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履歴書の「ベトナム語」スキル。転職で評価される正しい書き方とアピール術

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転職(中途採用)で「ベトナム語」スキルはアピールになるか

転職活動で履歴書を作成する際、「ベトナム語」の学習経験や実務経験をどう書けばよいか、悩む方は少なくありません。「英語(TOEIC)ほど一般的ではないが、アピールになるのだろうか?」と不安に思うのは当然のことです。

しかし、結論から言いますと、ベトナム語のスキルは、現代の転職市場において「非常に希少(きしょう)価値が高く、強力な武器」となり得ます。

近年、多くの日本企業がベトナムを「生産拠点」や「ITオフショア開発先」、あるいは「有望な市場」として注目し、進出を加速させています。

そのため、製造業、IT業界、商社、建設業、観光業など、幅広い業界で「日本語とベトナム語の橋渡しができる人材」の需要が急速に高まっています。

採用担当者は、あなたの「ベトナム語スキル」を、他者にはない「専門性」として高く評価する可能性があります。


1. 【最重要】「免許・資格」欄への正しい書き方

あなたのベトナム語スキルを、採用担当者に客観的に証明する最も強力な方法が「資格」です。

履歴書は公的な応募書類ですので、「略称」は使わず**「正式名称」**で記載するのがビジネスマナーです。

資格の例:実用ベトナム語技能検定試験

日本でベトナム語の能力を証明する資格として、日本ベトナム友好協会が主催する「実用ベトナム語技能検定試験」が一般的です。

  • 語尾:検定試験ですので、**「合格(ごうかく)」**という言葉を使います。
  • 日付:お手持ちの「合格証書」に記載されている「年月日」を正確に転記します。(※年号は、履歴書全体で西暦か和暦かに統一します)

【正しい記載例】

〇〇年〇月 実用ベトナム語技能検定試験 準2級 合格


2. 履歴書に「何級から」書くべきか?

「実用ベトナム語技能検定試験」は、準6級(初級)から1級(最上級)まであります。

「低い級だから書かない方が良い」ということはありません。「特になし」と書くより、学習意欲を示す上で遥(はる)かに効果的です。

  • 1級・準2級・2級→ 高度な通訳・翻訳レベル。非常に強力なアピールになります。
  • 3級・4級→ ビジネスシーンでの活用(メール、簡単な会話)が期待できるレベル。専門職でなくても、十分なアピールポイントです。
  • 5級・6級・準6級→ 基礎知識を学んだ証(あかし)となります。「現在、上位級を目指して学習中」といった補足(後述)と組み合わせると、あなたの「将来性」や「学習意欲」を伝えることができます。

3. 「資格はない」が「実務経験」がある場合の書き方

資格を持っていなくても、実務(仕事)でベトナム語を使っていた経験は、資格以上に高く評価されます。

この場合は、「免許・資格」欄ではなく、「自己PR」欄や、セットで提出する**「職務経歴書」**で、具体的にアピールします。

「レベル感」を具体的に示す

採用担当者が知りたいのは、「どのレベルで使えるのか」です。「ベトナム語ができます」とだけ書くのはNGです。

(レベル感の目安)

  • ビジネスレベル:会議での通訳、仕様書の翻訳、現地スタッフとの交渉・調整が可能
  • 日常会話レベル:現地スタッフとの簡単なコミュニケーション、メールの読み書きが可能

自己PR欄での書き方(例文)

【例文1:製造業・品質管理 応募】

「前職の品質管理業務において、ベトナムの製造拠点との連携を担当しました。

当初は通訳を介していましたが、業務効率化のためベトナム語の学習を開始。日常会話レベルのスキルを習得し、現地スタッフと直接コミュニケーションを取ることで、不良品の原因特定と改善提案を迅速に行えるようになり、不良品率を〇%改善しました。

貴社のベトナム工場においても、この『語学力』と『品質管理スキル』で貢献できると考えます。」

【例文2:IT・ブリッジSE 応募】

「私の強みは、〇〇(プログラミング言語)の技術スキルと、ビジネスレベルのベトナム語(実用ベトナム語技能検定試験〇級)です。

ベトナムのオフショア開発チームとのブリッジSEとして、仕様書の翻訳から進捗管理、現地エンジニアとの技術的な質疑応答までを一貫して担当しました。

貴社の〇〇(プロジェクト)においても、開発の橋渡し役として即戦力となります。」


4. 現在「勉強中」の場合のアピール方法

「免許・資格」欄は、すでに取得したものを記載する欄です。

もし、現在応募先の業務に関連するベトナム語の取得に向けて勉強中である場合は、その「熱意」と「学習意欲」をアピールするために、履歴書下部の**「本人希望欄」や「自己PR」欄**を活用します。

(本人希望欄や自己PR欄での例文)

  • 「現在、貴社のASEAN展開(またはベトナム拠点)に貢献するため、実用ベトナム語技能検定試験〇級の取得に向け勉強中です。(〇月受験予定)」

5. 結論。ベトナム語は「希少価値」のある強力な武器

英語(TOEIC)のハイスコアを持つ応募者は多くいますが、「ベトナム語」のスキルを持つ人材は、転職市場において非常に「希少価値」が高いです。

たとえ基礎的なレベルであっても、その「学習意欲」や「異文化への関心」は、採用担当者にとって魅力的な「ポテンシャル(将来性)」と映ります。

履歴書には「正式名称」で資格を正しく記載し、自己PR欄や職務経歴書で「そのスキルを、入社後にどう活かして貢献できるか」を具体的にアピールしましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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