履歴書志望動機の「結び」で決まる!採用担当者に熱意を伝え書類選考を突破する締めくくり方
転職活動において履歴書の志望動機は、採用担当者が応募者の熱意や適性を判断する上で最も注目する項目の一つです。書き出しや本文の内容に力を入れる方は多いですが、実は最後の締めくくりである「結び」の文章が、読後感を決定づける非常に重要な要素であることをご存知でしょうか。
どれほど素晴らしい経験やスキルを持っていても、最後の結びが弱かったり不適切だったりすると、全体の印象がぼやけてしまい、熱意が伝わりきらない可能性があります。ここでは、書類選考を通過し面接へと進むために知っておくべき志望動機の効果的な終わり方と、状況や職種別の具体的な例文について詳しく解説します。
志望動機の最後が重要な理由と基本の型
志望動機の締めくくりは、いわばプレゼンテーションの「クロージング」にあたります。それまで述べてきた志望理由や自身の強みを総括し、最終的に自分がその企業で何をしたいのか、どう貢献できるのかを宣言する場所です。採用担当者は多くの履歴書に目を通しているため、最後に力強い言葉があるかないかで、記憶に残るかどうかが変わります。
終わり方の基本は、「入社後のビジョン」と「貢献意欲」をセットで伝えることです。単に「頑張ります」という精神論だけでなく、これまでの経験を活かして具体的にどのような成果を出したいか、どのような姿勢で業務に取り組むかという未来の行動を提示することで、採用担当者に採用するメリットを明確にイメージさせることができます。
経験者が即戦力をアピールするための締めくくり方
同業種や同職種への転職を目指す経験者の場合、求められるのは「即戦力」としての活躍です。そのため、志望動機の終わり方でも、早期に貢献できる自信と覚悟を示す必要があります。
例文
- 「前職で培った営業スキルと顧客折衝力を活かし、即戦力として貴社の売上拡大に貢献したいと考えております。」
- 「これまでのマネジメント経験を活かし、チームの結束力を高めながらプロジェクトを成功に導きたいと強く願っております。」
- 「貴社の〇〇事業において、私の専門知識を最大限に発揮し、事業の更なる発展の一翼を担う覚悟です。」
謙虚さは大切ですが、経験者採用においては自分ができることを明確に言い切る強さが信頼感につながります。「自信を持って貴社の利益に貢献する」という意思を表明してください。
未経験者がポテンシャルを感じさせる結びの言葉
未経験の職種や業界に挑戦する場合、実績でのアピールが難しいため、学習意欲とポテンシャルを強調する締めくくりが求められます。ただし、「勉強させていただきたい」という受け身の姿勢だけでは不十分です。未経験であることを素直に認めつつも、それを補うための努力を惜しまない姿勢や、前職の経験などのポータブルスキル(持ち運び可能な能力)をどう活かすかを含めることが重要です。
例文
- 「未経験ではありますが、持ち前の粘り強さと前職で培ったコミュニケーション能力を活かし、一日も早く戦力となれるよう業務に邁進いたします。」
- 「現在は〇〇の資格取得に向けて勉強中であり、新しい知識を貪欲に吸収して貴社の事業成長に貢献したいと考えております。」
- 「異業界からの挑戦となりますが、前職で培った『顧客視点』を活かし、新しい風を吹き込むことで貴社に貢献できるよう尽力いたします。」
自ら成長し、会社に貢献するという能動的な姿勢を一貫して伝えるようにしてください。
職種別に見る効果的な志望動機の終わり方例文
職種によって求められる資質が異なるため、それに合わせた締めくくり方をすることで、より適性があることをアピールできます。
営業職の場合
営業職は数字への意識と行動力が重視されるため、目標達成への意欲を前面に出した終わり方が適しています。
例文
「貴社の顧客第一主義の精神に則り、信頼関係の構築と目標数値の達成に尽力し、事業の拡大に貢献したいと考えております。」
事務職の場合
事務職は正確性とサポート能力、業務効率化への意識が評価されます。
例文
「正確かつ迅速な事務処理を心がけ、周囲と連携しながら貴社の円滑な業務運営を支える『縁の下の力持ち』として貢献いたします。」
技術・専門職の場合
技術力や専門性を活かす職種では、スキルアップへの意欲と成果物へのこだわりを伝えます。
例文
「常に最新技術をキャッチアップし、ユーザー視点に立った質の高いサービス開発を通じて、貴社の技術力向上に寄与したいと考えております。」
避けるべきNGな終わり方とマイナス評価のポイント
志望動機の終わり方として避けるべき表現もいくつかあります。これらを使ってしまうと、せっかくのアピールが台無しになる恐れがあります。
1. 過度な受け身の表現
「教えていただきたい」「成長させてほしい」といった言葉は要注意です。企業は学校ではないため、自立して働く意思が見えないと判断されるリスクがあります。「成長することで貢献したい」という形に変換しましょう。
2. 条件面のみを強調して終わる
「貴社の安定性に惹かれました」「福利厚生に魅力を感じました」といった条件面のみを強調して終わるのもNGです。仕事そのものへの意欲が低いとみなされてしまいます。
3. 自信のない曖昧な表現
「いかがでしょうか」といった問いかけや、「~できればいいなと思います」といった自信のない曖昧な表現も避けるべきです。最後まで言い切る形(「~いたします」「~と考えております」)を使い、ビジネスパーソンとしての自信と責任感を示してください。
最後の一文まで推敲し自信を持って提出する
履歴書の志望動機は、最初の一文から最後の一文までが一つのストーリーとしてつながっていることが理想です。書き出しで興味を引き、本文で根拠を示し、最後で決意を固めるという流れができているか、全体を通して読み返してみてください。
特に最後の結びの一文は、採用担当者の読後感に直結し、「この人に会ってみようか」という判断を後押しする最後のひと押しとなります。「画竜点睛」を欠くことのないよう、自分の言葉で丁寧に、そして力強く締めくくることで、書類選考を突破する可能性を高めてください。





