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ワープロ実務検定の履歴書への正しい書き方と転職で評価されるアピール術

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学生時代に取得した「ワープロ実務検定」などの資格を持っているものの、いざ転職活動の履歴書に書こうとすると「名称が古くて恥ずかしいのではないか」「そもそも評価されるのか」と躊躇してしまう方は少なくありません。パソコンスキルが必須の現代において、ワープロという響きは時代遅れに感じるかもしれませんが、実は事務職や営業職への転職において、この資格は確かな実務能力の証明となります。

重要なのは、資格の正式名称を正しく記載し、現在のビジネススキルとして翻訳して伝えることです。ここではワープロ実務検定の履歴書への正しい書き方や、主催団体による名称の違い、そして採用担当者に響くアピール方法について詳しく解説します。

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ワープロ実務検定は履歴書に書いても評価される資格です

まず結論から申し上げますと、ワープロ実務検定は履歴書に記載して問題のない、立派なアピール材料となります。なぜならこの資格は、単に文字を入力するだけでなく、制限時間内に正確かつ高速にタイピングを行うスキルや、ビジネス文書のレイアウトを整える能力を証明するものだからです。

現代の業務においても、Wordを使った文書作成やメール対応、データ入力は基本中の基本です。この資格を持っているということは、タッチタイピング(ブラインドタッチ)が可能であり、入力ミスが少なく、効率的に業務を遂行できる基礎力があることを客観的に示しています。特に事務職未経験からの転職や、PCスキルを重視する職種においては、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)と並んで有効な武器となります。自信を持って記載してください。

主催団体を確認して正式名称で記載するルール

履歴書の資格欄に記入する際、最も注意が必要なのが「正式名称」です。「ワープロ検定」と略して書くのはマナー違反です。また、この資格には主に2つの主催団体があり、それぞれ名称が異なります。お手元の合格証書を確認し、正しい名称で記入してください。

全国商業高等学校協会(全商)主催の場合

商業高校などで受験することが多い検定です。

  • 正式名称:全国商業高等学校協会主催 ワープロ実務検定試験 1級 合格

※注意点:この検定は平成25年度(2013年)より「ビジネス文書実務検定試験」に統合・名称変更されています。取得した時期によって名称が異なりますので、証書に記載されている通りの名称を書いてください。昔取得したものであれば「ワープロ実務検定試験」で正解です。

日本情報処理検定協会(日検)主催の場合

こちらも広く実施されている検定です。

  • 正式名称:日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定試験 1級 合格

「主催」の文字は入れても入れなくても間違いではありませんが、入れることでより丁寧な印象を与えられます。また、取得年月も証書の日付を確認して正確に記入してください。

何級から履歴書に書くべきかの判断基準

転職活動において履歴書に記載すべき級の目安は、一般的には「2級以上」とされています。2級以上であれば、実務で困らないレベルのタイピング速度(10分間で数百文字以上)と文書作成能力がある証明になります。

ただし、3級や4級であっても「書かない方がいい」というわけではありません。特に未経験から事務職を目指す場合や、他にアピールできるPC資格がない場合は、3級であっても記載することをお勧めします。これにより「パソコンにアレルギーがない」「基本的な入力操作はできる」という最低限のラインを保証できるからです。もし上位級を目指して勉強中であれば、「現在、1級取得に向けて学習中」と書き添えることで向上心をアピールすることも可能です。

「ワープロ」という名称を現代のスキルに変換して伝える

面接や職務経歴書でこの資格について触れる際は、単に資格名だけを伝えるのではなく、それが実務でどう役立つかを「翻訳」して伝えることが重要です。「ワープロ」という言葉だけでは、専用機を使っていた時代のスキルと誤解される恐れがあるからです。

例えば、「ワープロ検定で培ったタイピングスキルを活かし、会議の議事録をリアルタイムで作成することができます」や、「正確な入力作業が得意で、前職では書類作成の時間を短縮し業務効率化に貢献しました」といったように、入力の「速さ」と「正確さ」を具体的な業務メリットとしてアピールします。Wordの機能(書式設定や表作成など)を使いこなせることも併せて伝えると、即戦力としての評価が高まります。

取得から時間が経っている場合の書き方

学生時代に取得してから長い年月が経っている場合でも、資格としての効力に期限はありませんので堂々と記載してください。ただし、ブランクがあって現在のスキルに不安があると思われるのを防ぐため、職務経歴書などで「現職でも毎日PCを使用しており、操作に支障はありません」といった補足を加えると安心感を与えられます。

資格は過去の栄光ではなく、現在の実力を裏付けるための根拠です。ワープロ実務検定という名称にとらわれず、「確かな事務処理能力の土台」として戦略的に履歴書に記載し、書類選考の通過率を高めてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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