お役立ち情報
PR

HSK 5級は履歴書にどう書く?正式名称と転職で評価されるアピール術

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

中国語力を証明する資格として世界的に認知されているHSK(漢語水平考試)。中でも5級は、ビジネスレベルの中国語力を有する証明として、転職活動において強力な武器となります。しかし、履歴書に記載する際に「HSK」と略していいのか、点数まで書くべきなのかなど、書き方に迷うポイントも多い資格です。

ここでは、HSK 5級の履歴書への正しい書き方(正式名称)や、採用担当者がそのスキルをどう評価しているか、そして効果的にアピールするためのポイントについて詳しく解説します。

スポンサーリンク

HSK 5級を履歴書に書く際の正式名称と基本ルール

履歴書の資格欄は、採用担当者があなたのスキルを一目で確認する重要な項目です。略称を使わず、正式名称で記載することで、ビジネスパーソンとしての丁寧さを印象づけることができます。

推奨される書き方の例

HSKの正式名称は「漢語水平考試」ですが、日本ではアルファベットの「HSK」も広く浸透しています。最も丁寧で分かりやすい書き方は、以下のように主催機関や認定の事実を含める形式です。

  • 令和〇年〇月 中国政府認定 漢語水平考試(HSK) 5級 合格
  • 令和〇年〇月 中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)主催 漢語水平考試 HSK 5級 合格

行数に余裕がない場合は、「HSK(漢語水平考試) 5級 合格」としても問題ありませんが、「中国政府認定」という言葉が入ることで、資格の権威性を強調することができます。

取得年月は「成績報告書」の日付を

記入する年月は、試験を受けた日ではなく、成績報告書(合格証書)に記載されている発行日や合格日を記入します。履歴書全体で西暦か和暦(令和など)かを統一することを忘れないでください。

点数(スコア)は履歴書に書くべきか?

HSK 5級は、300点満点中180点以上で合格となりますが、履歴書に点数を書くべきかどうかは、そのスコアの高さによって判断するのが賢明です。

高得点(200点〜250点以上)なら必ず記載する

合格ラインぎりぎりではなく、余裕を持って合格している場合は、点数を記載することでより高い語学力を証明できます。

特に250点以上などのハイスコアであれば、「6級(最上級)を目指せるレベル」として高く評価されます。

  • 記載例:中国政府認定 漢語水平考試(HSK) 5級 合格(260点/300点)

合格ラインぎりぎりの場合は「合格」のみでOK

180点〜190点台など、合格ラインに近い場合は、あえて点数を書かずに「合格」とのみ記載するのが無難です。面接で語学力を問われた際に、「現在は6級取得に向けて学習を継続しています」と向上心をアピールすると良いでしょう。

HSK 5級の転職市場における評価とレベル感

転職市場において、HSK 5級は**「ビジネスレベルの中国語力がある」**とみなされる重要なラインです。

  • 中国語検定との比較一般的に、HSK 5級は「中国語検定(中検)2級」相当と言われています。中検が翻訳能力や正確な文法知識を重視するのに対し、HSKはコミュニケーション能力や実用性を重視する傾向があります。そのため、実務で中国語を使う企業へのアピールとして非常に有効です。
  • 実務での期待値5級取得者は「中国語の新聞・雑誌を読める」「中国語の映画やテレビ番組を鑑賞できる」「中国語でスピーチができる」レベルと定義されています。ビジネスシーンにおいては、メールでのやり取りはもちろん、会議での交渉や商談のアシスタント業務などが期待できるレベルとして評価されます。

職務経歴書で「使える中国語」をアピールするコツ

資格欄に書くだけでなく、職務経歴書の「活かせるスキル」や「自己PR」欄で、その語学力をどう仕事に活かすかを補足すると、説得力が格段に増します。

1. 実務経験がある場合

これまでに中国語を使って仕事をした経験があれば、具体的なシチュエーションを記載します。

「前職では、中国のサプライヤーとの納期調整や価格交渉をメールおよび電話にて行いました。HSK 5級の語学力を活かし、細かなニュアンスの違いによるトラブルを未然に防ぎました。」

2. 実務未経験の場合

実務での使用経験がない場合は、学習意欲やコミュニケーションへの姿勢をアピールします。

「HSK 5級を取得しており、日常会話やビジネスメールの読み書きに支障はありません。現在はオンライン英会話ならぬオンライン中国語会話でネイティブとの対話訓練を毎日行っており、即戦力として貢献できるようスピーキング能力の向上に努めています。」

有効期限に関する注意点

HSKの成績報告書(スコアレポート)には、「有効期限は受験日から2年」という記載がある場合があります。これは主に中国の大学への留学申請などに使われる際の期限であり、就職・転職活動における「資格・実績」としての有効期限はありません。

取得から2年以上経過していても、履歴書には堂々と記載して構いません。ただし、取得から時間が経ちすぎていて現在の語学力に不安がある場合は、再度受験してスコアを更新するか、面接で現在のレベルを正直に伝える誠実さが求められます。

HSK 5級は、グローバルに展開する企業や、インバウンド需要のある業界への転職において強力なパスポートとなります。正確な表記と具体的な活用イメージを伝えることで、書類選考突破の可能性を大きく広げてください。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました