お役立ち情報
PR

ポリテクセンター受講歴の履歴書への書き方完全ガイド。職歴欄でスキルをアピールする記述ルール

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

再就職やスキルアップのためにポリテクセンター(職業能力開発促進センター)で職業訓練を受けた経験は、転職活動において大きな武器となります。しかし、いざ履歴書を作成しようとすると、「学歴と職歴のどちらに書くべきか」「入学・卒業という言葉を使っていいのか」といった疑問に直面する方は少なくありません。

ポリテクセンターでの期間は、単なる空白期間(ブランク)ではなく、仕事に直結する技術を習得した「研鑽の期間」です。正しい書き方を知り、戦略的に記載することで、採用担当者に学習意欲と即戦力性をアピールすることができます。

ここでは、ポリテクセンター受講歴の履歴書への正しい記載場所や正式名称、そして書類選考で評価されるためのアピール方法について詳しく解説します。


スポンサーリンク

1. ポリテクセンターは「学歴」ではなく「職歴」欄に書くのが基本

まず最も重要なポイントは、ポリテクセンターの受講歴を履歴書のどこに書くかという点です。

ポリテクセンターなどの公共職業能力開発施設は、学校教育法に基づく「学校」ではないため、原則として**「学歴」欄には記載しません。**

記載する場所は、「職歴」欄が一般的です。

職歴欄の時系列の中に組み込むことで、前職を退職してから再就職までの間に「遊んでいたわけではなく、スキルアップのために訓練を受けていた」ことを明確に伝えることができます。

※スペースの都合などで学歴欄に書きたい場合も間違いとまでは言えませんが、ビジネススキルとしてアピールするためには職歴欄への記載が推奨されます。

2. 「入所・修了」が正解。正しい用語と書き方のルール

学校ではないため、「入学」「卒業」という言葉は使用しません。ポリテクセンターの場合は、以下の用語を使用するのが正しいマナーです。

  • 始めるとき: 「入所」(または「入校」)
  • 終わるとき: 「修了」
  • 現在通っている場合: 「入所」のあとに「現在に至る(〇月修了予定)」

【パターン別】職歴欄への具体的な記入例

① 訓練を修了している場合

Plaintext

平成30年 3月 株式会社〇〇 一身上の都合により退社
平成30年 4月 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
       〇〇職業能力開発促進センター(ポリテクセンター〇〇)入所
       電気設備技術科にて電気工事およびシーケンス制御技術を習得
平成30年 9月 同センター 修了

② 現在受講中の場合

Plaintext

令和 5年 4月 ポリテクセンター〇〇 CAD/NC加工技術科 入所
       現在に至る(令和5年9月 修了予定)

③ 途中で退所した場合

就職が決まったなどの理由で途中で辞めた場合は、「中途退所」と記載します。

Plaintext

令和 5年 6月 就職決定のため中途退所

※ネガティブな理由でなければ、正直に書いて問題ありません。

3. 正式名称とコース名を省略せずに書く

履歴書は公的な書類ですので、略称は避けて正式名称で記載しましょう。

普段「ポリテク」と呼んでいても、履歴書には**「職業能力開発促進センター」または「ポリテクセンター〇〇」**と記載します。

また、重要なのは**「受講したコース名(科名)」**です。「電気設備科」「住宅リフォーム技術科」など、コース名を具体的に書くことで、応募先企業に対して「どのようなスキルを持っているか」を一目で伝えることができます。

4. 訓練内容を「自己PR」や「職務経歴書」で補強する

履歴書の職歴欄に記載するだけでなく、そこで何を学び、何ができるようになったかを具体的にアピールすることが、書類選考突破の鍵となります。

職務経歴書でのアピール例

「職業訓練」という項目を設け、以下の要素を記載します。

  • 習得スキル: 使用できるソフト(CAD、Word/Excelなど)、操作できる機械、言語など。
  • 取得資格: 訓練中に取得した資格(電気工事士、溶接技能者など)や、今後取得予定の資格。
  • 制作物: 実習で作成した図面やWebサイト、加工品などの成果物。

志望動機へのつなげ方

「前職での経験に加え、ポリテクセンターで専門的な技術を体系的に学び直しました。この知識と技術を活かし、貴社の〇〇業務において即戦力として貢献したいと考え志望いたしました」

このように、訓練を「キャリアの転換点」としてポジティブに位置づけることで、意欲の高さをアピールできます。

5. まとめ:ポリテクセンター歴は自信を持って書こう

ポリテクセンターでの受講歴は、あなたが「働くために努力をした証」です。履歴書の職歴欄に堂々と記載し、ブランク期間をポジティブな学習期間としてアピールしましょう。

  • 場所: 職歴欄に書く
  • 用語: 「入所」「修了」を使う
  • 内容: コース名と習得スキルを具体的に

これらを押さえ、採用担当者に「基礎ができていて教えがいがありそうだ」「即戦力に近い」と思わせる書類を作成してください。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました