重要な要素です。しかし、書き方を間違えると「ただの仲良しアピール」になったり、「不満が多い人」と誤解されたりするリスクがあります。

採用担当者は、あなたが組織の中でどのように周囲と関わり、成果を出せる人物かを見ています。

ここでは、人間関係をテーマにした**「自己PR(強み)」の書き方と、人間関係が原因で辞めた場合の「退職理由」**の上手な伝え方について、具体的な例文を用いて解説します。


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1. 「人間関係構築力」を強み(自己PR)にする場合の書き方

「人間関係を築くのが得意です」と書くだけでは、ビジネススキルとしてのアピールにはなりません。ビジネスの現場では、**「立場の違う相手と円滑に業務を進める力」「チームの成果を最大化する調整力」**として表現する必要があります。

評価されるポイント

  • 信頼関係の構築: 短時間で相手の懐に入る、継続的な関係を築く。
  • 調整力・折衝力: 利害が対立する場面で、合意形成を図る。
  • チームビルディング: 職場の雰囲気を作り、メンバーのモチベーションを高める。

【自己PR】人間関係をアピールする例文

例文1:協調性と調整力をアピールする場合(事務・企画職など)

私の強みは、立場の異なる関係者と円滑な人間関係を築き、プロジェクトを推進する「調整力」です。

前職では、営業部と製造部の間に立ち、納期調整や仕様確認を行う役割を担いました。双方の意見が対立することもありましたが、感情的にならず事実ベースで情報を整理し、双方が納得できる妥協点を提案し続けました。

その結果、部門間の連携がスムーズになり、納期遅延のトラブルを前年比で20%削減することができました。貴社においても、社内外の潤滑油として業務の効率化に貢献したいと考えております。

例文2:信頼関係構築力をアピールする場合(営業・接客業など)

私は、初対面のお客様とも短時間で信頼関係を構築するコミュニケーション能力に自信があります。

接客においては、マニュアル通りの対応だけでなく、お客様の表情や何気ない会話から潜在的なニーズを汲み取り、一人ひとりに合わせた提案を心がけました。「あなたに相談してよかった」と指名をいただくことも多く、リピーター獲得数は店舗内1位を達成しました。

どのようなタイプの方とも良好な人間関係を築ける強みを活かし、貴社の営業活動においても顧客との長期的なパートナーシップを築いてまいります。

例文3:チームワークと雰囲気作りをアピールする場合(リーダー候補など)

私の強みは、チームメンバーが意見を出しやすい環境を作る「傾聴力」です。

リーダーとしてチームをまとめる際、一方的に指示を出すのではなく、メンバー一人ひとりの声に耳を傾け、否定せずに受け止めることを徹底しました。心理的安全性の高い職場環境を作ることで、若手社員からの改善提案が増え、チーム全体の生産性向上に繋がりました。

貴社においても、円滑な人間関係を基盤とした強いチーム作りに貢献いたします。


2. 「人間関係」が退職理由の場合の書き方

「上司と合わなかった」「職場の雰囲気が悪かった」といったネガティブな人間関係が退職理由の場合、履歴書や面接で正直に伝えすぎると「本人にも問題があるのでは?」「入社してもすぐに辞めるのでは?」と懸念されてしまいます。

履歴書の職歴欄には「一身上の都合により退職」と記載するのが基本ですが、特記事項や志望動機、面接で理由を説明する必要がある場合は、**「ポジティブな言葉への変換」**が鉄則です。

ネガティブをポジティブに変換するテクニック

  • 「人間関係が悪かった」→ 「チームワークを重視する環境で働きたい」
  • 「上司がワンマンだった(意見が通らない)」→ 「ボトムアップで提案できる環境で、会社に貢献したい」
  • 「同僚の士気が低かった」→ 「互いに切磋琢磨し、高め合える環境に身を置きたい」

【退職理由・志望動機】人間関係をポジティブに伝える例文

例文1:チームワークを求めて転職する場合

前職は個人の裁量が大きく、一人で業務を完結させることが求められる環境でした。もちろん個人のスキルアップには繋がりましたが、私はチームメンバーと連携し、互いの強みを活かしてより大きな成果を生み出す働き方に魅力を感じております。

貴社の「チーム一丸となってプロジェクトを成功させる」という理念に深く共感し、周囲と協力しながら組織の成長に貢献したいと考え、志望いたしました。

例文2:風通しの良い環境を求めて転職する場合

現職では、トップダウンの指示系統が強く、現場からの改善提案が反映されにくい環境にありました。私は、現場の課題を能動的に解決し、業務効率化を図ることで会社に貢献したいという思いを強く持っております。

社員一人ひとりの意見を尊重し、挑戦を推奨する貴社の社風に惹かれ、自身の主体性を活かして働きたいと考え転職を決意いたしました。


履歴書で「人間関係」を書く際の注意点

1. 他責にしない(愚痴っぽくならない)

「周りが悪かった」という他責思考は、採用担当者に最も嫌われます。「環境が合わなかった」という事実は認めつつ、「だからこそ、自分はこういう環境で頑張りたい」という未来志向の表現を心がけてください。

2. 具体的なエピソードを添える

自己PRの場合は、「人間関係が良い」と書くだけでなく、「トラブルがあった際にどう調整したか」「どのように信頼を得たか」という具体的なエピソードを加えることで説得力が増します。

3. 志望動機と一貫性を持たせる

「人間関係の良い職場を探している」という受け身の姿勢ではなく、「チームワークを発揮して事業に貢献したい」という貢献意欲とセットで伝えることが、採用への近道です。

人間関係に関する記述は、書き方一つで「トラブルメーカー」にも「組織の潤滑油」にもなり得ます。ご自身の経験をポジティブなビジネススキルとして変換し、自信を持ってアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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