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履歴書の書き方における重要な注意点と採用担当者が見ているNGポイント

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転職活動において履歴書は、採用担当者が応募者の第一印象を形成する極めて重要な書類です。どれほど素晴らしい経歴やスキルを持っていても、履歴書の書き方に不備があったり、基本的なマナーが守られていなかったりすると、社会人としての基礎能力を疑われてしまい、書類選考で不利になる可能性があります。

意外と見落としがちな細かいルールや、やってはいけないNG行動を事前に把握しておくことは、選考通過率を高めるための必須条件です。ここでは、履歴書を作成する際に必ず押さえておくべき注意点や、各項目の記入マナー、そして提出前のチェックポイントについて詳しく解説します。

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筆記用具と修正に関する絶対的なルール

履歴書を作成する際、最初に関門となるのが筆記用具と修正のマナーです。手書きの場合、使用するペンは黒のボールペンもしくは万年筆を選びます。消えるボールペン(フリクションなど)の使用は厳禁です。熱や摩擦で文字が消えてしまう可能性があるため、公的な書類である履歴書には適しません。また、太すぎるサインペンや薄いインクのペンも避け、読みやすい0.5mmから0.7mm程度の太さを選ぶのが基本です。

最も注意すべき点は、書き損じた場合の対応です。修正液や修正テープを使用することは、ビジネスマナーとしてNGとされています。修正跡がある履歴書は、改ざんの疑いを持たれる可能性があるだけでなく、書き直す労力を惜しんだとみなされ、志望度が低いと判断されるリスクがあります。一文字でも間違えた場合は、潔く新しい用紙に最初から書き直すのが鉄則です。パソコンで作成する場合も同様に、誤字脱字がないかを画面上で入念に確認してから印刷します。

年号の統一と日付の記入における注意点

履歴書全体を通して守らなければならないルールの一つに、年号の統一があります。生年月日、学歴、職歴、資格取得日など、日付を記入する箇所は多数ありますが、これらを「西暦(2025年など)」か「和暦(令和7年など)」のどちらかに統一する必要があります。混在していると非常に読みづらく、事務処理能力の低さを印象付けてしまいます。応募する企業の文化や他の提出書類(職務経歴書)に合わせて、どちらか一方を選んで統一してください。

また、履歴書の上部にある日付欄には、「作成日」ではなく「提出日」を記入します。郵送の場合はポストに投函する日、面接に持参する場合は当日の日付、メール送付の場合は送信日となります。作り置きした履歴書を使い回す際に、日付が古いままになっているケースがよく見られますが、これは大きなマイナスポイントとなりますので注意が必要です。

証明写真で失敗しないためのマナー

履歴書の中で唯一の視覚情報である証明写真は、第一印象を左右する重要な要素です。原則として3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。髪型や体型が現在と大きく異なる古い写真は避けてください。服装はスーツが基本であり、スナップ写真の切り抜きやプリクラ、アプリで過度に加工した自撮り写真は論外です。

写真は剥がれないようにしっかりと糊付けしますが、万が一剥がれてしまった場合に備えて、写真の裏側に氏名を記入しておくのがマナーです。Web履歴書の場合は、画像データのサイズや比率が指定通りになっているかを確認し、顔が歪んでいないかチェックします。表情は口角を少し上げた自然な微笑みを意識し、清潔感と意欲が伝わるように心がけてください。

学歴・職歴欄の書き方で気をつけるべきポイント

学歴や職歴は省略せずに正確に記載することが求められます。学校名は「高校」ではなく「高等学校」と正式名称で書き、学部・学科名も省略しません。一般的に義務教育終了後の高等学校入学から記載します。

職歴欄では、株式会社や有限会社などの法人格も略さず書きます。(株)などは使用しません。また、短期間で退職した企業であっても、社会保険に加入していた履歴がある場合はすべて記載する必要があります。省略すると経歴詐称を疑われる原因となり、入社後の雇用保険手続きなどで発覚してトラブルになる可能性があります。退職理由については、自己都合であれば「一身上の都合により退社」、会社都合であれば「会社都合により退社」と定型文を使用し、ネガティブな事情を詳細に書くことは避けます。在職中の場合は「現在に至る」と記載し、退職予定日が決まっている場合はその日付も書き添えます。

志望動機と本人希望記入欄でのNG例

志望動機や自己PRの欄を「特になし」としたり、空欄のまま提出したりすることは、採用する気がないと言っているようなものです。必ず自身の言葉で熱意を記入します。ただし、どの企業にも当てはまるような抽象的な内容や、給与や福利厚生などの条件面ばかりを強調する内容は避けるべきです。

履歴書の最後にある本人希望記入欄についても注意が必要です。「給与は〇〇万円以上希望」「残業なし希望」といった要求ばかりを書き連ねると、扱いづらい人材という印象を与えます。どうしても譲れない条件(親の介護による勤務時間の制限など)がある場合を除き、基本的には「貴社の規定に従います」と記載するのがマナーです。条件交渉は面接が進んでから、あるいは内定後のオファー面談で行うのが適切です。

提出前の最終チェックと送付時の配慮

書き上がった履歴書は、提出前に必ず見直しを行います。誤字脱字はもちろんのこと、住所のふりがな漏れや、押印が必要な場合の押し忘れがないかなどを確認します。また、履歴書は自身の控えとしてコピーをとっておくことをお勧めします。面接では履歴書の内容をもとに質問されるため、自分が何を書いたかを直前に確認できるようにしておくためです。

郵送する場合は、添え状(送付状)を同封し、クリアファイルに挟んでから封筒に入れます。これにより雨濡れや折れ曲がりを防ぐことができます。メールで送付する場合は、PDF形式に変換し、パスワードを設定するなどセキュリティへの配慮も忘れないでください。細部まで注意が行き届いた履歴書は、仕事に対する丁寧さと誠実さを証明する強力な武器となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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