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履歴書の志望動機が「特にない」場合の対処法と採用されるための書き換え術

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転職活動において数多くの求人を見ていると、条件や待遇には惹かれるものの肝心の志望動機が全く思いつかないというケースに直面することがあります。本音を言えば家から近いから、給料が良いからというのが理由であっても、履歴書にそのまま書くわけにはいきません。かといって特になしと書いたり空欄のまま提出したりすれば、書類選考を通過することは困難になります。このような状況では、本音の理由をビジネス視点のポジティブな理由に変換する技術が必要です。ここでは志望動機がないと悩む方に向けて、本音を建前に変える思考法とそのまま使える具体的な例文について詳しく解説します。

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志望動機がないと正直に書くことのリスクと採用担当者の心理

まず大前提として理解しておくべきことは、どのような履歴書フォーマットを使用するにせよ、志望動機の欄を空欄のままにしたり特になしと記入して提出したりすることは絶対に避けるべきであるという点です。採用担当者にとって志望動機は、応募者の熱意や自社への定着性を測るための最も重要な指標の一つです。ここが空白であるということは、相手企業に対して興味がありません、とりあえず応募しただけですと宣言しているのと同じことになります。どれほど優れた経歴やスキルを持っていたとしても、意欲が感じられない人物を採用したいと考える企業はありません。またビジネス文書において必須項目を埋めないという行為自体が、ビジネスマナーの欠如や仕事への雑な姿勢とみなされるリスクも高いため、何かしらの記述を行うことは必須条件となります。

本音の応募理由をポジティブな志望動機に変換するテクニック

志望動機が思い浮かばない原因の多くは、応募のきっかけが給与、休日、勤務地などの条件面にあるからです。これらは決して悪い理由ではありませんが、そのまま書くと条件だけで選んだ、条件が悪くなればすぐ辞めると受け取られてしまいます。重要なのはこれらの本音を、企業側がメリットを感じる建前、つまりビジネス上の理由に変換することです。

給与や待遇が良いという理由の変換

給与が良い、稼ぎたいという本音は、視点を変えれば向上心や成果へのコミットメントと言い換えることができます。これを成果を正当に評価する貴社の方針に魅力を感じた、高い目標に挑戦して実績を上げることで評価されたいと言い換えます。これならお金への執着が成長意欲やチャレンジ精神としてポジティブに伝わります。また生活のために安定した収入が必要という場合は、腰を据えて長く働きたいという定着意欲に変換します。安定した経営基盤を持つ貴社で、安心して業務に集中し長期的にキャリアを築いて貢献したいと伝えることで、会社への帰属意識と責任感をアピールできます。

家から近いという理由の変換

家から近いという理由は、通勤時間が短い分業務に集中でき、長く安定して勤務できると言い換えることができます。また地元企業であれば、地域に根ざした貴社の事業に貢献したいと繋げることも可能です。通勤の負担が少ないことは、体力的な余裕や緊急時の対応力にもつながるため、それを企業のメリットとして提示します。通勤時間が短い分、自己研鑽や業務への集中に充てる時間を確保し、腰を据えて長く勤務できる環境であると考え志望いたしましたと表現することで、定着率の高さをアピールできます。

楽そうまたは残業が少なそうという理由の変換

残業が少なそうという理由は、効率的な業務運営を重視する社風に惹かれ、限られた時間内で最大の成果を出したいという生産性への意識に変換します。楽をしたいという姿勢ではなく、ダラダラと時間をかけるのではなく、時間内で最大限のパフォーマンスを発揮し、質の高い仕事を提供することで貢献したいと考えておりますと伝えます。ワークライフバランスが整っている環境だからこそ、仕事の時間には全力を注げるというロジックを組み立てることが重要です。

興味が薄い企業でも書ける貢献中心型の志望動機構成

どうしてもその会社自体に強い興味が持てない、あるいは志望動機が思いつかない場合は、なぜその会社かという熱意を語るのを最小限にし、自分は何ができるかを中心に構成する貢献中心型の志望動機を作成することをおすすめします。私はこれまで〇〇職として〇〇のスキルを培ってまいりました。貴社は〇〇業界において安定した事業を展開されており、その環境下で私の〇〇という強みを活かし、業務効率化に即戦力として貢献できると確信し志望いたしましたという構成にします。このように自分のスキルがその会社でどう役立つかというマッチングに焦点を当てれば、無理に愛社精神を捏造する必要はありません。これは嘘ではなく、自分を採用するメリットを論理的に提示する正当なアピール方法です。

どうしても思いつかない場合は履歴書のフォーマット自体を変更する

文章をひねり出すこと自体が苦痛であり、どうしても書くことが見つからない場合の最終手段として、履歴書のフォーマット自体を別のものに変更するという方法があります。一般的に使われるJIS規格の履歴書は志望動機欄が比較的大きいですが、転職活動用の履歴書の中には、職務経歴欄が広く取られている代わりに志望動機欄が非常に小さいものや、志望動機欄がなく自己PR欄のみになっているタイプも存在します。自己PRであれば、特定の企業に向けた動機ではなく自分の強みを書くだけで済むため、作成のハードルは格段に下がります。無理に空白を埋めようとして薄い内容を書くよりも、自分の書きやすいフォーマットを選び、中身の濃い情報を記載するほうが結果として書類選考の通過率は高まります。

嘘をつくのではなく視点を変えて誠実な書類を作成する

志望動機が書けないからといって、嘘をついてまで熱烈な愛社精神をアピールする必要はありません。採用担当者が見ているのは、会社への愛の深さだけでなく、この人は長く働いてくれそうか、常識的な考え方ができるかという点です。そのため、志望動機がない場合の基本戦略は、消極的な理由を積極的な貢献意欲や定着性のアピールに置き換えることです。自分が得をする理由を、会社が得をする理由に言い換えることで立派な志望動機が完成します。自分の本音を社会人として通用する言葉に変換し、自信を持って提出できる履歴書を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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