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転職2回目はキャリアの分かれ道となる重要なタイミングです

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転職活動において2回目の転職、つまり3社目への挑戦となると、書類選考の難易度や見られ方が1回目の転職時とは少し変わってきます。初めての転職ではポテンシャルや若さが評価されることもありましたが、2回目の転職では、これまでのキャリアに一貫性があるか、そしてなぜ短期間(場合によっては数年単位)で環境を変える決断をしたのかという「納得感」が強く求められます。採用担当者は、またすぐに辞めてしまうのではないかという定着性への懸念と、即戦力として活躍してくれるだろうかという期待の両方を持って職務経歴書を読み込みます。

そのため、2回目の転職における職務経歴書の作成では、単に2社分の職歴を羅列するだけでは不十分です。1社目から2社目、そして今回の応募先へと続くキャリアのストーリーに一本の軸を通し、それぞれの転職がスキルアップのための前向きな選択であったことを証明する必要があります。ここでは、転職回数が複数回あるとみなされる一歩手前のこの段階で、書類選考を確実に突破するための職務経歴書の書き方と構成のポイントについて解説します。

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キャリアの変遷が分かりやすい「編年体式」または「逆編年体式」を選びます

職務経歴書のフォーマットにはいくつかの種類がありますが、転職が2回目(経験社数が2社)の場合は、時系列に沿って記述する「編年体式」、もしくは直近の職歴から遡って記述する「逆編年体式」を選ぶのが基本です。経験社数がまだそれほど多くないため、業務内容ごとにまとめる「キャリア式」にしてしまうと、いつ、どこで、何をしていたかの時系列が見えにくくなり、採用担当者に余計なストレスを与えてしまうリスクがあるからです。

直近の仕事が応募する職種と直結している場合は、現在の能力を真っ先にアピールできる「逆編年体式」が最も効果的です。一方で、1社目の経験も含めて積み上げてきた成長プロセスを見せたい場合や、異業種への転職でポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)の形成過程を伝えたい場合は、過去から順に書く「編年体式」が適しています。どちらの形式を選ぶにしても、2つの会社での経験が分断されたものではなく、連続性のあるキャリアであることを意識してレイアウトを整えることが大切です。

1社目と2社目の経験を「共通のスキル」で結びつけます

2回の転職経験がある場合、採用担当者が最も気にするのはキャリアの一貫性です。もし1社目が営業職、2社目が事務職、そして今回が企画職といったように、職種がバラバラに見える経歴であったとしても、職務経歴書の中でそれらを共通のスキルで結びつける作業が必要です。全く異なる業務に見えても、その根底には「顧客の課題解決」や「業務効率化への視点」、「チームワークの重視」といった共通項があるはずです。

職務経歴書の「職務要約」や「自己PR」の欄を活用し、1社目では〇〇を学び、それを活かして2社目では××を経験しました。これら2社で培った△△という強みを、貴社での業務に統合して発揮したいと考えていますといったロジックを組み立てます。それぞれの会社で得たスキルが、今回の応募先で活躍するためのパーツであったと定義づけることで、転職回数が単なる回数ではなく、必要な経験を積むためのステップであったと納得させることができます。

退職理由と志望動機の整合性を図ることが通過率を高めます

2回目の転職で最も厳しくチェックされるのが、退職理由です。1回目と2回目の退職理由に一貫性がない、あるいはネガティブな理由(人間関係や給与不満など)が透けて見えると、ジョブホッパー(仕事を転々とする人)予備軍だと判断されてしまいます。職務経歴書に退職理由を詳しく書く必要はありませんが、面接を見据えて、書類上の志望動機と退職理由の整合性を図っておくことは不可欠です。

例えば、1回目の転職理由が「より専門性を高めるため」であり、今回の転職理由が「その専門性をより広いフィールドで発揮するため」であれば、一貫したキャリアアップのストーリーとして受け入れられます。職務経歴書の中で、それぞれの会社で達成したことと、そこで感じた新たな課題(次の転職へのきっかけ)を前向きな言葉で記述することで、逃げの転職ではなく攻めの転職であることを印象づけてください。

2社を経験したからこそ得られた適応力と柔軟性をアピールします

1つの会社しか知らない応募者と比較して、2つの会社を経験していることの最大の強みは「環境適応能力」の高さです。異なる企業文化、異なる業務システム、異なる人間関係の中に飛び込み、適応して業務を遂行してきた経験は、中途採用において非常に高く評価される資質です。

自己PR欄では、2社目の入社時にどのようにして早期に業務を習得したか、前の会社でのやり方に固執せず新しい環境に馴染むためにどのような工夫をしたかといったエピソードを盛り込みます。また、複数の視点を持っていることも強みになります。「A社ではこうだったが、B社ではこうだった」という比較の視点を持っていることは、業務改善や新しいアイデア出しにおいて有利に働きます。2回の転職経験をネガティブに捉えず、多様なバックグラウンドを持つ柔軟な人材としてアピールすることが重要です。

職務経歴書全体のバランスと見やすさを最終確認します

経験社数が2社になると、職務経歴書の分量も増えてきます。情報を詰め込みすぎて読みづらくならないよう、レイアウトには細心の注意を払います。一般的にはA4用紙2枚程度に収めるのが理想的です。直近の職歴や、応募企業で活かせる経験については詳細に書き、関連性の低い業務や古い経歴については要約して記載するなど、情報のメリハリをつけることが大切です。

また、社名が変わるごとの区切りを明確にし、パッと見ただけでキャリアの変遷が分かるように見出しや罫線を活用します。2回目の転職は、キャリア形成における重要なステップです。これまでの経験を自信を持って語り、次のステージで活躍できる人材であることを、整理された美しい職務経歴書で証明してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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