2006年(平成18年)生まれの履歴書年号早見表と10代・20歳前後の就職・転職を成功させる書き方
2006年(平成18年)生まれの方は、2025年現在で19歳(早生まれの方は20歳になる年度)を迎えます。高校を卒業して社会人1年目として奮闘している方、専門学校や大学で学んでいる方、あるいはこれから初めての就職活動に挑む方など、キャリアのスタートラインに立っている時期と言えるでしょう。
履歴書を作成する際、特に悩みやすいのが「入学・卒業年度の計算」です。令和への改元も重なり、計算が複雑になりがちです。ここでは、2006年生まれの方に向けた正確な年号早見表と、職歴が浅くても採用担当者に好印象を与える履歴書の書き方について詳しく解説します。
2006年(平成18年)生まれの学歴・入学卒業年度早見表
履歴書の学歴欄を記入する際は、以下の早見表を参考にしてください。2006年生まれの方は、生まれた月日によって学年(年度)が異なります。「4月2日以降生まれ」か「早生まれ(1月1日~4月1日)」かを確認の上、該当する表を使用してください。
※留年や浪人がないストレートの場合の年月です。
【4月2日~12月31日生まれ】の場合
(2006年度生まれ/戌年)
※2025年3月に高校を卒業したばかりの世代(社会人1年目、または大学・専門1年生)にあたります。
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2022年 3月 | 令和4年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2022年 4月 | 令和4年 4月 |
| 卒業 | 2025年 3月 | 令和7年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2025年 4月 | 令和7年 4月 |
| 卒業(見込み) | 2027年 3月 | 令和9年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2025年 4月 | 令和7年 4月 |
| 卒業(見込み) | 2029年 3月 | 令和11年 3月 |
【1月1日~4月1日生まれ】の場合
(2005年度生まれ/早生まれ/酉年・戌年)
※学年が一つ上になります。2025年3月時点で社会人1年目が終了し2年目になる世代、または大学・専門2年生にあたります。
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2021年 3月 | 令和3年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2021年 4月 | 令和3年 4月 |
| 卒業 | 2024年 3月 | 令和6年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2024年 4月 | 令和6年 4月 |
| 卒業(見込み) | 2026年 3月 | 令和8年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2024年 4月 | 令和6年 4月 |
| 卒業(見込み) | 2028年 3月 | 令和10年 3月 |
2006年生まれの現在の年齢とキャリアステージ
履歴書に記載する「満年齢」は、提出日(投函日または面接日)時点の年齢を記入します。
2025年(令和7年)11月時点での年齢は以下の通りです。
- 誕生日が来ている方:19歳
- 誕生日がまだの方:18歳
転職市場における評価
この年代は、何よりも「若さ」と「ポテンシャル(将来性)」が最大の武器となります。企業側は、現時点でのスキルや経験よりも、「素直さ」「基本的なマナー」「長く働いてくれそうか」といった人物面を重視します。
未経験の職種であっても、熱意をしっかりと伝えることができれば、採用のチャンスは非常に大きいです。
職歴が浅い・ない場合の履歴書の書き方テクニック
高校卒業後に就職して間もない場合や、アルバイト経験しかない場合など、職歴欄に何を書くべきか迷うケースも多いでしょう。状況別の書き方を解説します。
1. 正社員経験がない場合(アルバイトのみ)
正社員としての就業経験がない場合は、原則として職歴欄の1行目に「なし」と書き、その下の行の右端に「以上」と書きます。
ただし、アピールしたいアルバイト経験がある場合は、以下のように記載しても構いません。
令和4年5月 株式会社〇〇(アルバイト)入社
コンビニエンスストアのスタッフとして接客・発注業務を担当
令和7年3月 一身上の都合により退社
このように「(アルバイト)」と明記し、具体的な業務内容を添えることで、働く意欲や基礎的な社会人スキルがあることをアピールできます。
2. 社会人経験が短い場合(早期離職)
高校卒業後に就職したものの、数ヶ月で退職してしまった場合でも、職歴欄には正直に「入社」「退社」を記載する必要があります。隠してしまうと、雇用保険の手続きなどで発覚し、経歴詐称として信頼を失うリスクがあるためです。
短期間での退職理由は、面接で「ミスマッチだった点」と「次は長く働きたいという強い意志」をセットで伝える準備をしておきましょう。
3. 学生(在学中)の場合
現在、専門学校や大学に在学中でアルバイトに応募する場合などは、学歴欄の最終行に「在学中」と記載します。
就職活動(新卒採用)の場合は「卒業見込み」と記載します。
若さを武器にする志望動機と自己PRのポイント
経験が少ない分、志望動機や自己PRでは「未来への意欲」を強調することが大切です。
- 学ぶ姿勢を見せる「未経験ではありますが、先輩方の指導を素直に吸収し、一日も早く戦力になれるよう努力します」という謙虚さと向上心をアピールします。
- 体力や行動力をアピール「体力には自信があります」「フットワーク軽く行動できます」といった若手ならではの強みは、多くの企業で好感を持たれます。
- なぜその会社なのか「家から近い」などの条件面だけでなく、「貴社の〇〇という事業に興味を持ちました」と、仕事内容への関心を示すことで志望度の高さを伝えます。
履歴書作成時の基本マナーと最終チェック
10代後半から20歳前後の若手採用において、履歴書の書き方は「仕事の丁寧さ」を測る重要な指標となります。
- 西暦と和暦の統一:履歴書全体で「2025年」か「令和7年」か、表記を統一します。
- 中学校卒業から記載:義務教育終了時点(中学校卒業)から書き始めるのが一般的で見やすいです。
- 写真は清潔感を最優先:スーツを着用し、写真館や証明写真機で撮影したものを使いましょう。アプリでの過度な加工やスナップ写真は厳禁です。
- 誤字脱字ゼロ:書き損じた場合は修正テープを使わず、新しい用紙に書き直すのがマナーです。
2006年生まれの方は、これからの社会人生活において無限の可能性を秘めています。
正確な年号を記載し、丁寧な文字で作成された履歴書は、あなたの誠実さを雄弁に語ってくれます。自信を持って書類選考に臨んでください。





