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履歴書の「イタリア語」。転職で評価される正しい書き方とアピール術

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転職(中途採用)で「イタリア語」はアピールになるか

転職活動で履歴書を作成する際、「イタリア語」の学習経験や実務経験をどう書けばよいか、悩む方は少なくありません。「TOEICや英検のように、一般的な資格試験がない」「どう書けばアピールになるのか」と不安に思うのは当然のことです。

しかし、結論から言いますと、イタリア語のスキルは、現代の転職市場において「非常に希少(きしょう)価値が高く、他者と圧倒的な差別化が図れる」強力な武器です。

英語や中国語のように「できる人」が多すぎないため、あなたの「オンリーワン」の強みとなり得ます。

採用担当者は、そのスキル自体だけでなく、**「なぜ、その言語を学んだのか」という「探究心」や「継続力」**にも、応募者としての人格的な強さとして、強い関心を抱きます。

特に、ファッション、アパレル、高級ブランド、食品、自動車、観光、製造業など、イタリアと関わりの深い業界では、即戦力として高く評価される可能性があります。

ここでは、あなたの「イタリア語」スキルを、採用担当者に「強み」として正しく伝えるための、履歴書の書き方を詳しく解説します。


1. 履歴書の「どこに」イタリア語スキルを書くか

アピールの仕方によって、記載するのに最適な場所が異なります。

1. 「免許・資格」欄

(客観的な資格・検定を持っている場合)

これが、あなたのスキルを客観的に証明する最も強力な場所です。「実用イタリア語検定試験(伊検)」や、「CILS」「PLIDA」といった国際的な認定資格を持っている場合は、ここに記載します。

2. 「自己PR」欄

(資格はないが、実務経験や留学経験がある場合)

資格はなくても、実務(仕事)で使っていた、あるいは留学・在住経験がある場合、この欄で「どのレベルで使えるのか」を具体的にアピールするのが最適です。

3. 「趣味・特技」欄

まだ学習の初期段階であったり、趣味として学んでいたりする場合でも、「特技」として記載することは有効です。「特になし」と書くより、遥(はる)かに強い印象(知的好奇心、継続力)を残せます。


2. 【最重要】「免許・資格」欄への正しい書き方

履歴書は公的な応募書類です。「免許・資格」欄には、略称ではなく**「正式名称」**で記載するのがビジネスマナーです。

NGな書き方(略称)

  • (NG例):伊検 2級
  • (NG例):CILS C1

OKな書き方(正式名称)

「試験」に合格した場合は**「合格」、特定のレベルを「認定」されたり、スコアを「取得」したりした場合は「取得」または「認定」**という言葉を使います。

【正しい記載例:実用イタリア語検定(伊検)】

(※NPO法人 イタリア語検定協会が主催する、日本国内の検定です)

〇〇年〇月 実用イタリア語検定試験 2級 合格

【正しい記載例:CILS(チルス)】

(※シエナ外国人大学が主催する、イタリア政府認定の国家資格です)

〇〇年〇月 CILS(シエナ外国人大学イタリア語認定資格) C1レベル 認定

(または、「CILS C1 取得」と簡潔に記載しても構いません)

【正しい記載例:PLIDA(プリーダ)】

(※ダンテ・アリギエーリ協会が主催する、イタリア外務省認定の資格です)

〇〇年〇月 PLIDA(ダンテ・アリギエーリ協会イタリア語認定資格) B2レベル 認定


3. 「資格はない」が「スキルはある」場合の書き方

資格を持っていなくても、実務(仕事)で使っていた経験は、資格以上に高く評価されます。

この場合は、「免許・資格」欄ではなく、「自己PR」欄や**「職務経歴書」**で、具体的にアピールします。

採用担当者が知りたいのは、「どのレベルで使えるのか」です。「イタリア語ができます」とだけ書くのはNGです。

「レベル感」を具体的に示す(例文)

  • (レベル:ビジネス)「イタリア語(ビジネスレベル:現地法人との交渉・通訳、仕様書の翻訳が可能)」
  • (レベル:実務)「イタリア語(実務レベル:Eメールでのコレポン、日常会話での電話応対が可能)」
  • (レベル:経験)「イタリア・〇〇(地名)にて〇年間の在住(留学)経験あり」

4. 「自己PR」欄でのアピール例文

イタリア語の経験を、あなたの「強み」として「翻訳」する書き方です。

例文1:ファッション・商社など(実務経験者)

【自己PR】

私の強みは、**イタリア語のスキル(CILS C1)を活かした『調整力』**です。

前職(〇〇業)では、イタリア本国のデザイナーや工場との連絡調整を担当しました。仕様書の翻訳業務に加え、専門の通訳が不在の際にはWeb会議での交渉も行い、文化的な背景の違いを考慮したコミュニケーションを心がけた結果、プロジェクトの納期短縮(または、コスト〇%削減)に貢献しました。

例文2:異業種への転職(継続力をアピール)

【自己PR】

私の強みは、困難な目標にも継続して取り組む**『探究心』です。

学生時代に〇〇(きっかけ)からイタリアの文化に興味を持ち、独学でイタリア語の学習を開始しました。日本国内では教材が少ない中、オンラインレッスンなども活用し、〇年間学習を継続した結果、〇〇(資格名)を取得しました。

この「主体的に学び続ける姿勢」と「継続力」**は、貴社の〇〇(応募職種)においても、新しい知識の習得や、困難な課題への取り組みの面で必ず役立つと考えます。


5. 現在「勉強中」の場合のアピール方法

「免許・資格」欄は、すでに取得したものを記載する欄です。

もし、現在応募先の業務に関連するイタリア語の取得に向けて勉強中である場合は、その「熱意」と「学習意欲」をアピールするために、履歴書下部の**「本人希望欄」や「自己PR」欄**を活用します。

(本人希望欄や自己PR欄での例文)

  • 「現在、貴社の業務に活かすため、実用イタリア語検定試験〇級の取得に向け勉強中です。(〇月受験予定)」

6. 結論。イタリア語は「希少性」と「継続力」の最強の証

採用担当者は、イタリア語のスキルそのものだけでなく、**「なぜ、その言語を学んだのか(目的意識)」「どうやって学んだのか(継続力・主体性)」**に、応募者としての人格的な強さを感じ取ります。

応募先の業務と直接関係がなくても、それは「他人と違う、オンリーワンの武器」であり、あなたの「知的好奇心」や「継続力」を証明する、何よりの証拠です。

資格がないからと謙遜(けんそん)せず、ご自身の「レベル感」と「熱意」を具体的に示し、自信を持ってアピールしましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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