職務経歴書の様式・厚生労働省推奨テンプレートの活用

職務経歴書作成と公的様式の活用

転職活動において、職務経歴書はご自身のキャリアを示す重要な書類です。その作成にあたり、どのような形式（フォーマット）で書くべきか悩む方も少なくありません。決まった形式がないからこそ、読みやすく整理された様式を選ぶことが大切です。その選択肢の一つとして、厚生労働省などが推奨する公的な職務経歴書の様式があります。

厚生労働省様式（テンプレート）とは

厚生労働省や、その関連機関であるハローワークのウェブサイトでは、転職活動に役立つ様々な情報を提供しています。その一環として、職務経歴書の書き方のアドバイスと共に、参考となる様式（テンプレート）が紹介されていることがあります。これらは、必要な項目が網羅された標準的な形式であり、初めて職務経歴書を作成する方や、どのような形式でまとめるべきか迷っている方にとって、信頼できる一つの基準となります。

ワード（Word）形式でのダウンロードと編集

これらの推奨様式は、多くの場合、パソコンで編集しやすいファイル形式で提供されています。特に、ビジネス文書として一般的なマイクロソフト社のワード（Word）形式でダウンロードできるものは、多くの方にとって利便性が高いものです。ワード形式で様式をダウンロードできれば、ご自身のパソコンで内容を追記・修正することが容易であり、レイアウトの微調整も可能となります。

テンプレート利用の利点と注意点

厚生労働省推奨の様式などをダウンロードして利用する最大の利点は、書類の「型」に悩む時間を短縮し、最も重要な「内容」の充実に集中できる点にあります。公的な様式は、奇をてらわない標準的なレイアウトであるため、どのような企業の採用担当者に対しても、安心して提出できるという側面もあります。

重要なのは様式の中身

ただし、様式（テンプレート）は、あくまでご自身の経験を盛り込むための「器」に過ぎません。ダウンロードしたワードファイルに、ご自身のこれまでの具体的な業務内容、工夫した点、そして実績をどれだけ詳細に、かつ分かりやすく落とし込めるかが、書類選考を通過する上で最も重要です。様式を活用しつつも、ご自身の強みが明確に伝わる内容を心掛けてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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