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CCNPの履歴書への正しい書き方。新体系の名称対応とエンジニア転職で「高度な技術力」を証明するアピール術

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ネットワークエンジニアとしての上流工程を目指す方や、キャリアアップを図るエンジニアにとって、シスコシステムズ社認定の「CCNP(Cisco Certified Network Professional)」は、実務能力の高さを証明する非常に強力な資格です。CCNAの上位資格にあたるため、取得していれば書類選考において大きなアドバンテージとなります。

しかし、2020年の資格体系改定により名称や区分が変更されたため、「昔のR&Sはどう書けばいいのか」「新体系のEnterpriseの正式名称は?」「コア試験だけ合格した場合は書けるのか」など、書き方に迷うケースが増えています。

ここでは、CCNPの履歴書への正しい書き方(正式名称)や、有効期限の扱い、そして書類選考でエンジニアとしての価値を最大化するためのアピール方法について詳しく解説します。

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CCNPは略称を使わず「正式名称」+「トラック名」で記載する

履歴書の免許・資格欄に記入する際、最も重要なのは略称を使わず正式名称で記載することです。「CCNP 取得」だけでは不十分であり、ビジネスマナーとして不適切です。また、CCNPは専門分野(トラック)が分かれているため、どの分野を取得したかを明記する必要があります。

新体系(2020年2月24日以降)の書き方

現在のCCNPは、5つの技術トラック(Enterprise, Security, Service Provider, Collaboration, Data Center)に分かれています。最も取得者が多い「Enterprise(旧Routing & Switching相当)」を例に挙げると、以下のように記載するのが最も丁寧で正確です。

【推奨される書き方】

  • 令和〇年〇月 シスコ技術者認定 Cisco Certified Network Professional (CCNP) Enterprise 取得

ポイント:

  1. 主催団体: 「シスコ技術者認定」と添えることで丁寧さが増します。
  2. 正式名称: 「Cisco Certified Network Professional」とフルスペルで書きます。
  3. トラック名: 必ず「Enterprise」などの区分を併記します。これがなければ、どの分野のプロフェッショナルか伝わりません。
  4. 語尾: 試験合格ではなく、認定を受ける資格のため「取得」または「認定」と書きます。

旧体系(Routing & Switchingなど)の書き方

改定前に取得し、有効期限内である場合は、取得当時の名称を記載します。

  • 令和〇年〇月 シスコ技術者認定 CCNP Routing and Switching 取得

「コア試験のみ合格」の場合も履歴書に書ける?

新体系のCCNPは、「コア試験」と「コンセントレーション試験(選択科目)」の2つに合格することで認定されます。では、片方だけ(特にコア試験)合格している状態は履歴書に書けるのでしょうか。

結論から言えば、書くべきです。

新体系では、各試験に合格するごとに「スペシャリスト認定(Cisco Certified Specialist)」が与えられる仕組みになっています。つまり、CCNP認定に至っていなくても、立派な有資格者としてアピール可能です。

【コア試験(ENCOR)のみ合格している場合の書き方】

  • 令和〇年〇月 Cisco Certified Specialist – Enterprise Core 取得(CCNP Enterprise 取得に向けて学習中)

このように記載することで、スペシャリストとしてのスキル証明と、CCNP取得へのリーチがかかっていることを同時にアピールできます。

有効期限(3年)が切れている場合の書き方

CCNPには3年間の有効期限(再認定ポリシー)があります。履歴書に記載する前に、必ずステータスが「Active」であるかを確認してください。

有効期限内の場合

問題なく「取得」として記載します。更新した場合は、最新の認定日を記載するか、備考として「令和〇年〇月 更新」と添えると親切です。

有効期限が切れている(失効している)場合

原則として、期限切れの資格を現有資格として「取得」と書くことはできません。しかし、過去にCCNPを取得できるだけの実力があったことは事実ですので、以下のように記載してスキルをアピールする戦略が有効です。

【書き方例】

  • 平成〇年〇月 Cisco Certified Network Professional (CCNP) Routing and Switching 取得(現在は失効、再取得に向けて勉強中)

このように正直に現状を伝えることで、基礎能力の高さと、知識のアップデート意欲があることを伝えられます。

職務経歴書で「設計・構築能力」を紐付ける

CCNPがCCNAと大きく違う点は、「トラブルシューティング」や「設計・構築」といった上流工程のスキルが求められる点です。

履歴書の資格欄に書くだけでなく、職務経歴書でその資格が「飾り」ではないことを証明しましょう。

アピール例文

【保有スキル】

  • Cisco Certified Network Professional (CCNP) EnterpriseL2/L3スイッチの冗長化構成(HSRP/VRRP)、OSPF/EIGRP/BGPを用いたルーティング設計・構築が可能。実務においては、拠点間VPNの設計およびトラブルシューティングをリードしました。

このように、「資格を持っているから、この業務ができる」という具体的な技術レベルとセットで記述することで、採用担当者に即戦力としてのイメージを強く持たせることができます。

まとめ

CCNPは、エンジニアとしてのキャリアを一段階引き上げる強力な資格です。

履歴書には**「シスコ技術者認定 Cisco Certified Network Professional (CCNP) [トラック名] 取得」**と正確に記載し、その高度な知識を活かしてどのようにプロジェクトに貢献できるかを伝えることで、書類選考の通過率を確実に高めてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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