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介護職の転職を成功させる履歴書職歴欄の書き方とアピール術

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介護職の職歴欄は具体的な施設形態と規模で差別化する

介護業界は慢性的な人手不足と言われていますが、条件の良い施設や人気の事業所には多くの応募が集まります。そのため、書類選考を確実に突破するには、履歴書の職歴欄を単なる在籍記録にするのではなく、自身の経験値を具体的に伝えるアピールスペースとして活用する必要があります。採用担当者が最も知りたいのは、「応募者がどのような環境で、どのようなケアを経験してきたか」という点です。

単に「介護職員として勤務」と書くだけでは、特別養護老人ホーム(特養)での身体介助がメインだったのか、デイサービスでのレクリエーションが中心だったのかが伝わりません。職歴欄には、施設の種類(特養、老健、有料老人ホーム、グループホーム、訪問介護など)を必ず明記しましょう。さらに、施設の規模感(入所定員数、居室数)や、平均要介護度などを書き添えることで、あなたがどの程度の業務量をこなし、どのような状態の利用者様に対応できるスキルを持っているかが一目で伝わるようになります。

法人名と事業所名を省略せずに正しく記載する

介護職の履歴書でよく見られるミスが、法人名の省略や書き間違いです。運営母体が「社会福祉法人」「医療法人」「株式会社」「NPO法人」など多岐にわたるため、これらを省略せずに正式名称で記載することが最低限のマナーです。「(株)」や「(社福)」といった略語は使用しません。

書き方の例としては、「社会福祉法人〇〇会 入職」とし、その横や次の行に「特別養護老人ホーム△△(定員100名)に配属」と記載します。もし同一法人内で異動があった場合は、「同法人 デイサービスセンター□□へ異動」と時系列に沿って記述します。正確な記述は、記録業務が重要な介護職において「几帳面さ」や「信頼感」をアピールする要素となります。

担当業務の内容を簡潔に添えて即戦力を示す

職歴欄のスペースに余裕がある場合は、担当していた具体的な業務内容を1行程度で補足すると、より効果的なアピールになります。特にアピールしたいのは、「三大介助(食事・入浴・排泄)」の経験有無と、「夜勤」の対応可否です。これらは即戦力として働く上で重要な指標となります。

例えば、「身体介助全般および夜勤業務(月4〜5回)に従事」と記載すれば、フルシフトに対応できる人材であることが伝わります。また、デイサービスであれば「送迎業務(ハイエース運転可)」や「レクリエーションの企画・運営」といった記述がプラス評価になります。リーダー経験や新人指導、ユニットリーダーなどの役割を担っていた場合も、「フロアリーダーとしてスタッフ5名の指導を担当」などと記載し、マネジメント能力やキャリアアップの意欲を示しましょう。

雇用形態の変遷と資格取得の努力を伝える

介護業界では、パートや派遣社員からキャリアをスタートし、実務経験を積んで正社員になるケースや、働きながら資格を取得するケースがよくあります。職歴欄では、こうしたキャリアの変遷を正直かつポジティブに記載することが大切です。非正規雇用期間は「入職(非常勤)」や「登録(派遣スタッフとして勤務)」と明記し、正社員登用された場合は「同施設にて正職員に登用」と記載することで、勤務態度が評価された実績としてアピールできます。

また、在職中に「介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)」や「実務者研修」、「介護福祉士」などの資格を取得した場合は、資格欄だけでなく職歴の流れの中で触れることも有効です。実務と並行してスキルアップに励んできた姿勢は、採用担当者に好印象を与えます。

未経験からの転職では「対人スキル」と「体力」を強調する

異業種から未経験で介護職へ転職する場合、職歴欄には前職での経験を介護業務に活かせる形で「翻訳」して記載します。介護職で求められるのは、利用者様やご家族とのコミュニケーション能力、チームワーク、そして体力や忍耐力です。

例えば、接客業や販売業の経験があれば、「顧客一人ひとりの要望に合わせた接客対応」や「クレーム対応で培った傾聴力」をアピールします。営業職であれば「目標達成に向けた行動力」や「提案力」が、事務職であれば「正確な書類作成能力(介護記録への適性)」が強みになります。前職の業務内容の下に、「※接客経験を活かし、利用者様に寄り添ったケアを目指します」といった一言を添えることで、未経験であっても熱意とポテンシャルを感じさせる履歴書になります。

採用担当者の視点に立ち丁寧さと人柄をアピールする

介護の仕事は「人」対「人」のサービス業です。そのため、履歴書から伝わる「人柄」や「丁寧さ」は、スキル以上に重要な選考基準となることがあります。字が上手か下手かということ以上に、丁寧に心を込めて書かれているか、誤字脱字がないか、写真の表情は明るく清潔感があるかといった点がチェックされます。

職歴欄を詳細に書くことは重要ですが、情報を詰め込みすぎて読みづらくならないように注意してください。履歴書ではキャリアの全体像(あらすじ)を見やすく整理し、詳細なエピソードや想いは職務経歴書や面接で伝えるという役割分担を意識します。読み手である採用担当者への配慮が行き届いた履歴書は、利用者様への配慮ができる人物であるという証明になります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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