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履歴書で業績を効果的にアピールする書き方と採用担当者の目に留まる工夫

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転職活動において履歴書は、採用担当者が最初に応募者を知るための重要な書類です。一般的に業績や詳細な実績は職務経歴書に記載するものと考えられがちですが、履歴書にも適切に業績を盛り込むことで、書類選考の通過率を大きく高めることができます。採用担当者は多忙な中で多くの書類に目を通しているため、履歴書の段階でこの人は実力がありそうだと思わせることが重要です。ここでは履歴書という限られたスペースの中で、どのように業績を記載しアピールすべきか、具体的な書き方や職種別のポイントについて詳しく解説します。

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履歴書の職歴欄に業績を書くことの重要性とメリット

履歴書の職歴欄は、単に入社や退社の事実を時系列に並べるだけの場所ではありません。多くの応募者が会社名と配属部署のみを記載して終わらせてしまう中で、具体的な業績が一言添えられている履歴書は非常に目立ちます。採用担当者は職務経歴書をじっくり読む前に、まずは履歴書で全体の概要を把握しようとします。その際に輝かしい実績や具体的な成果が目に飛び込んでくれば、その後の職務経歴書を読み込む際の期待値が上がり、ポジティブな印象で評価をスタートさせることができます。履歴書は単なる記録ではなく、あなたという人材を売り込むためのプレゼンテーション資料の表紙であるという意識を持つことが大切です。

職歴欄への具体的な書き方とレイアウトの工夫

履歴書の職歴欄はスペースが限られているため、長々と文章を書くことはできません。要点を絞り、数値を用いて客観的に成果を伝える工夫が必要です。基本的な書き方としては、入社や配属の行の下に、少しインデント(字下げ)をして実績を記載する方法が一般的です。

例えば営業職であれば、会社名と配属部署を書いた次の行に、昨対比120パーセント達成や、営業部内個人売上1位獲得といった具体的な成果を1行から2行で記載します。プロジェクトマネージャーであれば、予算規模〇億円のプロジェクトを納期内に完遂といった記述が有効です。ポイントは定性的な表現よりも定量的な数値を優先することです。頑張りましたや貢献しましたという言葉よりも、数字は嘘をつかず、誰にとっても共通の尺度で実力を証明できるからです。

職種別の業績アピール例文

職種によってアピールすべき業績の種類は異なります。それぞれの職種において、どのような視点で業績を切り取ればよいのか、具体的な例文を紹介します。

営業職の場合は、売上金額、達成率、順位、新規獲得件数などが主な指標となります。

記入例

平成〇年〇月 株式会社〇〇 営業部に配属

(法人向け新規開拓営業に従事。年間売上目標を3年連続で達成)

事務職や管理部門の場合は、業務効率化、コスト削減、ミス削減率などが業績となります。直接的な売上がない場合でも、数字で表現することは可能です。

記入例

平成〇年〇月 株式会社〇〇 総務部に配属

(備品管理フローの見直しにより、年間コストを約15パーセント削減)

エンジニアや技術職の場合は、開発規模、使用言語、工期短縮、特許取得などが実績となります。

記入例

平成〇年〇月 株式会社〇〇 システム開発部に配属

(大規模基幹システム刷新プロジェクトにてリーダーを担当。予定より1ヶ月早く納品完了)

自己PR欄を活用してプロセスと成果をセットで伝える

職歴欄だけでは書ききれない業績の背景や、その成果を出すためにどのような工夫をしたかというプロセスについては、履歴書の自己PR欄や志望動機欄を活用して補足します。職歴欄で結果(What)を示し、自己PR欄でその方法(How)を説明するという連携を持たせることで、書類全体に一貫性と説得力が生まれます。

例えば職歴欄で売上120パーセント達成と書いたのであれば、自己PR欄では徹底した顧客ヒアリングを行い、潜在ニーズを掘り起こす提案型の営業スタイルを確立した結果、目標を大きく上回る成果を出せましたといったように記述します。単にラッキーで出た成果ではなく、再現性のあるスキルに基づいた成果であることをアピールすることが、採用担当者に安心感を与え、入社後の活躍イメージを持たせることにつながります。

数値化できない業績の伝え方と表現のコツ

すべての業績が数値化できるわけではありません。特に定性的な成果や、チームのサポート役としての実績は数字にしにくいものです。そのような場合は、客観的な評価や事実を具体的に記述することで説得力を持たせることができます。

例えば、社内表彰制度で顧客満足度賞を受賞や、新人教育担当として3名のメンバーを独り立ちさせたといった記述です。また、顧客からの信頼を獲得し指名での依頼が増加といった表現も有効です。数値がない場合でも、第三者からの評価や比較可能な事実を盛り込むことで、主観的な自慢話ではなく客観的な業績として伝えることができます。大切なのは、読み手である採用担当者がその成果の価値をイメージできるような言葉を選ぶことです。

複数の業績がある場合の優先順位のつけ方

長く働いていると複数の業績を持っている場合もありますが、履歴書にすべてを詰め込むと情報過多になり、要点がぼやけてしまいます。記載する業績は、応募する企業の募集要項や求める人物像に最もマッチするものを選別する必要があります。

新規事業の立ち上げメンバーを募集している企業であれば、既存事業での安定した実績よりも、ゼロから何かを作り上げた経験や、困難な状況を打開した実績を優先して書くべきです。逆にマネジメント層を求めているのであれば、個人のプレイヤーとしての成績よりも、チームを率いて達成した成果を書く方が効果的です。相手が何を知りたいかという視点を常に持ち、自身のキャリアの中から最適なカードを切ることが、書類選考を突破するための戦略となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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