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看護師の転職。履歴書の「本人希望欄」の書き方と注意点

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転職における履歴書の本人希望欄の役割

転職活動において履歴書を作成する際、「本人希望欄」という項目に何を記載すべきか、悩まれる看護師の方は少なくありません。本人希望欄は、応募者が企業(病院・施設)に対して、入社にあたり「絶対に譲れない条件」を伝えるための重要な項目であります。看護師の勤務形態は、日勤のみ、夜勤あり、二交代制、三交代制、時短勤務など非常に多様であります。そのため、入社後のミスマッチを防ぎ、長期的に安定して勤務するためにも、この欄を適切に活用することが重要となります。

看護師が本人希望欄に記載すべきこと(1)希望する診療科や部門

応募先の病院や施設が、複数の診療科や部門(病棟、外来、手術室、訪問看護など)で同時に看護師を募集している場合がございます。その中で、自身がこれまでの経験を活かして、あるいは新たなキャリアとして、どの分野での勤務を強く希望するのかを明記することは有効であります。これにより、配属のミスマッチを防ぎ、自身のキャリアプランとの整合性を示すことができます。例えば、「〇〇科病棟での〇年間の経験を活かし、貴院(御院)の〇〇(希望診療科)での勤務を希望いたします。」といった形で記載します。

看護師が本人希望欄に記載すべきこと(2)勤務条件(勤務形態)

看護師特有の勤務形態(夜勤、オンコールなど)について、育児や介護といった家庭の事情により、どうしても対応が難しい(譲れない)条件がある場合は、その事実と理由を簡潔に記載することが必要であります。例えば、「育児のため、日勤のみの勤務を希望いたします。」や、「家族の介護の都合により、夜勤は月〇回までを希望いたします。」といった形です。ただし、勤務条件をあまりに厳しく制限しすぎると、応募可能な求人の幅が狭まったり、選考で不利になったりする可能性もゼロではありません。そのため、記載するのは、あくまで「絶対に譲れない条件」のみに留めることが賢明であります。

本人希望欄に記載すべきでない項目(給与・待遇)

一方で、給与(希望年収、月収)、賞与(ボーナス)、休日休暇の詳細、福利厚生といった「待遇面」に関する希望は、履歴書の本人希望欄に詳細に記載することは一般的ではございません。これらの条件は、書類選考の段階ではなく、選考が進んだ後の面接や、内定後の条件面談といった場で、採用担当者と「交渉」すべき内容であります。書類選考の段階で待遇面に関する希望ばかりを強調すると、採用担当者に「条件面ばかりを気にする人」といった、マイナスの印象を与えてしまう可能性もございます。

特に希望がない場合の適切な書き方

応募する診療科や勤務形態について、募集要項に記載されている条件で全く問題がない、つまり「特に譲れない条件がない」場合も多くあるでしょう。その際、本人希望欄を空欄にしたり、「特になし」と記載したりすることは、意欲が低いと受け取られる可能性もあるため、避けるのが賢明であります。このような場合は、「貴院(御院)の規定に従います。」と記載するのが、協調性を示す上で最も一般的で適切な書き方であります。

本人希望欄のその他の活用法(連絡・入社可能日)

本人希望欄は、譲れない条件以外にも、選考プロセスを円滑に進めるための「連絡事項」を伝えるためにも活用できます。例えば、現在も在職中であり、現職の業務時間中に電話連絡が難しい場合(例。「日中は業務中のため、ご連絡は〇時以降、またはメールにていただけますと幸いです。」)や、入社可能な時期について目安がある場合(例。「現職(前職)の引き継ぎのため、〇〇年〇月〇日以降の入社が可能です。」)などです。

自身の状況を誠実に伝えることの重要性

履歴書の本人希望欄は、自身の状況を誠実に伝え、入社後のミスマッチを防ぐための重要な項目であります。譲れない条件は正直に、しかし配慮を持って記載し、待遇面などの交渉すべき項目は書かない、というメリハリが大切であります。自身の希望と、応募先(病院・施設)の規定とのバランスを考慮し、適切に活用することが求められます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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