職務経歴書における「退職予定」の記載方法
転職活動を在職中に行う場合、応募書類である職務経歴書に現在の状況をどのように記載すべきか、悩む方もいらっしゃるかもしれません。ご自身の状況を応募先企業に正確に伝えることは、その後の選考プロセスをスムーズに進める上で非常に重要であります。
基本的な記載方法「在職中」
まず、現在もその企業に勤務している場合、職務経歴書の職歴欄には、最後の勤務先の入社年月日の後に「現在に至る」または「在職中」と記載するのが基本であります。これにより、採用担当者はご自身が現在も就業中であることを把握できます。
退職予定日が確定している場合の書き方
既に退職交渉が進んでおり、最終出社日や退職日が具体的に確定している場合は、その旨を職務経歴書に明記することが推奨されます。「現在に至る(〇年〇月末 退職予定)」といった形で、確定した日付を書き加えます。この情報を記載することで、採用担当者はご自身の「入社可能時期」を具体的にイメージできるため、選考がよりスムーズに進む可能性があります。
退職予定日が未定(交渉中)の場合
まだ具体的な退職日は決まっていないものの、内定が出た場合には速やかに退職交渉を開始する意思がある、という状況も多くあります。この場合、職務経歴書本体には無理に「退職予定」と記載せず、「在職中」とだけ記すのが一般的であります。
入社可能時期を補足する方法
退職予定日が未定であっても、ご自身の入社可能時期の目安を伝えたい場合は、職務経歴書の「本人希望欄」(履歴書の場合)や、自己PRの最後などで補足する方法もあります。例えば、「内定をいただいた場合、現職との調整の上、〇ヶ月程度(または〇週間程度)での入社が可能です」といった形で、目安となる期間を示すことができます。
採用担当者への正確な情報提供
在職中の転職活動において、ご自身が入社できる時期(退職予定時期)は、採用担当者が内定を出す上で非常に重要な判断材料の一つであります。ご自身の状況を正確に、かつ誠実に伝えることが、応募先企業との信頼関係を築き、円滑な転職活動を進めるための鍵となります。





