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転職の履歴書にアルバイト経験はどう書く?雇用形態ごとの正しい記載ルールとアピール術

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転職活動で履歴書を作成する際、判断に迷いやすいのが「アルバイト経験」の扱いです。「正社員を目指す履歴書にアルバイト歴を書いてもいいのか」「書くとしたらどのように表現すればマイナスにならないか」といった疑問は多くの求職者が抱えています。

実は、書き方ひとつでアルバイト経験は立派なキャリアとしてアピールすることもできれば、逆に「定職についていない」というネガティブな印象を与えてしまうこともあります。ここでは、正社員転職におけるアルバイト経験の正しい記載ルールや、アルバイト求人に応募する場合の履歴書のポイントについて詳しく解説します。

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正社員転職の履歴書にアルバイト経験は書くべきか

まず、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くべきかどうかの判断基準についてです。基本的には、以下のルールに従って判断します。

1. 原則として「長期・フルタイム」の経験は書く

社会保険に加入していたり、フルタイムに近い形で長期間(概ね1年以上)勤務していたりしたアルバイト経験は、立派な職歴として評価されます。特に「フリーターから正社員を目指す場合」や「正社員退職後のつなぎ期間」であれば、空白期間(ブランク)を作らないためにも必ず記載すべきです。

2. 学生時代のアルバイトは原則書かない

新卒採用とは異なり、中途採用では学生時代のアルバイト経験は職歴として見なされないのが一般的です。ただし、応募職種と極めて関連性が高い場合(例:IT企業への応募で学生時代にプログラミングのバイトをしていた等)や、第二新卒で職歴が浅い場合に限り、自己PR欄などで補足的にアピールすることは有効です。

3. 短期間のアルバイトは省略しても良い

数ヶ月程度の短期アルバイトや、単発の派遣バイトなどは、職歴欄にすべて書くと「長続きしない」という印象を与えるリスクがあります。これらは省略するか、「平成〇年〇月〜〇月 一身上の都合により退社後、短期アルバイトに従事」と一行にまとめて記載するのがスマートです。

職歴欄への正しい書き方と「入社」の使い分け

アルバイト経験を記載する際、正社員と同じように書いてしまうと、採用担当者が雇用形態を誤解してしまう恐れがあります。正確かつアピールにつながる書き方のマナーを押さえましょう。

「入社」ではなく「勤務」や雇用形態を明記する

正社員以外で働いていた場合は、会社名の横や下の行に雇用形態を明記するのが鉄則です。

【書き方の例1:会社名の横に書く場合】

平成28年4月 株式会社〇〇 入社(アルバイト)
       ホールスタッフとして接客・店舗運営に従事
平成30年3月 一身上の都合により退社

【書き方の例2:詳細をアピールする場合】

令和元年5月 株式会社△△ 入社
       [雇用形態] 契約社員(フルタイム勤務)
       [業務内容] 法人営業のアシスタント業務を担当
令和3年4月  契約期間満了により退社

このように記載することで、雇用形態を隠さずに伝えている誠実さと、どのような業務を行っていたかという実務能力の両方をアピールできます。

アルバイト経験を「武器」に変える自己PRのコツ

「たかがバイト」と卑下する必要はありません。企業が求めているのは「雇用形態」ではなく「実務能力」です。アルバイトであっても、以下のような経験があれば、それは強力なアピール材料になります。

  • リーダー・教育係の経験:バイトリーダーとしてシフト管理や新人教育を任されていた経験は、マネジメントの素養として評価されます。
  • 業務改善の提案実績:「マニュアルを作成してミスを減らした」「POPを工夫して売上を上げた」など、主体的に動いた実績は正社員としても通用するスキルです。
  • 高い専門性や資格:販売士や登録販売者などの資格を活かして働いていた場合や、専門的な技術を要する業務経験は即戦力として評価されます。

職務経歴書では、これらの経験を具体的なエピソードや数字を交えて記述し、「社員同様の責任感を持って働いていた」ことを強調しましょう。

逆に「アルバイト求人」に応募する場合の履歴書はどう書く?

ここまでは「正社員を目指す場合」について解説しましたが、逆に「正社員からアルバイトへの転職」や「アルバイトの掛け持ち」などで、アルバイト求人に応募する場合のポイントも解説します。

1. 職歴は省略せずに書くのが基本

アルバイトの面接であっても、過去の正社員経験は「しっかり働いてくれそう」「ビジネスマナーがある」という信頼につながります。省略せずに記載しましょう。ただし、職歴が多すぎて書ききれない場合は、直近の職歴や応募職種に関連するものを中心に書き、その他は「他〇社」としても許容されるケースが多いです。

2. 志望動機よりも「シフト希望」が重要

アルバイト採用で最も重視されるのは「いつ、どれくらい働けるか」です。履歴書の本人希望記入欄には、勤務可能な曜日や時間帯を具体的に記載しましょう。

  • 「週4日以上、土日祝日の勤務も可能です」
  • 「平日の10時から16時までの勤務を希望します」このように書くことで、採用担当者はシフト組みのイメージができ、採用の確率が高まります。

3. 志望動機は「条件+意欲」で

「家が近いから」という理由は立派な志望動機ですが、それだけでは熱意が伝わりません。「自宅から近く長く勤務できるため志望しました。前職の経験を活かし、即戦力として貢献したいと考えております」といったように、条件と意欲をセットで伝えるのがベストです。

履歴書は、あなたのキャリアを相手に分かりやすく伝えるためのツールです。雇用形態に関わらず、経験してきた事実に自信を持ち、読み手にとって親切な書き方を心がけることが、書類選考突破への第一歩となります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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