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履歴書の「ラテン語」。その希少価値を「強み」に変える書き方

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転職(中途採用)で「ラテン語」はアピールになるか

転職活動で履歴書を作成する際、「ラテン語(Lingua Latīna)」の学習経験をどう書けばよいか、悩む方は少なくありません。「TOEICや英検のように、一般的な資格試験がない」「ビジネスで使うわけではない古典語を書いて、意味があるのか」と不安に思うのは当然のことです。

しかし、結論から言いますと、ラテン語のスキルは、現代の転職市場において「非常に希少(きしょう)価値が高く、他者と圧倒的な差別化が図れる」強力な武器です。

採用担当者は、ラテン語そのものを「実務スキル」として求めているわけではありません。

採用担当者が強い関心を抱くのは、**「なぜ、そんなに難しい(=教材の少ない)言語を学んだのか」という、あなたの「人間性」や「ポテンシャル」です。

それは、あなたの「探究心」「継続力」、そして特に「論理的思考能力」**を証明する、何よりの証拠となります。

ここでは、あなたの「ラテン語」スキルを、採用担当者に「強み」として正しく伝えるための、履歴書の書き方を詳しく解説します。


1. 履歴書の「どこに」ラテン語スキルを書くか

アピールの仕方によって、記載するのに最適な場所が異なります。

1. 「免許・資格」欄

もし、大学で「西洋古典学」や「文献学」などを専攻し、単位として正式に習得している場合は、学歴欄の「〇〇学科 専攻」で示すことができます。

2. 「趣味・特技」欄

「特技」として、あなたの人柄や継続力をアピールする場所として有効です。「特になし」と書くより、遥(はる)かに強い印象(知的好奇心、継続力)を残せます。

3. 「自己PR」欄(最も推奨)

そのスキルを「強み」として戦略的にアピールしたい場合は、この欄が最適です。

スキルの「レベル感」だけでなく、「なぜ学んだのか(目的)」や「どう仕事に活かせるか(貢献)」を、具体的なエピソードと共にアピールできます。


2. 【最重要】「レベル感」を具体的に示す書き方

履歴書において、最もNGなのは「ラテン語ができます」とだけ書いてしまうことです。これでは、採用担当者はあなたのレベル(日常会話なのか、読解なのか)を全く判断できません。

公的な資格が日本で一般的でない分、ご自身の「技能レベル」を、客観的な言葉で具体的に説明する必要があります。

避けるべきNGな書き方(曖昧)

  • (NG例):特技:ラテン語
  • (NG例):ラテン語が話せます

評価されるOKな書き方(レベルを具体的に補足)

  • (OK例1):ラテン語(基礎文法の読解が可能)
  • (OK例2):ラテン語(〇〇(原典名)の読解・翻訳が可能)
  • (OK例3):大学にてラテン語(または、西洋古典学)を専攻
  • (OK例4):ラテン語(〇年間学習を継続)

3. ラテン語の経験を「ビジネススキル」に“翻訳”する

採用担当者が知りたいのは、ラテン語のスキルそのものよりも、その「希少な言語」を習得したあなたの「人間性」や「ポテンシャル」です。

「自己PR」欄などで、以下の「強み」に翻訳してアピールしましょう。

強み1:探究心・主体性

まず、「なぜ、ラテン語を?」という疑問への答えです。「物事の根源(ルーツ)」に興味を持ち、自ら学んだ姿勢は「主体性」のアピールになります。

強み2:継続力・忍耐力

日本国内では、ラテン語の学習教材や環境は非常に限られています。それを習得した(または、学習を継続している)という事実は、「困難な目標にも、諦(あきら)めずに取り組める」という「継続力」の最強の証(あかし)です。

強み3:論理的思考能力(これが最強のアピール)

ラテン語の文法は、非常に複雑で、数学的・体系的(システマティック)であることで知られています。

この難解な文法ルールを理解し、使いこなすプロセスは、プログラミング言語の習得や、法務・経理の複雑なルールを理解するプロセスと非常によく似ています。

これは、あなたの**「論理的思考力」や「分析力」**を証明する、強力なアピールとなります。


4. 【例文】履歴書への具体的な書き方

ご自身のレベルや、アピールしたい「強み」に合わせて使い分けましょう。

例文1:「特技」欄で、簡潔に「継続力」をアピールする場合

【特技】

ラテン語

(補足:大学時代に西洋哲学に興味を持ち、〇年間学習を継続しています。基礎文法の読解が可能です。この継続力は、貴社の〇〇業務でも活かせると考えます。)

例文2:「自己PR」欄で、「探究心・継続力」をアピールする場合

【自己PR】

私の強みは、困難な目標にも継続して取り組む**『探究心』です。

学生時代に〇〇(きっかけ)からラテン語に興味を持ち、日本国内では教材が少ない中、独学で学習を〇年間継続しています。

この「主体的に学び続ける姿勢」と、目標達成までのプロセスを工夫する「継続力」**は、貴社の〇〇(応募職種)においても、新しい知識の習得や、困難な課題への取り組みの面で必ず役立つと考えます。

例文3:「自己PR」欄で、「論理的思考力」をアピールする場合(IT・企画職向け)

【自己PR】

私の強みは**『論理的思考能力』です。

私は大学時代にラテン語を専攻し、その非常に複雑で体系的な文法ルールを学びました。数学の証明問題を解くように、複雑なルールを一つひとつ理解し、体系的に組み立てていくプロセスは、業務における「課題の分析」や「論理的な解決策の構築」にも通じるものがあります。

この『論理的思考力』**は、貴社の〇〇(例:プログラマー、企画職)においても必ず役立つと考えます。


5. 結論。ラテン語は「希少性」と「論理性」の最強の証

採用担当者は、ラテン語のスキルそのものだけでなく、**「なぜ、そんなに習得が困難な言語を学んだのか(目的意識)」「どうやって学んだのか(継続力・論理的思考)」**に、応募者としての人格的な強さを感じ取ります。

応募先の業務と直接関係がなくても、それは「他人と違う、オンリーワンの武器」であり、あなたの「知的好奇心」や「論理的思考力」を証明する、何よりの証拠です。

資格がないからと謙遜(けんそん)せず、ご自身の「レベル感」と「熱意」を具体的に示し、自信を持ってアピールしましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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