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履歴書の志望動機は2つ書いてもOK?採用担当者に響く複数理由の構成術

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転職活動において履歴書の志望動機を作成する際、その企業に惹かれた理由が一つに絞りきれないという経験は誰にでもあるものです。事業内容の魅力と、自分のスキルが活かせる環境、その両方を伝えたい場合など、動機を2つ書いてもよいのか、それとも1つに絞るべきなのか迷うところです。結論から申し上げますと、志望動機を2つ書くことは決してマナー違反ではありません。むしろ、構成次第では論理的で熱意が伝わる強力なアピールになります。ここでは、志望動機を2つの要素で構成する際のメリットや、読みやすく説得力のある書き方について詳しく解説します。

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志望動機を2つに絞ることで生まれる説得力とメリット

志望動機をあえて2つ提示することには、単なる熱意のアピール以上の戦略的なメリットがあります。まず一つ目は、論理的思考力のアピールになる点です。多くの要素の中から重要な2点を選び出し、整理して伝える能力は、ビジネスにおいて必須のスキルです。「理由は大きく分けて2点あります」と切り出すことで、話の構造が明確になり、採用担当者に「思考が整理されている人物だ」という知的な印象を与えることができます。二つ目は、企業への興味(Take)と貢献意欲(Give)のバランスが取れる点です。例えば、1点目で「企業の事業内容への魅力」を語り、2点目で「自分のスキルが活かせる点」を語ることで、一方的な片思いではなく、企業側にもメリットがある相思相愛の関係であることを論理的に証明できます。1つに絞ると感情論になりがちな志望動機も、2つの視点を組み合わせることで、客観性と説得力が増すのです。

理由は2点ありますから始める書き方の鉄則

2つの志望動機をスムーズに伝えるためには、文章の構成が何よりも重要です。書き出しは必ず結論から始め、「私が貴社を志望する理由は、大きく分けて2点あります」と宣言します。これにより、読み手である採用担当者は「これから2つの理由が語られるのだな」と準備ができ、内容が頭に入りやすくなります。続いて、1点目の理由を述べます。ここでは主に、その企業ならではの独自性や将来性など、他社ではなくその会社を選んだ理由を中心に記述します。次に、2点目の理由へと繋げます。「また」「加えて」といった接続詞を使い、1点目とは異なる視点、例えば自分の経験がどう活かせるか、入社後に何を実現したいかといった貢献の視点を盛り込みます。最後に、それら2つの理由を総括し、「以上の理由から、貴社の一員として貢献したい」と締めくくります。この型を守ることで、情報量が多くても散漫にならず、一貫性のある志望動機になります。

例文 事業内容への共感と自身のスキルを組み合わせる場合

最も王道であり、説得力が高いのが、企業の魅力と自分の強みを掛け合わせるパターンです。

記入例

私が貴社を志望する理由は、大きく分けて2点あります。1点目は、貴社が掲げる「ITの力で地方創生を実現する」という事業ビジョンに強く共感したためです。地方出身である私自身、テクノロジーによる地域課題の解決に深い関心を持っており、貴社の先進的な取り組みに感銘を受けました。2点目は、前職で培った法人営業の経験を、貴社の新規開拓事業において即戦力として活かせると考えたためです。無形商材の提案で培ったヒアリング能力と課題解決力は、貴社のソリューション営業においても十分に発揮できると確信しております。以上の理由から、貴社の事業拡大に貢献したく志望いたしました。

例文 業界の将来性と社風の魅力を組み合わせる場合

未経験の業界へ挑戦する場合などは、業界への関心とその企業独自の環境を組み合わせることで、学習意欲と定着性をアピールできます。

記入例

私が貴社を志望した理由は2点あります。まず1点目は、今後急速な成長が見込まれるヘルスケア業界において、予防医学という観点から社会貢献性の高いサービスを展開されている点に惹かれたためです。人々の健康寿命を延ばすという社会的意義の大きさに、強いやりがいを感じております。2点目は、貴社の「失敗を恐れず挑戦する」という社風に魅力を感じたためです。前職では業務改善プロジェクトのリーダーとして、新しいフローの導入に挑戦してまいりました。貴社のような変化を歓迎する環境であれば、私の持ち前の行動力を活かし、臆することなく新しい価値創造に貢献できると考えております。

欲張りすぎは禁物な2つ書く際の注意点と文字数管理

志望動機を2つ書く際に最も注意すべきなのは、あれもこれもと詰め込みすぎて内容が薄くなってしまうことです。履歴書の志望動機欄はスペースが限られています。2つの理由を詳細に書きすぎると文字数が膨れ上がり、小さな文字でびっしりと埋め尽くされた読みにくい書類になってしまいます。また、1点目と2点目の内容に関連性がなくバラバラであると、「結局何がしたいのか分からない」「軸が定まっていない」というマイナス評価につながるリスクもあります。2つの理由はあくまで「入社して貢献したい」という一つのゴールに向かうための両輪である必要があります。それぞれの説明は簡潔に留め、詳細は職務経歴書の自己PR欄や面接で補足するという意識で、全体の文字数を200文字から300文字程度に収めるバランス感覚が求められます。無理に2つにする必要はなく、強い理由が1つあるならそれを深掘りするほうが良い場合もあることを念頭に置き、最適な構成を選んでください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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