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履歴書の志望動機で「結婚を機に」は書いてもいいか。好印象を与える書き換え術と男女別例文

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結婚というライフステージの変化をきっかけに、働き方を見直したり、より安定した環境を求めて転職を決意することは非常に自然な流れです。しかし履歴書の志望動機欄に「結婚を機に転職を決意しました」とそのまま書いてよいのか、家庭優先で仕事への意欲が低いと思われないかと不安に感じる方は少なくありません。採用担当者は応募者のプライベートな事情よりも、入社後に長く活躍してくれるかどうかを重視しています。ここでは結婚を機に転職する場合の、採用担当者に安心感と熱意を伝える志望動機の書き方と、男女別や雇用形態別の具体的な例文について解説します。

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結婚を機に転職することをポジティブに伝える変換テクニック

結婚を機にした転職理由は、書き方ひとつで「安定志向のぶら下がり社員」に見えることもあれば、「責任感のある自律した社員」に見えることもあります。重要なのは、結婚という事実を「長く働くための環境整備」や「責任感の向上」というポジティブなビジネス用語に変換することです。例えば「家庭と両立したいから残業が少ない会社が良い」という本音は、「限られた時間内で効率的に成果を出し、メリハリをつけて長くキャリアを継続したい」と言い換えることができます。また「家族を養うために給料を上げたい」という理由は、「家族を持つ責任を糧に、より高い目標に挑戦して成果を出し、正当な評価を得たい」と変換します。自分の生活を守るための転職ではなく、会社に貢献し続けるための前向きな選択であることを伝えるのが鉄則です。

女性が結婚を機に転職する場合の志望動機例文とポイント

女性の場合、採用担当者は「結婚後すぐに産休や育休に入るのではないか」「家庭優先で急な休みが増えるのではないか」という懸念を抱きがちです。そのため、長く働き続けたいという明確な意思表示と、プロフェッショナルとしての意識をアピールすることが重要です。

例文(キャリア継続を強調する場合)

結婚を機に、生活の拠点を移すことになりましたが、今後もキャリアを途切れさせることなく、長く腰を据えて働きたいと考え転職を決意いたしました。前職では営業事務として5年間、業務効率化に取り組み、部署の残業時間を削減する実績を上げました。貴社は女性の活躍推進に注力されており、ライフイベントの変化にも柔軟に対応しながら成長できる環境に魅力を感じております。環境が変わっても、前職で培った効率性とサポート能力を活かし、貴社のバックオフィス業務に即戦力として貢献したいと強く願っております。

男性が結婚を機に転職する場合の志望動機例文とポイント

男性の場合、結婚は「身を固める」という意味で、責任感や定着率の高さとしてプラスに評価されやすい傾向があります。ただし、「安定」ばかりを強調すると、向上心がないと判断されるリスクがあります。安定した基盤の上で、さらに挑戦したいという攻めの姿勢を見せることが大切です。

例文(責任感と挑戦を強調する場合)

結婚を機に、一家の大黒柱としてより責任感を持って仕事に取り組み、長期的なキャリアを築ける環境に身を置きたいと考え、転職を決意いたしました。前職では年功序列の風土がありましたが、貴社の実力主義を掲げ、社員の成果を正当に評価する方針に強く惹かれております。家族を支える責任を原動力に変え、前職で培った法人営業のスキルを最大限に発揮し、貴社の売上目標の達成に貢献するとともに、自身の市場価値も高めていきたいと考えております。

パートや扶養内で働く場合の志望動機の書き方

結婚を機に正社員からパートへ切り替える場合や、扶養内での勤務を希望する場合は、家庭との両立が可能であること(定着性)と、限られた時間でも戦力になること(貢献性)を伝えます。

例文(家庭との両立と経験活用)

結婚に伴い、家庭とのバランスを保ちながら長く安定して働ける環境を求めて、貴店のパートスタッフを志望いたしました。自宅から近く通勤時間が短いため、無理なくシフトに入ることができ、急な欠員などにも柔軟に対応できると考えております。前職では接客業に従事しておりましたので、その経験を活かし、明るい笑顔と丁寧な対応でお客様に喜んでいただけるよう努めます。限られた時間ではありますが、集中して業務に取り組み、即戦力として貴店に貢献いたします。

採用担当者に懸念を抱かせるNGな志望動機の特徴

結婚を機にした志望動機で避けるべきなのは、条件面の要求ばかりを並べることです。「転勤ができないから」「残業ができないから」「土日は休みたいから」といった「できないこと」を理由の筆頭に挙げると、採用担当者は扱いづらい人材だと感じてしまいます。これらは面接の逆質問や条件確認の場で確認すべき事項であり、志望動機欄ではあくまで「貴社で何がしたいか」「どう貢献できるか」を主役に据えるべきです。また、「結婚するので」という理由だけで、その会社の事業内容への興味や関心が見えない内容もNGです。ライフイベントはあくまで転職のきっかけに過ぎず、最終的にその会社を選んだ理由は、仕事内容や企業理念にあるという構成にすることで、説得力のある履歴書になります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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