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面接で評価される職務経歴書の書き方と回答例文 「台本」として活用するテクニック

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転職活動において、職務経歴書は単に書類選考を通過するためだけのツールではありません。実は、その後の「面接」を有利に進めるための重要な「台本」としての役割も担っています。

面接官は職務経歴書を見ながら質問を投げかけます。つまり、職務経歴書の書き方次第で、面接での質問内容をある程度コントロールし、自分の得意な土俵で話すことができるのです。

ここでは、面接を見据えた職務経歴書の書き方と、実際の面接で「職務経歴を教えてください」と聞かれた際の回答例文について解説します。

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職務経歴書は面接の「台本」になる

多くの求職者が、書類選考に通ることだけを目的に職務経歴書を作成しがちです。しかし、面接官の手元には必ずあなたが提出した職務経歴書があります。

もし、書類に事実だけを羅列していれば、面接官は気になった点をランダムに質問するでしょう。一方で、アピールしたいポイントやエピソードの「種」が意図的に配置されていれば、面接官はそこを深掘りしたくなります。

「書類選考は通るけれど面接で落ちる」という方は、職務経歴書が「面接で語るための資料」になっていない可能性があります。面接での会話を想定して書類を作成することで、一貫性のある強力な自己PRが可能になります。

面接官が「質問したくなる」職務経歴書の書き方と例文

面接で話が弾む職務経歴書には、共通点があります。それは、結果だけでなく「プロセス」や「独自の工夫」が記載されていることです。

例文1:営業職の場合(プロセスを強調する)

【職務経歴書の記載例】

実績・取り組み

  • 売上目標の達成: 2023年度 売上達成率120%(部内1位)
  • 新規開拓の効率化:ターゲット業界を「物流・倉庫」に絞り込み、業界特化型の提案資料を自作。テレアポのアポイント率を1.0%から3.0%へ改善しました。

【面接官の心理と質問】

このように書くことで、面接官は「なぜ物流業界に絞ったのですか?」「資料にはどんな工夫をしたのですか?」と質問したくなります。あなたは用意しておいた「戦略的思考」や「資料作成能力」についてのエピソードを話すことができます。

例文2:事務職の場合(改善意欲を強調する)

【職務経歴書の記載例】

実績・取り組み

  • 業務効率化による工数削減:従来手入力だった集計業務に対し、Excelマクロ(VBA)の導入を提案。月間20時間の作業時間削減を実現し、チームがコア業務に集中できる環境を作りました。

【面接官の心理と質問】

「マクロは独学ですか?」「提案した際、周囲の反応はどうでしたか?」といった質問が予想されます。ここでは「学習意欲」や「周囲を巻き込む調整力」をアピールするチャンスが生まれます。

面接で「職務経歴を教えてください」と言われた時の回答例文

面接の冒頭で頻出するのが「自己紹介を兼ねて、職務経歴を簡単に教えてください」という質問です。ここで職務経歴書を棒読みしてはいけません。要点を絞り、1分から2分程度で「職務経歴書のダイジェスト」を話すことが重要です。

回答の構成ポイント

  1. 概要: どのような業界・職種で何年経験したか。
  2. 詳細: 主な担当業務と、特に力を入れた実績(職務経歴書で強調した部分)。
  3. 結び: その経験を応募先でどう活かしたいか。

回答例文:営業職の場合

「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します。

私は大学卒業後、5年間にわたり食品専門商社にて法人営業に従事してまいりました。主にスーパーマーケットや量販店などの既存顧客を担当し、単なる商品提案だけでなく、売り場作りの提案や販促キャンペーンの企画など、顧客の売上拡大に直結する活動に注力してまいりました。

その結果、昨年度は担当エリアの売上を前年比115%に伸ばすことができました。この経験で培った『顧客の課題に寄り添う提案力』を活かし、貴社の新規事業拡大に貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。」

回答例文:事務・管理系職種の場合

「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。

私は新卒でIT企業に入社し、4年間営業事務として勤務いたしました。受発注処理や請求書発行といった正確性が求められる業務に加え、営業担当者10名のサポート役として、資料作成やスケジュール調整を行ってまいりました。

特に意識していたのは『業務効率化』です。チーム内の業務フローを見直し、マニュアル化を推進することで、部署全体の残業時間を削減することに貢献いたしました。この事務処理能力と改善意識を活かし、貴社のバックオフィスを支える存在として貢献したいと考えております。」

職務経歴書と面接の発言を一致させることの重要性

最も避けなければならないのは、職務経歴書に書いてある内容と、面接で話す内容に矛盾が生じることです。

「書類には『リーダーシップがある』と書いてあるのに、面接では受け身な印象を受ける」「書類の数字について深く聞くと、答えに詰まる」といった状況は、不信感に直結します。

職務経歴書を作成したら、提出する前に必ず読み返し、「この項目について聞かれたら、どのエピソードを話すか」をシミュレーションしてください。書類作成は面接準備そのものです。書類と面接での発言が一貫してこそ、採用担当者に強い納得感を与えることができます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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