2025.11.21

フォークリフト免許の履歴書への正しい書き方と正式名称。実務経験をアピールして採用をつかむ方法

keireki0530

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

物流倉庫や製造現場、建設現場など幅広い業界で需要が高いフォークリフト免許は、転職活動において即戦力を証明する強力な武器となります。しかし、いざ履歴書の資格欄に記入しようとすると、「フォークリフト免許」と書いてよいのか、正式名称は何かと迷ってしまう方は少なくありません。

実はフォークリフトの資格には種類があり、扱える車両の大きさによって名称が異なります。正しい名称で記載し、さらに実務経験を具体的にアピールすることで、採用担当者に信頼感と安心感を与えることができます。ここではフォークリフト免許の履歴書への正しい書き方や、車種によるアピールの違い、そして安全意識の伝え方について詳しく解説します。

Contents

フォークリフト免許の正式名称は取得した講習の種類によって異なります
資格欄に記入する際の日付確認と書き方のマナー
職歴欄や自己PRでは乗車していた車種と安全意識を具体的に伝えます
異業種からの転職でもフォークリフト資格は強力な武器になります

フォークリフト免許の正式名称は取得した講習の種類によって異なります

履歴書の免許・資格欄に記入する際、単に「フォークリフト免許取得」と書くのは正確ではありません。フォークリフトの資格は、積載荷重（持ち上げられる重さ）によって2種類に分かれており、それぞれ正式名称が異なります。ご自身が持っている修了証を確認し、正しい名称を記載することが重要です。

最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転できる資格を持っている場合、正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了」となります。多くの現場で求められるのはこの資格であり、一般的にフォークリフト免許といえばこちらを指すことが大半です。運転免許証のように「取得」と書くのではなく、講習を修了した証であるため「修了」と書くのが正式なマナーです。

一方、最大積載荷重1トン未満のフォークリフトのみ運転できる資格の場合は、「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育修了」と記載します。こちらは「技能講習」ではなく「特別教育」となるため、混同しないよう注意が必要です。自身の資格がどちらに該当するかは、手元の「労働安全衛生法による技能講習修了証」や「特別教育修了証」を確認してください。

資格欄に記入する際の日付確認と書き方のマナー

履歴書に記載する取得年月日は、正確な情報を記入する必要があります。記憶だけで書いてしまうと、実際の修了日とずれてしまい、経歴の整合性が取れなくなるリスクがあります。必ず修了証を手元に用意して確認してください。

確認すべき日付は、証書の発行日（交付日）ではなく、講習をすべて終えた「修了年月日」です。履歴書全体で年号を西暦（2025年など）にしている場合は西暦で、和暦（令和7年など）にしている場合は和暦で統一して記載します。

また、フォークリフト免許以外にも、玉掛け技能講習やクレーン運転士などの関連資格を持っている場合は、取得順に記載することで現場作業への対応力の高さをアピールできます。物流や製造の現場では複数の資格を組み合わせて作業を行うことが多いため、関連資格は漏らさず記載することが選考通過への近道となります。

職歴欄や自己PRでは乗車していた車種と安全意識を具体的に伝えます

フォークリフトの資格を持っていること自体も評価されますが、採用担当者が最も知りたいのは「どの車種に乗れるか」と「どのような環境で作業していたか」という実務の詳細です。フォークリフトには、座って運転する「カウンターバランスフォークリフト（カウンター）」と、立って運転する「リーチフォークリフト（リーチ）」の大きく2種類があり、操作感覚が全く異なります。

職務経歴書や自己PR欄には、「主にリーチフォークリフトを使用して、狭い通路での入出庫作業に従事」や「カウンターフォークリフトを用いて、トラックへの積み込み作業を担当」といったように、車種と具体的な作業内容を明記してください。これにより、現場の担当者は即戦力として活躍できるイメージを持ちやすくなります。

さらに、最も重要なアピールポイントとなるのが「安全運転の実績」です。物流現場において事故は最大のリスクであり、企業は安全意識の高い人材を求めています。「5年間無事故無違反で業務を遂行しました」や「始業前点検を徹底し、安全確認を怠りませんでした」といった記述を加えることで、スキルだけでなくプロフェッショナルとしての責任感の強さを証明することができます。