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書類選考の「10日以内」という期間の正しい解釈と連絡が遅い場合の対処法

keireki0530
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転職活動において求人に応募した際、選考結果の通知について「書類選考通過者には10日以内に連絡します」や「選考結果は10日程度で通知します」といった記載を目にすることがよくあります。この「10日」という期間は選考における一つの区切りとなりますが、実際に連絡を待っていると、日数の数え方や期限を過ぎた場合の判断に迷うことが多いものです。ここでは書類選考における「10日以内」という期間の正しい捉え方や、連絡がギリギリになる理由、そして期限を過ぎても連絡がない場合の適切な対応について詳しく解説します。

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「10日以内」の正しい数え方と営業日ベースという考え方

企業が提示する「10日以内」という期間には、実は解釈の幅が存在します。多くの求職者はカレンダー通りの日数でカウントしがちですが、ビジネスシーンにおいては「営業日」で計算することが一般的です。営業日とは土日祝日や企業の休業日を除いた、会社が実際に稼働している日のことを指します。

例えば金曜日に応募書類を送付した場合、カレンダー通りであれば翌週の日曜日が10日目となります。しかし完全週休2日制(土日休み)の企業であれば、土日はカウントされません。そのため営業日ベースで計算すると、翌々週の金曜日あたりまでが「10日以内」の範疇に含まれることになります。実質的には2週間近くかかる計算になるため、カレンダー上の10日が過ぎても連絡がないからといって、即座に期限切れや不採用と判断するのは早計です。まずは企業の休業日を考慮して日数を数え直し、まだ期間内ではないかを確認することが大切です。

連絡が10日ギリギリや遅くなる場合に考えられる企業側の事情

期限である10日が近づいても連絡が来ないと不安になりますが、企業側にも連絡が遅れてしまう事情がいくつか存在します。決して放置されているわけではなく、選考が進んでいるからこそ時間がかかっているケースも多々あります。最も多い理由は、応募者が想定以上に殺到し、書類確認作業が追いついていない状況です。特に人気企業や好条件の求人では、採用担当者が通常業務と並行して数百通の書類を確認するため、どうしても物理的な時間を要します。

また、社内での合否判断に迷っている「保留」の状態である可能性もあります。合格ラインのボーダー上にいる応募者に対して、他の候補者の応募状況を見極めてから判断したいという意図で、あえて期限ギリギリまで連絡を待っているケースです。さらに、面接官となる現場責任者のスケジュール調整がつかず、面接日程の候補を挙げるのに手間取っている場合もあります。このように連絡が遅い背景には、事務的な遅延や慎重な検討が含まれており、必ずしもネガティブな理由ばかりではありません。

期限を過ぎても連絡がない場合に不採用と判断する基準

営業日で換算しても10日を過ぎ、かつ何のアクションもない場合は、状況を冷静に見極める必要があります。まず確認すべきは募集要項の記載内容です。「合格者のみに連絡いたします」という条件になっていないでしょうか。この記載がある場合は、指定された期間を過ぎた時点で不採用が確定します。

そのような記載がない場合でも、期限を大幅に過ぎて連絡がない状態は、いわゆる「サイレントお祈り(連絡なしで不採用)」である可能性が高まります。企業によっては不採用通知を送る事務コストを削減するため、あるいはトラブルを回避するために、不採用者への連絡を行わない方針をとっているところがあります。ただし、稀に担当者の急病やシステムトラブルなどで連絡が漏れている可能性もあるため、どうしても志望度が高い企業であれば、諦める前に一度問い合わせをしてみる価値はあります。

状況を確認するための問い合わせメールのマナーとタイミング

約束の期日である10日(営業日換算)を過ぎても連絡がなく、次の行動に支障が出る場合は、企業へ問い合わせを行っても失礼にはあたりません。ただしタイミングには配慮が必要です。期限当日の問い合わせは「せっかちな人」という印象を与えかねないため、期限から2日から3日程度待ってから連絡するのがマナーです。郵便事情や担当者の不在などを考慮する余裕を見せることで、心象を悪くせずに済みます。

問い合わせは電話ではなくメールで行います。件名は「書類選考結果のお問い合わせ(氏名)」とし、本文では「〇月〇日に応募いたしました〇〇と申します。その節は応募書類を受領いただきありがとうございました。選考結果のご連絡につきまして、10日程度を目安と伺っておりましたので、現在の選考状況を確認させていただきたくご連絡いたしました」と丁寧に伝えます。その上で「もし行き違いでご連絡をいただいておりましたら、ご容赦いただけますようお願い申し上げます」とクッション言葉を添えることが重要です。催促ではなく、あくまで確認であるというスタンスを保つことが大切です。

結果待ちの期間を無駄にせず転職活動を前に進める姿勢

問い合わせメールを送ったとしても、すぐに返信が来るとは限りません。連絡が来ない期間をただ不安に過ごすのは時間の無駄になってしまいます。この期間を有効活用するためには、一社の結果に執着しすぎないことが重要です。連絡がないということは、まだ縁が決まっていない状態に過ぎません。

待っている間に、並行して他の企業の求人を探し応募を進めたり、今回の応募書類の内容を振り返ってブラッシュアップしたりすることで、リスクヘッジを行うことができます。もし10日待った企業が不採用だったとしても、他に選考が進んでいる企業があれば精神的な余裕を保つことができます。連絡が来ないこと自体を一つの結果として受け止め、気持ちを切り替えて次の行動を起こし続ける姿勢が、納得のいく転職を実現するための近道となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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