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整備士の職務経歴書で採用を勝ち取る自己PR例文と書き方ガイド

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自動車整備士や機械整備士としての経験は、専門的な技術力だけでなく、人命を預かる責任感、顧客への説明能力、効率的な作業遂行能力など、ビジネスにおいて重要なスキルが詰まっています。しかし、職務経歴書を作成する際、「毎日同じ作業の繰り返しで書くことがない」「技術職だからアピールが難しい」と悩む方は少なくありません。

採用担当者は、あなたが保有する資格や技術だけでなく、仕事に対する姿勢や、チームや顧客とどのように関わってきたかを知りたがっています。

ここでは、整備士の経験を魅力的な実績として言語化し、書類選考を突破するための自己PRの書き方と、同業種・異業種それぞれの転職に向けた具体的な例文を紹介します。


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整備士の自己PRで採用担当者が重視する3つのポイント

自己PRを書く前に、企業側が整備士経験者に求めている要素を整理しましょう。以下の3つの視点を盛り込むことで、単なる「作業ができる人」から「組織に貢献できる人材」へと評価が変わります。

1. 技術力と作業の正確性・スピード

整備士にとって最も基本的なスキルです。ただし、「点検ができます」と書くだけでは不十分です。「月間〇台の車検を担当した」「重整備(エンジン分解整備など)の経験がある」「目標作業時間を常に〇%短縮した」など、具体的な数字や作業内容を挙げて、即戦力であることを証明します。

2. フロント業務とコミュニケーション能力

近年、整備士にも接客スキルが求められています。専門用語を使わずにお客様へ不具合箇所を説明する力や、予防整備(追加整備)の提案を行って売上に貢献した経験は、高く評価されます。これは営業職やサービスエンジニアへの転職でも強力な武器になります。

3. 安全管理と業務改善への意識

事故を防ぐための安全確認の徹底や、工具の管理、作業効率を上げるための動線見直しなど、職場環境を良くするために自発的に行った行動は、リーダー候補としての資質を示すアピールポイントになります。


評価される自己PRの構成テクニック

説得力のある自己PRにするためには、論理的な構成が必要です。以下の3段構成を意識して文章を組み立ててください。

  1. 結論(強みの定義): 私の強みは〇〇です(一言で)。
  2. 根拠(エピソード): 具体的にどのような業務で、どう発揮したか(数字や事例)。
  3. 貢献(結び): その強みを活かして、応募先でどう貢献したいか。

【ケース別】整備士の自己PR例文集

それでは、具体的なシチュエーション別に自己PRの例文を紹介します。ご自身の経験に合わせて内容を調整して活用してください。

例文1:自動車整備士から同業種(ディーラー・整備工場)へ転職

【アピールポイント】 重整備経験、作業効率、後輩指導

【技術向上への探究心と作業効率化へのこだわり】

私は、難易度の高い整備にも挑戦する探究心と、決められた時間内で確実に仕上げる効率性を強みとしています。

国産車ディーラーにて5年間、車検・点検からエンジンやミッションの載せ替えといった重整備まで幅広く担当しました。特に作業効率化においては、工具の配置見直しや作業手順の標準化を提案し、チーム全体の車検処理台数を前年比110%に向上させました。また、後輩2名の指導係として、技術だけでなく安全意識の徹底も指導してまいりました。

貴社においても、即戦力として正確かつ迅速な整備を行うとともに、チーム全体の技術力向上に貢献したいと考えております。

例文2:整備士から「営業職・フロント職」へ転職

【アピールポイント】 専門知識を活かした説明力、提案力、信頼構築

【専門知識を活かした「納得感のある提案力」と信頼構築】

私の強みは、お客様の不安を取り除き、納得してサービスを選んでいただくための「説明力」です。

整備士として勤務する中で、お客様への立会い説明や修理箇所の提案業務に注力しました。専門用語を使わず、図解や例え話を用いて分かりやすく説明することを徹底した結果、「あなたに任せれば安心だ」と指名をいただくことが増え、予防整備の提案獲得率は拠点内トップを達成しました。

この「相手の立場に立ったコミュニケーション能力」と「専門知識」を活かし、貴社の営業職として顧客との深い信頼関係を築き、売上拡大に貢献いたします。

例文3:整備士から「フィールドエンジニア・製造業」へ転職

【アピールポイント】 正確性、安全管理、突発的なトラブルへの対応力

【ミスを許さない正確性と、トラブル時の冷静な対応力】

私は、人命に関わる整備業務を通じて培った「責任感」と「正確性」に自信があります。

整備工場では、ダブルチェックの徹底と指差呼称を励行し、5年間整備ミスゼロを継続しました。また、突発的な故障車の入庫や納期が厳しい案件に対しても、優先順位を瞬時に判断し、チームと連携して納期遅延なく対応してきました。

機械の構造理解と工具の扱いに慣れている強みを活かし、貴社のフィールドエンジニアとして、設備の安定稼働と顧客満足度の向上に尽力いたします。

例文4:未経験から整備士を目指す場合

【アピールポイント】 車への興味、体力、学習意欲、真面目さ

【粘り強く学ぶ姿勢と、最後までやり遂げる責任感】

私は、一度決めたことは最後までやり抜く継続力と体力に自信があります。

前職の配送業務では、天候や交通状況に関わらず、指定された時間に荷物を届けることを徹底し、無事故・無違反を継続しました。幼い頃から自動車の構造に強い関心があり、現在は3級自動車整備士の資格取得に向けて勉強を続けています。

実務は未経験ですが、先輩方の指導を素直に吸収し、一日も早くプロの整備士として戦力になれるよう、真面目に業務に取り組みます。


NGな書き方と改善のヒント

せっかくのスキルも、書き方次第で評価されにくくなってしまいます。以下の点に注意しましょう。

  • 「車が好きです」だけのアピール
    • NG理由: 好きであることは大切ですが、仕事は趣味ではありません。「好きだからこそ、細部までこだわって整備した」など、仕事の質にどう繋がったかを書きましょう。
  • 専門用語の多用(異業種転職の場合)
    • NG理由: 採用担当者が専門家でない場合、凄さが伝わりません。「オーバーホール」→「部品単位まで分解・洗浄して組み立てる作業」のように、誰でもわかる言葉や、作業にかかる時間・件数などの数字で表現しましょう。
  • 「言われたことをやりました」という受動的な姿勢
    • NG理由: 「正確にこなす」だけでなく、「より良くするために工夫した」点を盛り込むことで、評価が高まります。

整備士の仕事は、日本の物流や移動を支える重要な専門職です。ご自身の経験を「技術」と「対人スキル」の両面から棚卸しし、自信を持ってアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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